アジアイトトンボ
6月下旬くらいから、少数ながら、池端の水際で目にするようになったアジアイトトンボ。
見かけたのは、草地グランドから1段下がった砂利敷きの草地で、イヌタデなどの雑草が伸びはじめた場所。
不安定な天候が続いてきたせいで、一部が水没して浅い水溜まりになっていました。
そして水面から出ている草の茎にとまった交尾中のカップルや、交尾を解いて水面に浮いたり浅く浸かったりした葉に産卵している複数の♀を見かけました。
・のぞいていたファインダーに突然、水色のきれいな個体が飛び込んできたのでシャッターを押したのですが、全体がピンぼけ。
水色の個体はアジアイトトンボの♂ではなく、セスジイトトンボ♂などのようです。
産卵行動が見られた水溜まりは、早晩干上がってしまうので、繁殖行動は無駄になるのですが・・・・・・
・アジアイトトンボの♀は連結を解いた後に単独で産卵します。
多くは午後3~4時頃、水面近くや水面に浮いている植物組織内に産卵管を刺して産卵します。
※アジアイトトンボ:
大きさ24~34mmで、イトトンボの仲間では一番小さい部類。
♂は胸部が黄緑色で腹部第9節が青色。
♀(成熟)は、胸部が緑褐色。未成熟♀の胸部はオレンジ色。
おもに平地~丘陵地の、水生植物の多い池沼や湿地、水田などで普通に見られる。
出現時期は4~11月、分布は日本各地。
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