「半夏生(ハンゲショウズ)」/ ハンゲショウ
■本日7/2は夏至から11日目で七十二候「末候」の「半夏生(ハンゲショウズ)」です。
古来、旧暦で季節を感じる二十四節気、七十二候が、季節のイメージをあらわす生活の言葉として親しまれてきました。
しかし地球温暖化が大きな問題になってしまった現在では、昔の豊かな季節感、イメージとは乖離も覚えるようになりました。
なおここでいう「半夏」はサトイモ科の「カラスビシャク」のこと。
https://kuromedaka-saitama.cocolog-nifty.com/blog/2007/08/post_3c70.html
また、この時節、ドクダミ科植物のハンゲショウ(半化粧)も花を開きます。
花は貧弱ですが、この頃だけ、花の周辺の葉の一部だけが真っ白になり、あたかも半分だけ化白塗りの化粧をしたようで目立ちます。
そしてこの時期には、天から毒気が降るといわれ、半夏雨といって大雨も降りやすいといわれたそうですが、残念なことに、現在そのとおり、特に九州、四国地域などでは線状降水帯が発生し記録的豪雨による重大な被害も発生中。
どうか『命を守る』行動を。
●ハンゲショウ(半夏生/半化粧)(ドクダミ科ハンゲショウ属):
6月末、雨の止み間に、ご近所の道路際のお庭に植栽されていたものを一声かけて撮影させてもらいました。
※本種は日当たりの良い湿地などに太い地下茎を伸ばして群落を作る多年草。
自生地は環境の変化などによって減少傾向で、地域によっては絶滅危惧Ⅰ類に分類。
6月中旬~7月に、茎の頂部の葉の付け根から10~20㎝程度の花序を伸ばし、小さな花を穂状に咲かせる。
多数の花が付くが花弁も萼片も無い質素なもの。
むしろ目立つのは周辺の葉の一部分が(花の時期だけ)面積はまちまちの白斑になること。
(花が終わる頃には緑に戻る。)
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