クロハネシロヒゲナガ&ホソオビヒゲナガ
百花繚乱の季節、それに同期してフィールドでは昆虫類の活動も活発になりました。
ただ、年々その様相にも大きな変動があるように感じます。(単なる“情緒的な”感想で、科学的裏付けなどあるわけではありませんが・・・)
●クロハネシロヒゲナガ:
それはともかくとして、イネ科の雑草ネズミムギなど繁茂始めた草むらに、毎年姿を現す小さなガ、クロハネシロヒゲナガが(晴天で風もほとんどない日に限定ですが、)一斉に飛び始めました。
ヒゲ(触覚)の短いのが♀(上)で、名前の通り白く長いヒゲがあるのが♂(下)。
●ホソオビヒゲナガ:
同じ仲間ですが、草原ではなく、保全された自然林地で、自生したサワフタギの花で吸蜜していたホソオビヒゲナガ♂1匹を見かけました。
・サワフタギ:
なお、以前に同じ場所で♀を見かけた記録があります。
※ホソオビヒゲナガ(ヒゲナガ科):
大きさ(開帳)14~17mm、濃褐色のはねに白黄色の細い帯があり、白く長い触角を持つヒゲナガガの仲間。
林の周辺で見られる。
出現時期4~7月、分布は日本各地。
雑談:
報道によれば、6日、フランスで開かれていたG7(主要7か国)の環境相会合では、およそ100万種の動植物が絶滅の危機に瀕しているという最新の科学的な報告書を受けて、生物の多様性を守り、回復させる取り組みを加速させ、公的な資金や民間の資金も動員されるよう努力するなどの新たな憲章を採択して閉幕。
一方で、地球温暖化対策では会合で採択された共同文書の中でアメリカの主張を個別に記し、G7内の立場の違いが改めて表面化したとも伝えられています。
・これまでも議論されてきたことですが、“言うは易く行うは難し”という状況に変わりなさそう。
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