ヒメイトカメムシ
珍客来訪
●ヒメイトカメムシ:
10月末の朝方、まったくの偶然でしたが、ヒヨドリジョウゴの茎上をゆっくりと移動している一匹のヒメイトカメムシを見つけました。
ちょうど逆光の条件下で、ゴミのようなものが浮き上がって見えたので気がついたものです。
直ぐに、今までも何度かフヨウの葉上などで観察したカメムシの仲間で、ごく普通に分布しているヒメイトカメムシと分かりました。
本種はめずらしいカメムシではありませんが、小さいことなどもあって、なかなか気付かないだけなのですが。
(画像はクリックで拡大します。)
※本種は細長い体形をしたイトカメムシ科の一種。
体長 3.5~4.2mm 。
頭部と胸部は淡茶褐色、腹部は緑色で、
触覚と脚に多数の暗色環状の斑(まだら)模様があり、触覚第4節と各腿節の末端は暗褐色で太く膨らんでいる。
小楯板は暗色で、基部に針状の白い突起が2本ある。
フヨウ、ヒヨドリジョウゴ、キリなどの植物に寄生して、ゆっくりした動作で移動しながら吸汁している。
成虫で越冬。
出現時期は 6~11月、分布は日本各地。
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