チュウサギ、チュウダイサギ、アオサギ
台風21号が猛威をふるって通り過ぎていきました。
過去の経験が大分生かされてきてはいるようですが、まだまだ減災の努力が必要のようです。
・過日のこと。
短時間ながら雷雨が続いたせいで、早くに稲刈りの終わっていた車道沿いの田圃の一枚にはところどころに水溜まりが出来ていました。
その田圃の一番奥の方に、4羽のチュウサギが飛来して餌をついばんでいるのを目にして珍しく”レンズを向けました。
以前なら、必ず、稲刈りが始まった田圃周辺には、コンバインにまとわりつくようにして、稲叢から飛び出してくるバッタやカエルを補食するチュウサギの姿を目にしたことでしたが、一昨年あたりからバッタやカエル、またザリガニなどの姿がめっきり減ったようで、そのような光景が見られなくなっています。
・
今回捕食していたのは、確認できた限りすべてドジョウ。
何が原因でこのような変化が生じているのか・・・
・嘴に絡むほどの大物ドジョウでは呑み込むのに大分手間取っていました。
●アオサギとチュウダイサギ:
同日、雨で少し水位の上がっていた池にはアオサギが1羽、暇そうに佇んでいて、近くにはチュウダイサギが水辺をゆっくり歩きながら餌採りの様子。
しばらく見ていた限り、捕れなかったようでした。
・チュウサギとチュウダイサギの比較:
チュウサギ(左列)では口角(目の下のくちばしが合わさった線)が目の下で止まっているのに対し、チュウダイサギ(右列)の口角は目の後ろまで伸びているのが決め手です。
(なお、名前の通りチュウサギの方がチュウダイサギより小さめで、嘴も首も短めですが、別々にいる時には判定が難しいです。)
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