●アリストロキア・サルバドレンシス(Aristolochia salvadorensis)
晴れ上がり日中の最高温度34℃になった蒸し暑い日、ヤボ用*のため車で片道約1時間ほどの「とちぎ花センター」まで出かけました。
到着後、案内所で見かけた展示ポスターが“「ダース・ベイダー」現る”というもの。

実物は「鑑賞大温室」で観察できるということで、屋外でうろうろしていても”温室並みに暑い”ので同じことだなと、大温室へ。
やはり中は蒸し暑く、流れる汗をタオルでふきふき、初めて(当然混雑は全くありません) “ダース・ベイダー植物”とも言われる「アリストロキア・サルバドレンシス」の花をゆっくりと観賞してきました。
・全景:
高さ2mほどの細い樹幹の根元に、花径5cmほどの小さな花が開いていました。
・花:

画像はクリックで拡大します。




・葉:

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以下は帰宅後確認した情報:
① とちぎ花センターHP: http://www.florence.jp/
② 同上開花情報: http://www.florence.jp/bloom/アリストロキア%e3%80%80サルバドレンシス/
③ マスコミ報道: https://www.asahi.com/articles/ASM923WDDM92UUHB007.html
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栃木市の「とちぎ花センター」で中米原産の低木「アリストロキア・サルバドレンシス」の花が初めて開花。
8月30日に一つ目が開花し、9月1日に二つ目が開いたという。
花のシルエットが特徴的で、映画「スター・ウォーズ」に出てくる悪役の「ダース・ベイダー」にそっくり。
高さ2メートルほどの細い幹の根元に開いた直径5cmの花びらの外側は白っぽく、中は赤黒い。
マスクの目に当たる部分には、虫を呼び寄せるための白い穴がある。
ちょうど正面を向いた花は9月10日ごろまでは楽しめそうだとのこと。
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※アリストロキア・サルバドレンシス(ウマノスズクサ科ウマノスズクサ属):
中米エルサルバドル~メキシコ原産で、熱帯雨林に自生する樹高3~5mの非耐寒性常緑小低木。
葉は木の上部に互生して付く。葉の縁は波打つ。
花は両性花で、木の株元から発生して地際に伸びていく花茎の先に付く。
花色は濃赤褐色で外側は白い網目状。
花径は4~5cm、花のように見えるのは萼片で、花弁は退化し、萼片が癒着した筒状花で先端は3裂した左右相称形。
1個の花の寿命は1週間くらいであるが、(地際に発生した)花茎は長期間にわたり伸長しながら花を1個ずつ次々に咲かせていくので、株の大きさによっては数ヶ月にわたって花を楽しめるという。
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◇余談:
①*先日実施のマイカー定期点検で、バッテリーが弱っているという指摘。
原因は(最近車をあまり使わなくなっているので)走行距離(時間)が少なすぎて充電ができていないからで、乗らなくても定期的にエンジンだけは駆動しないとダメとのこと。
そこでバッテリー充電目的で、片道約1時間の「とちぎ花センター」まで往復したのでした。
②アリストロキア・サルバドレンシスが「ウマノスズクサ科ウマノスズクサ属」と知って、すぐに思い出したのは、あまり関連はありませんが同種属の草本である
●ウマノスズクサ(ウマノスズクサ科ウマノスズクサ属):
過去ログ
https://kuromedaka-saitama.cocolog-nifty.com/blog/2014/06/post-695b.html
でした。

さらに、いっそう関係ありませんが、小さな花が株の根元に付くということが似ていると思ったのは”ウマノスズクサ科フタバアオイ属”の小型の草本植物である
●「フタバアオイ」です:
過去ログ
https://kuromedaka-saitama.cocolog-nifty.com/blog/2010/04/post-7939.html
https://kuromedaka-saitama.cocolog-nifty.com/blog/2010/05/post-8959.html
つぼみと開花:
植物の世界にも、素人には不思議がいっぱいあります。