7月の昆虫(その2)
7月になってからご近所や、フィールドで目にした昆虫類など、の続き記録。
特に目新しいものはありませんが、記録のための記録です。
(順不同)
●チャドクガ
毎年この時期になると必ず数回、夜間に飛来して建物外壁などに張り付いている“定番”の要注意ドクガ仲間。
写真の個体は触角がクシの歯状の♂でした。
※チャドクガは、ツバキ科樹木のツバキやサザンカ、チャなどに発生。♂の触角はクシ歯状。
体表面に毒針毛があり、肌に触れると強いかゆみやかぶれ等の炎症を引き起こすので植木屋さんの天敵。触れないように要注意。
生垣などに発生すると通行する人に被害が及ぶため、発生した時には早期の駆除が必要。
成虫は、2センチメートルほどの褐色~黄褐色のガで、夜間の灯火を求めて飛来することもある。
出現時期は5~6月頃そして8~9月頃の年2回。
●ルリチュウレンジ(ミフシハバチ科ミフシハバチ亜科):
雨降りの朝、駐車場に降りていました。全身が暗青藍色で、大きさ9mm前後の小さなハチ。
翅は半透明の黒色。(幼虫はツツジ類の葉を食べる害虫仲間。)
出現時期は4~10月、分布は日本各地。
●モンシロチョウ:
公園の芝生広場で、芝刈り後に再び伸び出した雑草に混じって、あちらこちらに生えているネジバナ(ラン科ネジバナ属の多年草)の花に多数の個体が飛来して、熱心に吸蜜していました。
●アキアカネ:
年々減少が伝えられる赤トンボの仲間です。それでも少数ながら見かけています。
これから山地に移動して暮らし、秋に赤くなってから里に下りてきます。
●ムラサキシジミ(シジミチョウ科):
生活道路面に降り、路面に口吻を伸ばし、はっきりしませんでしたが何かを吸っている様子でした。
大きさ(前翅長)14~22mm
翅表は青紫色に輝くが、翅裏はシミ模様のある地味な茶色。前翅の先はやや尖っている。
シイやカシの木の周辺で見られ、枝葉にまとわりつくように飛ぶ。人家の周囲で見られることもある。
幼虫の食葉樹は、(散歩コースの公園にも多数植栽されている)アラカシなど、各種のシイ、カシ類。
出現時期は3~4月、6~10月、分布は本州、四国、九州。(成虫で越冬する。)
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