10月中に見かけた雑草の花など
10月下旬に続いていた晴天のおかげで、月末には田圃周辺に刈り倒されていた雑草や稲田の2番穂などがすっかり乾燥して茶色に変わり始めていました。
そして11月はじめに、あちこちの田圃域でバーナーによる焼却作業が始まり、それに伴う白煙が立ちのぼる風景がしばらく続くようになっています。
通りかかりにその煙が流れてくると息苦しくなることもあるほど。
ともかく、季節がどんどん進むのを実感する昨今です。
現在は、10月中に一斉に元気よく繁殖していた小型の雑草なども、すっかり焼かれて、地上部は姿を消しました。
しかし、ほどなくそのいくつかは冬越しの姿のロゼットとして、裸の地面に貼り付くように再び繁殖を始めます。
元気なものです。
以下は、10月中に田圃道周辺で生えていた顔なじみの小型雑草仲間やその他の雑草です。
【10/5撮影】
●マルバルコウ(橙赤色)とマメアサガオ(白):
【10/13撮影】
●ハナイバナ(ムラサキ科ハナイバナ属):
花が葉と葉の間につくので葉内花。
冬と稲作期間(除草される)をのぞき、畔道や道端、畑などにごくふつうに見られる草丈10~15cmの1~越年草。
茎は細くて上向きの毛があり、基部は地を這う。葉は長さ2~3cm、幅1~2cmの長楕円形~楕円形。
花冠は淡青紫色で直径2~3mmの小さな花をつけています。
花期は3~11月。分布は日本各地。
●ハキダメギク:
●ヤブツルアズキ:
アズキの原種といわれています。
【10/16撮影】
●ハタケゴケの仲間:
●カントウヨメナ:
【10/21撮影】
●オオニシキソウ:
【10/30撮影】
●ノアサガオ:
道端に生えた1本のセイタカアワダチソウに絡みついて伸び上がり、正午を過ぎてもムラ祭色の花は萎れることなく、丈夫でそれなりにきれいな雑草。
●イヌホウズキ:
●アメリカイヌホウズキ:
同じところに混生していた薄青紫色の花を付けていた株で、アメリカイヌホウズキ、と思うのですが・・・
・参考:
ワルナスビ:
一見よく似たワルナスビがあります。葉にも茎にも鋭い棘があり、素手で触るとケガをする、.除草のやっかいな”ワル”です。【8月9日撮影】
【その他、10月下旬の庭で】
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