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2019年12月

2019年12月31日 (火)

ミコアイサ♂(初見)

●ミコアイサ♂(初見)
 去る12/29、快晴で微風の穏やかな冬日になった午後2時過ぎ、散歩ついでに池まで行きました。
 池で一番多く見かけるヒドリガモの姿はなく
 (それはそのはず、池に行く途中、川の堤防南斜面に早咲きの水仙が花を開き、イネ科の雑草などが伸び出していて、その若芽を採餌するのに集まっているのを見ていましたから:黒いのはオオバン)、Img_8010Img_8021Img_8018trm4r


 池の遠くに少数の黒っぽい点々があり、その周辺に、直射日光を浴びると白く光る複数の点が目立ちました。
 絶対数は少ないものの、比較的よく目にするカンムリカイツブリだろうとタカをくくりながら双眼鏡を覗いてみました。2img_803141img_8025


 上記の写真を撮り、(後で気が付きましたが、ミコアイサ♂も映り込んでいたのでした)、しばらくレンズを覗いていたところ、突如思いがけずミコアイサ♂がファインダーに飛び込んできたのでした。
 慌てて2枚、シャッターを切ったところで残念ながら視界から消えてしまいました。3img_80264img_8028


 小魚漁りの時間帯だったようで、複数の姿があるカンムリカイツブリもミコアイサも浮上している時の動きは早く、また潜水すると次に浮上する位置は潜水したところからかなり離れた場所になってその予測は困難。

 しばらく周辺を見渡していたところ、再び遠くに白点が5個あるのを見つけて追っかけ。
5img_8036 
 ファインダーにはカンムリカイツブリしか入らず、しばらくファインダーとにらめっこしていた時に、突如、ミコアイサ♂が飛び込んできました。
 そのまま潜水することなく、前のめりになりながら目前を横切っていくのを何とか追っかけ。Img_8043Img_80447img_8053


 そして一番近いところまできた、と思った瞬間、パット飛び立ってそのまま北東の空に消えていきました。
 いつものことながら、全くの偶然の幸運です。
 ミコアイサ♀は今シーズン既に2回遭遇していましたが,♂の観察は初めて。
 これで今年もめでたく終わることができたと自己満足の締めくくりができました。
 
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【最後に】:
・私の今年一番印象に残った言葉はやはり、流行語年間大賞に選ばれた「ONE TEAM」でした。
 ラグビーに限らず、よろずスポーツ不得意の我が身ですが、ラグビーというスポーツは試合が終われば「ノーサイド」(勝った側(SIDE)も負けた側(SIDE)もない(NO))という精神であり、今は、試合終了は(世界的に)「FULL TIME(フルタイム)」といわれるのが一般的ということも知りました。
 にわかファンになりました。

・振り返ってみれば、拙いブログを書き始めたのは2007年の半ばからで、12年が経過しています。
 この間に、日常の身近なフィールドで散歩がてら目にした風物は、時代の流れと共に多様性・変化に乏しくなり、また自身の感受性も劣化した気がするようになりました。
 そのようなこともあって、数年前から『書かずもがな』の記事が増えたとの思いが募ります。
 それでも今年最後の記事を記載して一区切りといたしました。
 今年一年、当ブログにご訪問いただいた皆様にお礼申し上げます。
 ありがとうございました。

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2019年12月29日 (日)

晩秋から初冬の風物(ミコアイサ♀など)

 今年も残りわずか。
 未整理の撮り置き写真を整理して記録に。

◆11月初旬、曇天の日
 池で、一過性の観察:
●オナガガモ:
 鉛色をした池の水面に浮かんでいた一群の水鳥のなかに映り込んでいたもの。
 後から確認しました。その日限りの観察記録でした。72882r11


●コサギ:
 川に降りて小魚を漁っていた個体:
 飛び立った際に映り込んだ趾が黄色だったのでコサギと確認したもの。Img_73831153r


●コバネイナゴ:
 同じ日、堤防の歩道上で見かけた“最後”のイナゴ:
 もともと少なくなったイナゴですが、今シーズンは田んぼ道でもほとんど目にすることがありませんでした。Img_7376115


◆11月下旬
●サギの群れ:
 池の“中島”に12羽集まっていました。
 これほど集まっているのを見たことはありません。
 殆どがコサギで、中に1羽チュウダイサギが混じっていたようです。Img_7551112114r


