オグルマ結実(痩果)
先に観察していた刈り残しのオグルマの一部が、さいわいまだそのまま残って結実していました。
●オグルマの結実(痩果):
・まだ葉や茎、総苞などには緑色が残っていて、舌状花や筒状花が茶色に枯れた頭花を付けた株が何本かありました。
・その筒状花の先端部分を少し摘んで指先でほぐしてみると、まだ未熟という印象ながら、痩果が出来ていました。
・少し離れたところに残っていた数株では、葉や茎、総苞は茶色に枯れて(茎は木質化してとても硬くなっていて)、頭花の舌状花および筒状花(の花がら)は全て脱落し、その跡に痩果の白い冠毛がびっしり詰まった綿毛の”白色頭花”になっていました。
・みるみるうちに白い冠毛が広がって、その基部に種がある「綿毛の種」が出来上がっていることがわかりました。
痩果は、大きさ約1mmの種に約5mmの冠毛が付いた綿毛の種/果実です。
綿毛の種はとても多数あり、風に乗って飛散し分布域を広げるのでしょう。
(痩果:小さな乾いた果実で、果皮は硬くて裂開せず、中に種子一つがあるもの)
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