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2019年7月 6日 (土)

梅雨空の下の雑件、コミスジ

 天気予報に久しくお日様マークがつきません。幸い大雨被害などありませんが、日照不足が心配になりそうです。

 そんな天候続きの下、雨の止み間に目にした元気で我が物顔の雑草、その他雑件の記録です。

●シロバナトキワハゼ:
 庭に伸びた大きな雑草をだけ、傘を差しながら引き抜いた後に、(たぶん隠れていた)一株だけの小型雑草トキワハゼが白い花をつけているのに目がとまりました。なんとなく抜かないでそのままに。
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●ムラサキカタバミ(カタバミ科カタバミ属):
 いつ頃どこから侵入したのか分かりませんが、気づいた時には庭の片隅、あちらこちらにピンクの花を開いて存在感を、さらに迷惑雑草の本性を現すようになりました。
 南米原産の帰化植物多年草。ピンクの花はそれなりにきれいですが、しょせん抜いても抜いても生えてくる繁殖力旺盛な迷惑雑草のひとつです。
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※草丈は最大30cmほどになる。地下に鱗茎があり、地上には葉と花柄だけを伸ばす。
 鱗茎の根っこの部分は白くやや透明感のある太い牽引根になっている。その牽引根と鱗茎の間に木子(微細な小球根)がびっしりと付けていて、その一つ一つが新しい株として成長するため非常に旺盛な繁殖力となる。
 牽引根は夏場に縮み、周囲に付いていた木子が外れ、ばらまかれて分布を広げていく。
なおまた日本では夏場になると葉の表面にサビ病の黄色い斑点が多発して夏場は休眠する場合が多い。この時は美観を損ねるし気持ち悪い。
 花期は春~初夏。本種は日本では種子を付けず、繁殖は牽引根と鱗茎の間に無数に生じる木子による。

 除草時に葉の茂った細い茎の塊を引っ張ると、細い茎の地上部だけが簡単にちぎれて、地中の鱗茎・木子はそのまま残り、すぐ地上部が再生してしまいます。
 開花が始まった頃が木子の出来るピークなので、その時期に土をスコップで掘り起こし、木子を外さないよう根こそぎ掘り抜き捨てるしかありませんが、地中の鱗茎・木子を完全に取り尽くすのは困難で、毎年同じ作業の繰り返しになります。

 

街裏の遊歩道で:
●ケヤキ結実:
 普段は見上げることもなく通り過ぎるため、これまで気づいたことはありませんでしたが、たまたま下枝が一本頭の上にたれていて、小さな緑色の実ができているのが目に入りました。
 早いもので、これが秋に熟すと、晩秋からから厳冬期に北風強風に乗って小枝先とともに飛散、分布域を広げるのです。Photo_20190706194801

 

●カントウヨメナ:
 草取りをされていた空き地に再び繁茂した雑草に混じって、薄青紫の花を開いているのが目にとまりました。
早くも秋の気配、というわけにはいきませんが、野菊の仲間です。
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話変わって
●ヤマモモ果実:
 遊歩道に植栽の数本のヤマモモ雌株が次々に大量に果実を落としています。今年はなぜか大豊作のようです。
 熟した果実が連日の止まない風雨で余計に加速されてこれまでにない大量の落果です。一部は通行人に踏まれて潰れ、雨に濡れて見た目には不衛生ですが、実際には通り過ぎる際に悪臭などはしないで、甘酸っぱい発酵したような匂いを感じます。
 果実はムクドリが好んで食べるほか、カラス、キジバト、さらにスズメ、メジロも食べるというのですが、中に大きな種がありますので、近くにもいるスズメやメジロが食べているのを見たことはありません。
 カラスキジバトも普通に近くにいますが、やはり街中で人通りがある環境下では、警戒心の強い鳥はなかなか近寄らないのかと推測します。
 なお余談ながら、ヤマモモは雌雄異株で、果実をつける雌株は公園などの植栽にはあまり採用されないそうですが、この大量の落果をみると、その理由として掃除が大変なことが分かります。
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●コミスジ:
 果実などにあつまるコミスジがやってきて熱心に吸汁しているのを見かけました。R0019978

※コミスジ(タテハチョウ科イチモンジチョウ亜科):
 大きさ(前翅長)22~30mm
 濃茶色地に三本の白い帯を持つやや小さめのタテハチョウ。はねを開いてとまることが多い。
 都市郊外でも普通に見られる。
(なお幼虫の食草はクズ、フジなどのマメ科植物。)
 出現時期は4~10月、分布は日本各地。
 

 

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