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2019年9月 1日 (日)

イヌビエ

 9月スタート。
 防災の日。もしもの時に備える自己点検、見直しも。

 依然として晴れ間が少なく、曇り時々雨の日が続く不安定な天候のもと、近郊の圃場でもポツポツと少しずつ稲刈りが始まっていました。
 稲作の状況が変わり、以前のように一斉に稲刈りということはなさそうです。
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・「主食用米」の圃場では、農道ぎわにイヌビエ数株が伸びあがってはいましたが、さすがに稲田中への混生は見られません。
 定期的に、農家の方が抜き取り除草されているからです。20190901164207_p



・近くの休耕田では草刈り機で除草作業をされていましたが、まさに青々とした“イヌビエ田んぼ”状態です。
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・「飼料用米」と思しき品種が作付けされた田んぼには、混生するに任せて除草されることなく、稲穂の間に驚くほど多量の イヌビエ(と思います)が繁茂していました。
 ここ2,3年の間に方々で目にするようになった、あまり見たくない“水田風景”です。
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余談:
 歴史的に水田雑草の代表格として存在してきたイヌビエについて:
イヌビエの生残戦略
 ①イネより少し遅れて発芽する。
  田植えが終わった後から芽生えれば、抜かれたり土に埋められたりしない。
 ②イネより目立たない。
  草姿、形は稲苗そっくりで目立たず、稲田の中にあっても抜かれることなく、除草の標的にもされない。
 ③イネより早くタネを結実させる。
  稲刈りの時には既に種を作り終えている!
 このようにして水田で安定的に生き延びてきた水田雑草。
(参考: 「雑草のはなし」田中 修著 中公新書 )


・(追記):
 イヌビエは種ができた順にどんどん脱落して種子散布が進んでしまう。また風や接触などの刺激によってもすぐに脱落してしまうので厄介。 なおイヌビエにはノギ(芒)があるもの、ないもので区別される場合もあるそうで、今回観察したものには長いノギがあるので 区別して「ケイヌビエ」とも呼ばれる。

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