◆12月中旬
●カンムリカイツブリ
 快晴下の池で見かけた3羽:
 (12/12撮影)Img_773612123-1Img_773612123Img_773612123_20191229165802Img_773612123_20191229165801


 その2日後(12/14撮影):
●ミコアイサ♀:
 やはり好天でしたが冷たい風が強めに吹いていた池の一番奥に、ポツンと浮いていたミコアイサ♀1羽。
 ♀は以前に一度観察記録があり、今シーズン2度目。
 この日も♂はいないかとしばらく見渡しましたが見つからず。Img_78261214Img_78221214


◆12月下旬(12/24撮影)
●ツグミ:
 遊歩道に1羽降りてホッピングしていたもの。Img_7991


●モンシロチョウ幼虫(写真上右と中)とカブラハバチの仲間幼虫(写真下):
 アブラナ科の雑草などが大きく葉を広げはじめた堤防筋の遊歩道に多数這い出していて散歩人に踏み潰されたものも多数。7994


●モミジバフウの果実:
例年になく沢山の実が付いたようです。
強めの風が吹くたびに多数の果実が路上に“散布”され、また田んぼの畔際に吹き寄せられ堆積するようになりました。80042r


●ヒヨドリ:
 近隣で唯一、まだ残っていたカキの木に集まって、ムクドリと共に人目を気にはしながらも夢中で実をついばむヒヨドリでした。79902r

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2019年12月25日 (水)

「わらアート」

 先頃、所用のため数日の間をおいて2回通りかかった私鉄駅の空き地に “ドラゴン”と“ホワイトタイガー”をモチーフにしたという「わらアート」作品の制作と展示が行われていたので、2回に分けて撮ってきました。

 「わらアート」については「巨大なわらマンモス」*など、すでに知人のブログ記事などで(驚きを持って)承知していましたが、今回目にした作品は製作・展示スペースの制限などもあるからでしょうか、さほど大きなものではありませんが、やはりよく出来ているなと感心しました。
 制作はNPO法人「わらアート JAPAN」:
http://waraartjapan.com/
 わらなどの制作素材や工程などは、既に他地域でも作られている作品と共通のようです。

●ドラゴン:201912101032_p_20191225201501201912101033_p


●ホワイトタイガー:
201912101032_p20191222130532_p20191222130549_p20191222142425_p 

◆参考:
①わらアートまつり
 新潟市西蒲区HP
https://www.city.niigata.lg.jp/smph/nishikan/about/kankou/wara-art/index.html
「わらアートまつり」は「稲わら」を活用した様々なアート作品を制作・展示すると共に、地域の特産品販売など、新潟市西蒲区の魅力を市内外へ発信するイベント。
 東京の武蔵野美術大学の学生達と市民とが協働で作品を制作し、会場の上堰潟公園に大小さまざまなわらアート作品をお披露目。
 2008年(平成20年)から始まり、令和元年8月25日開催で12回目を迎えまた。
 これまで巨大な野獣のわらアートイベントで展示された作品は、カメレオン、マウンテンゴリラ、マンモスなどで、マスコミにも紹介・報道されています。

 なお、その制作過程が紹介されています。
・「わらアート作品ができるまで」
 新潟市西蒲区HP
https://www.city.niigata.lg.jp/smph/nishikan/about/kankou/wara-art/warasakuhin-syoukai/warasakuhin-koutei.html
(最終更新日:2015年10月6日)に紹介。


②わらマンモス*
 愛媛県西予市観光協会のホームページ
「せいよじかん」https://seiyojikan.jp/
「わらマンモス」:https://seiyojikan.jp/spot/わらマンモス/
 愛媛・西予の田んぼに「親子」マンモス出現
 わらマンモスは2011年(平成23年)にれんげまつりを盛り上げようと、東京の武蔵野美術大学と地元有志が協力して制作したのが始まり。

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2019年12月22日 (日)

「3県境」

 本日(12/22)当地の日の出は6:48、日の入りは16:31。
 朝から肌寒い曇天で最高気温9℃。最低気温2℃。
 夕方から雨になり、一層 昼の時間が短かったように感じた冬至・一陽来復でした。
 ゆず湯にカボチャ、とワンパターンですが・・・本日を境に昼の時間が少しずつ長くなります。

