ツヤアオカメムシ
●ツヤアオカメムシ(カメムシ科:
珍しく無風で冬晴れになり気温も平年以上に上がった日の午前中、玄関先にひっくり返って落ちていたカメムシ。
死んでいるのかとひっくり返してみると、右側の中、後脚2本が欠損しています。
体色は光沢のあるきれいな緑一色の「ツヤアオカメムシ」で、モゾモゾ動きますが歩き出すまでにはなりません。
“低体温”で動けなかったのでしょうか。
記念撮影後そのままに。
外出から帰った時には姿はありませんでした。
※本種は全身が光沢(艶)がある緑一色のカメムシ。
大きさ(体長) 14~17mm。
成虫はミカン、カキ、モモ、また各種広葉樹の果実などを吸汁する害虫。灯火にもよく飛来する。
幼虫は主にキリ、クワ、スギなどの樹上にいる。
出現時期は4~11月、分布は本州、四国、九州。
・付記:
外観は「艶消しの緑一色のアオクサカメムシ」に似ているが、本種(ツヤアオカメムシ)では光沢があるので判別できる。
またアオクサカメムシには小楯板上端に横一列の小白斑が3つ並んでいるが、ツヤアオマメムシには無いこと、
アオクサカメムシには触角の節に3か所の黒色部があるが、ツヤアオカメムシでは2か所であることなどでも区別確認できる。
・本種はもともと南方系のカメムシだったが、温暖化に伴い関東地方にもよく見られるようになったとのこと。
【参考情報】
ミナミアオカメムシ・アオクサカメムシ・ツヤアオカメムシの区別点http://www.pref.aichi.jp/byogaichu/2008/tokusyuhou/tokusyuhou2402b.pdf
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