7月中旬の公園林縁で/コナラ樹液に集まる昆虫
過去ログです。
異様な暑さの続いていた7月中旬、体温を超えた猛暑日の公園で。
じっと立っているだけでも、汗が噴き出してくる、むせかえるような湿熱に包まれた公園林地。
当然ながら人気は無く、セミの鳴き声なども皆無でした。
樹液を求めて常連の昆虫が集まってくる”樹液酒場”になるコナラの樹表面はカラカラに乾ききっていて、目視した限り、樹液が浸みだしているような割れ目は見当たりません。
その様な状態下にも、樹液を求めて数種の昆虫が集まっていました。
当然ながら個体数は僅かで、また普通は一番幅をきかせて”樹液場”を占拠するスズメバチの仲間の姿はまったくありませんでした。
●樹皮に貼り付くようにしていたアカボシゴマダラ、ゴマダラチョウ、シロテンハナムグリ、ヨツボシオオキスイ。
チョウはいずれも黄色い口吻を伸ばして樹液を吸って(探して?)いる様子でした。
●コムラサキ、ゴマダラチョウ、アカボシゴマダラ、シロテンハナムグリ。
コムラサキも吸汁しているようでした。
●ヒメジャノメ:
こちらは樹液や花に来ることは無く、林間をヒラヒラ飛び回りながら、公園にたむろしている野良猫の糞や、腐った果実などに集まります。
なおその後、やはり暑かった8月が終わる頃まで何回か公園に行きましたが、いずれの姿も見かけることはほとんどありませんでした。
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