ナミアゲハ羽化
先日から季節が2か月も逆戻りして冷たい雨の降る梅雨寒の天候が続いています。
おかげで?乾きすぎた地面で元気のなかった雑草は元気百倍に。
そんな寒い中に、なぜかナミアゲハの蛹が羽化していました。
ミカン科の小木に産み付けられたナミアゲハの卵が“鳥の糞”と呼ばれる初齢幼虫になり、葉を丸かじりしながら成長して緑色の終齢幼虫になると、蛹になる場所を求めて舗装道路を這う姿を時折目にしていました。
そして道路掃除をしていた際に、我が家の(道路に面した)外構壁の地面に近いところで蛹になっているのに気が付きました。(5月30日)
また、6月2日、もう一匹の終齢幼虫が歩き回っているのも目にしました。(こちらはその後行方は不明です。)
その後(6/9)、先(5/30)に蛹になっていた個体が、梅雨寒の朝方、すでに羽化して蛹から離れて静止しているのを見つけました。
野生ではアゲハチョウの卵や幼虫、蛹はかなりの確率で寄生バチ(例えば前蛹段階ではアオムシコバチ)に寄生されて羽化に失敗することが多いそうですが、今回は幸いだったようです。
日暮れ時にはまだ同じ場所に静止したままでしたが、翌朝には姿はありませんでした。
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