イヌマキの花
■イヌマキの花:
イヌマキは雌雄異株です。雄株に雄花が、雌株に雌花が咲きます。
先に、たまたま雄株の雄花を目にしたので、あらためて自宅の雌株の雌花を観察。
これまで一度も記録したことがありませんでした。
●雄花:
先に見かけた雄株は、前年枝に黄色く見える穂状の雄花序を多数つけて、花序には雄花が密集しています。
●雌花:
一方、雌株の新梢につく雌花は非常に小さく地味で、目を凝らして探さないと見つけられないほど。
今回撮影した画像です。
その姿は画像の中央に3個写っているように、珍妙な形をしています。
※イヌマキ(マキ科マキ属):
単にマキともいう雌雄異株の常緑針葉高木。
葉は革質の広線形で、いわゆる針葉樹の葉には見えない形。
雄花は前年枝に多数ついた穂状の雄花序に密集してつき、黄色です。
雌花は新梢につき、1cmほどの柄の先に小さな包葉があり、中の1つが伸び、その先端部に胚珠がある。
胚珠部分は膨らんで青緑色の種子となり白い粉を吹く。
また、その基部(花床)も丸く膨らみ、完熟すると暗紫色の食べられる偽果になる。
全体としては緑と赤~紫色の団子の串刺のような姿になる。
鳥などがこの花床を食べるときに種子散布が起こると考えられている。
花期は5~6月、分布は本州(関東地方南部以西)、四国、九州。
・参照:
http://www.geocities.jp/kinomemocho/sanpo_inumaki.html
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