ウスムラサキシマメイガ
●ウスムラサキシマメイガ(メイガ科シマメイガ亜科):
去る8月8日、玄関照明に来たのでしょうか、台風13号の影響が現れ始めて小雨と冷たい風の吹く朝方、小さな紫色のガが、玄関先に止まっていました。
翅の模様ははっきりしませんが、”絵合わせ”ではアカシマメイガやトビイロシマメイガなどにも似ていましたが、素人目に一番似ていると思う「ウスムラサキシマメイガ」としました。
※ウスムラサキシマメイガ(メイガ科シマメイガ亜科):
前翅長6㎜。 成虫出現時期は4、7、10月(年3回)、分布は本州、四国、九州。
以下は余談です:
今回の個体と関係があるのかどうか分かりませんが、
「 ウスムラサキシマメイガ」成虫は「セグロアシナガバチ」の巣*上に産卵して寄生するという生態を有しています。
孵化した幼虫は巣内に侵入して、セグロアシナガバチの蛹や幼虫を食べながら成長して蛹になり、羽化・成虫として巣外に出てくるのだそうです。
全ての蛹が成虫として出てきた後の巣は当然ボロボロになっています。
毎年わが家にも、カーポートの桟や、積み上げている品物の隙間などにセグロアシナガバチが巣を作り、晴れて暑い日には水を呑みにやって来ます。
先日、カーポートの隅に作られていた小さな巣を除去しましたが、中は既に空っぽになっていました。
■わが家で見かけたセグロアシナガバチ巣の1例(再掲):
https://kuromedaka-saitama.cocolog-nifty.com/blog/2016/08/post-ed2c.html
■外観が少し似た雰囲気の「ウスベニトガリメイガ」の記録がありました(再掲)。
全体的に紫紅色で、前翅と後翅の中央に黄色い横帯があります。
https://kuromedaka-saitama.cocolog-nifty.com/blog/2015/07/post-2801.html
| 固定リンク
「昆虫」カテゴリの記事
- モンキチョウ(2021.02.22)
- ナナホシテントウ(2021.02.06)
- 越冬中のキタテハ(2021.01.28)
- ヤノナミガタチビタマムシ、フサヤスデの仲間(2021.01.14)
- ツバメシジミ、キチョウその他(2020.12.12)