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 先般、久しぶりに渡良瀬遊水地まで出かけて少し歩いた後、近くの“道の駅きたかわべ”で遅めの昼食をとりました。
 その折に、食堂のテーブルの前に『3県越境 たった3分の旅』という新聞記事の切り抜きが掲示されていました。
1-img_7956
2-3hk


 実は3年ほど前、「3県境」についてはローカルニュースで知っていて、その時についでもあって既に現地は見ていたのですが、Img_728712016218

 道の駅からは徒歩で5分ほどの近場で、その後整備されたというので、再度行ってみました。
 終日曇天の肌寒い平日の午後という時間でもあり、現地には他に見学者の姿はありませんでしたが、ささやかながら町おこしの“観光スポット”になっているのでしょうか。3img_79634img_79605img_79616img_79627img_79588blgimg016

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2019年12月21日 (土)

渡良瀬遊水地訪問

 去る10月13日、台風19号の影響で過去最大という満水貯留量を記録して出水した渡良瀬遊水地でした。
 (2019.10.14関東地方整備局記者発表資料)20191014Img_7859

 その際、当方にも洪水避難勧告が出ました。
 (10月13日午前1時45分記者発表資料)Trm 

 繰り返しになりますが当時(2019.10 .13)渡良瀬遊水地出水時の空撮映像(上)と、2019.1撮影渡良瀬遊水地空撮(平常時)(中)の原画像、更に広範囲の状況画像(下)を、比較のために少し加工して並べてみました。201910-13hk20191trmhk201910-13hk_20191221200501

 ハート形の谷中湖周辺施設(トイレ、周回通路、橋、公園施設、管理棟など)のすべてが水没して予想をはるかに超える出水量であったことを改めて認識しました。

 出水が引いた後も当然ながら谷中湖周辺施設について園内の立ち入りは全面禁止になりました。
 そして堆積した泥やごみの撤去作業が行われていた11月15日には一部が開園になり、更に12月9日に全面開園となりました。
(なお第2調節池、第3調節池は土砂やゴミの堆積、土埃で引き続きご利用になれない場所があり、立入禁止の解除がされていない場所には、今後も近づかないこと。)Img_7858trm 
 また12月13日に行われた遊水地の12月度野鳥観察会では、28羽(種)が観察されたということでした。

 そこで、さして遠くもなく、しばらく行ってなかったこともあって、年内に一度は現地を見に行きたいと思っていましたので、先日、(当日は終日肌寒い曇天でしたが)思い立ったが吉日とばかり、マイカーで出かけてきました。片道45分前後で現地到着:
 周囲が見渡せる中央エントランス入り口に向かう堤防の上に立って見渡した風景は、一見、過去に見慣れた平常時の冬枯れ風景と大差ないように見えました。
 (画像はクリックで拡大します)Img_7856trnImg_7857
 ただし当然ながら、人影はごくまばら。


◆歩いたコースは以下の通り、”ショートパス“で、2時間ほど。
 中央エントランスを経て下宮橋→西橋→野鳥観察台広場(休憩施設があります)→直進して→東橋→東谷中橋を左折→谷中村史跡ゾーン→北橋→野鳥観察台広場→西橋→中央エントランスから帰途に。
(画像はクリックで拡大します)Img_7858trmtrm

 園内の諸施設はまだ復旧していません。トイレは仮設トイレが要所に設置されていました。
 ・通過した橋(西、東、東谷中、北)はすべて水没。(写真は西橋の例。掃除出来ないところにゴミが引っかかったまま)Photo_20191221202301


 ・野鳥観察台広場の休憩所の屋根が流失していた。100m程離れた広場のはずれの木立の中に引っかかって残っていた。
(たまたま野鳥観察台周囲の整備工事をしていた方に教えられました。)4r_20191221203501Photo_20191221210401

