9月最後のバッタ仲間その他
今年の秋は高温や大雨が続いて、爽やかさの季節感は感じることのないまま、日毎に短くなる「昼の時間」だけで晩秋を思い知るのですが、明日は暦の上で立冬。
気が早いですが、穏やかな冬になってほしいものです。
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9月も終わるころ、最後に見かけたバッタ仲間など。
池周辺の広い草地が長雨で長期水没するなどの影響もあったからでしょうか、草むらに生息するバッタ類や、地表性の昆虫類がずいぶん少なかったようです。
●マダラバッタ:
草原に探しにいってみても、どこに”避難”したのか、少なかったバッタです。
●クルマバッタモドキ:
ほんらい普通に見かけるバッタですが・・・
●イボバッタ:
もともと生息数も多くはありませんが、居ても地面(背景)に溶け込んで見つけにくい小型のバッタ。
●トノサマバッタ:
バッタ仲間では、相対的に一番の多数派なのですが、絶対数はずいぶん少なかったです。
●アカガネコバチ:
雑草の花も少なかったので、見かける個体数も減少。
●ゴミムシの仲間:
地表性の昆虫類もあまり見かけられませんでした。
●イチモンジセセリ(セセリチョウ科):
朝方、庭に飛来して、目前のサザンカの葉に静止した個体。
しばらくそのまま止まっていましたが、ほどなく飛び去りました。
今シーズンはフィールドで遭遇する機会がなぜか特に少なかったイチモンジセセリです。
※茶色い後翅に白い斑点のつながった一文字模様があるセセリチョウ。
どこにでも見られる普通種で、個体数も極めて多い。
幼虫の食草は、イネ、ススキ、エノコログサなど。
出現時期は5~11月、分布は日本各地。
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