草叢の昆虫類ビロウドサシガメ、バッタなど、その他
10月半分過ぎても、残念ながら当地は「爽やかな秋晴れ」には巡り合うことが出来ません。
そしてこのところ曇天が続き、気温は冬に向かってまっしぐらかと思うような状況です。
さて、ぼやいていても仕方ありませんが、昔と較べて気象の変調だけではなく、人為的な”環境整備”の作業が繰り返されることによっても、周辺の(植物)植生が徐々に単調になり、またそれに連れて、その環境に棲息する昆虫類などの様相も単調になってきたような気がする昨今です。
9月下旬から10月初旬にかけて、草叢の除草が進行して住み処を追われたバッタなどが、遊歩道のうえに出ているのを目にして撮った写真の羅列です。
●トノサマバッタ:
昔は少々大げさに言えば、バケツに一杯捕れるほどウロウロしていたものでしたが、今シーズンはポツンポツン。
その姿/生態だけは変わらずです。
●イボバッタ:
いつもバックグラウンドに溶け込んで見つけにくいし、撮りにくい、ひたすら地味で小さなバッタです。
前胸背面にイボ状の突起が2つあります。
●ビロウドサシガメ:
草地や林縁の石の下、落ち葉の下、植物の根際などに生息し、小昆虫や多足類を捕らえて食べる地表性のサシガメです。
通常は舗装道路上などに這い出して来ることは稀です。
その他ついでに。
●アキアカネ:
畑の錆びた金属棒に止まっていたもの。
あまり赤くないので♀だったでしょうか。
●ヒカゲチョウ:
なぜだか直射日光の当たるクヌギの樹皮表に静止していた個体。
普通は、名前のとおり、直射日光の当たる場所よりも、林縁の草藪や林内の日陰をひらひら飛んでいる薄茶色の地なチョウです。
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