マメカミツレ
●マメカミツレ(キク科マメカミツレ属):
このところ氷点下の冷え込みが続いている天候下の生活道路で、お犬様御用達のトイレにもなっている金網フェンス支柱の根元に限局的にコロニーを形成して繁殖し、花を咲かせ、実をつけ、種を散布している元気な外来種の小型雑草です。
(画像はクリックで拡大します。)
・草丈は5~15cmほど。
葉は互生、倒披針形で2 回羽状に深~全裂し、先はとがり、まばらに毛があります。
・頭花は中心花と周辺花からなる径5~8mmのごく小さなもので、長さ5~10cmの柄の先に単生します。
花後に出来る周辺花(雌花)の「そう果」は有柄で扁平な楕円形で翼がありますが、中心花(両性の筒状花)の”そう果”には翼はありません。
・この冬、気づけばわが家にも、どこから侵入してきたのか、昨年夏の猛暑に耐えきれずに消失した園芸種植物の生えていた隙間に、小さな塊になって点々と生えています。
※本種は1940年頃に帰化が確認されているオーストラリア、ニュージーランド原産の帰化植物。
葉がカミツレ(ハーブの「カモミール」の和名)に似ているごく小さな植物体なので、マメカミツレ。
1年または越年草で、花期は通年。
路傍や空き地などで、大型雑草に覆われたりしない環境なら、随所で年中目にするようになりました。
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