梅雨空の下、複数のカルガモ”大家族”発見
梅雨空が続くフィールドで、複数のカルガモ”大家族”発見。
いつ降るか止むか予測できない落ち着かない梅雨の下、雨の止み間に雨具を用意して、運動不足解消のため、普段は行かない田んぼ域まで自転車で出かけました。
そして、驚いたことに、最近は街裏の水路や、散歩コースの河川流域で殆ど目にすることのなかったカルガモの“大家族”に、次々に遭遇したのです。
この時節には、すでにいずれの家族グループでも、子供は親と区別できないほどに成長していました。
まだまだ大家族の子育てに十分な”育児環境“がある、ということのようで、そのような環境は近隣からは失われている、ということのようでした。
①最初に遭遇した“11人”家族:
幅1. 5mほど、長さ400mほどの農業廃水・雨水排水路が横切る舗装農道の橋を通りかかった際に、突然、橋の下傍に多数のカルガモがいるのに当方驚き、同時にカルガモ一家も驚いて慌てた様子。
急いでカメラを向けたものです。
子供たちもすっかり成長していて瞬時には、親子の区別がつかないほど。
狭い水路を大急ぎで遠ざかっていきました。後で写真確認したら、”11人”の大家族でした。
②別の水系で再び別の“11人”家族に遭遇。
この家族の子供はまだ少し若いことが見て取れました。
遭遇したのは改修整備工事が進められている水路幅5m、流水幅3mほどの、やはり農業排水・雨水排水路で、
・まだ護岸工事が終わってない地域の川床にヨシなどが生えている(カラスなどの天敵からカルガモ一家が姿を隠せる)場所に架かる橋の下でした。
相互に気づくと同時に大急ぎで橋の下流にむかって泳ぎ去っていきました。
③さらに続いて“8人家族”が目の前を通過し、先の家族に続いて泳ぎ去りました。
こちらの子供たちは前の一家より大きくなっていました。
④ いずれも橋を過ぎて少し遠くまで行くと、先の“11人家族”、後からの“8人家族”ともにそこで留まり、周囲の安全確認をしている様子。
おっかけしてなどして警戒させないように離れました。
⑤次にまた、同じ水路の上流に向かって5~600mほど移動したところで、やはりヨシなどが繁茂して天敵から身を隠せる場所に、今度も“11人”家族がたむろしているのに遭遇。
双方気づくと同時に上流に向かって泳ぎ去っていきました。
余談:
あらためて振り返ってみると、散歩コースの河川は十数年がかりで、擁壁の改善や、川床に堆積した泥土の浚渫、さらには泥土の堆積域に草木が繁茂して中洲を形成し、流水路幅が狭隘になっていたところなど暫時改修工事が進められ流水路幅がずいぶん広くなるなど、大雨の際の溢水などに対する防災工事が進められてきました。
水路の改修工事はこれからもまだ続くようですが、かつては中洲周辺には、特に冬期間になると多数のカルガモが集まっていたものでしたが、現在では姿はなくなってしまいました。
さらに、田植え時になると、川の中州で産卵するために遡上してくるコイの大群を目にしていましたが、それも年々減少して、最近はとうとう全く姿がない、とうことになってしまいました。
利便性、快適性、防災などの目的で人為的に行われた環境改善に伴い、その変化は、周辺の生き物に大きな影響を及ぼすことも実感されます。
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