 満水時の水面上に点々と梢をのぞかせていた園内の樹木。5mほどの高さはあるでしょう。Tunntunnnozoitakinokozue

 ・谷中村史跡ゾーンの諸施設も被災。復旧はこれから。4r_20191221211401


 鳥の姿は、“手持ちの道具”ではもともと観察は無理。何しろ広くて、水鳥の浮かんでいる距離が遠すぎて望遠鏡がないと分かりません。
 目視で確認したのは特に珍しくもない多数のカルガモとヒドリガモ、マガモ、また時折目にしたのは盛んに潜水・浮上を繰り返していたカンムリカイツブリ。
 そして、写真を撮って拡大して始めて確認できたハジロカイツブリだけが収穫でした。
 ・カンムリカイツブリ:Img_7876


 ・ハジロカイツブリ:
  一見して、ミミカイツブリ(冬羽)によく似ていますが、クチバシがまっすぐではなく上に反っているように見えること、また頭部の黒い部分が目の後ろの位置で、目の高さまでではなく、目よりも下に大きく広がっていることからハジロカイツブリと判断しました。
 鮮明な画像ならルビー色の目が綺麗なはずですが・・・
  (遠くて不鮮明です。)Img_7954

・来年1月にも野鳥観察会などが計画されていますが、少しずつでも環境整備が進むことを期待しています。

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2019年12月17日 (火)

ユリカモメ(冬鳥)初見

 相変わらず最高気温の日間変動が10℃前後もあり、秋と冬が行ったり来たり。
 本日の最高気温は9℃で午前中小雨、午後曇りで終日肌寒かったのですが、明日は午前中は曇りで午後晴れて、最高気温は18℃の予報。
 COP25も見るべき成果が乏しくて閉幕しましたね。

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●ユリカモメ(冬鳥):
 一昨日、所用で出かけた際に通りかかった川に数羽のユリカモメが飛来しているのを目にしました。
 毎シーズン市街地を流れる川にやってくる警戒心の少ない冬鳥です。Img_4053

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2019年12月12日 (木)

散るイチョウ、冬空に冴える満月

 昨日は終日の曇天でしたが本日は朝から晴天が広がりました。
 最低気温は5℃でヒンヤリしましたが、日中の最高気温は19℃まで上がり、直射日光のもとでは薄着でも上着は脱がなければ暑いほどに。

・街裏の遊歩道では遅れて黄葉したイチョウが、わずかな風にもはらはらと葉を落とし、地面を滑りやすい黄色の絨毯敷にしていました。Img_7787_20191212222101Img_7787


・夜になって放射冷却で冷えてきた冬空には、冴えわたる満月が綺麗でした。Img_7792Img_7796
  (撮影:2019年12月12日 (木)21時10分、月齢 : 15.8)


 明日は11℃/3℃、と冬に戻ります

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2019年12月10日 (火)

ミコアイサ♀(冬鳥)初見、ツグミ(冬鳥)初見

 12月9日、去る10月13日の台風19号による浸水の影響で閉鎖されていた渡良瀬遊水地の谷中ブロック周回路が解放されました。
 (画像はクリックで拡大します))129
 谷中湖の水量はまだ多いようですが、チュウヒ(多くは冬鳥)や冬鳥のミコアイサ♂、またマガモやカンムリカイツブリなども観察されています。

       *   *   *   *   *   *   *  *  *  *

 昨日は終日曇天で10℃以下と寒く、今日も(未明から明け方まで雨でしたが)終日の曇天。
 湿度は高くて、最高気温は13℃。
 池まで運動がてら出かけました。池の水量はずっと多めのままで鉛色に見えて、肉眼では遠くに浮いている水鳥の姿が黒い点々にしか見えません。

●ハシビロガモ:
 双眼鏡を覗いてみると大半はヒドリガモの群れ。
 ほかの鳥はいないかと視野を移動していくとハシビロガモ4羽がいて、更に50mほど離れてやはりハシビロガモ4羽。Img_7681Img_7695


 同じかァ、と見ていた視野に突然さらに小さい鳥が入りこんできました。Img_7696


●ミコアイサ♀:
 すぐにミコアイサ(パンダガモ)♀と分かりました。渡良瀬遊水地から“散歩”にやってきていたのでしょうか。しばらく周辺を見まわしましたが1羽だけでした。Img_76971mg77004r


●アオサギ:
 排水路近くのフェンスにはアオサギがいかにも寒そうに長い首をすくめて佇立しており、傍にカルガモもいて、Img_7693


●カイツブリ:
 そして留鳥のカイツブリも浮き上がってきました。いつものように直ちに逃げていきます。Img_7708


●ツグミ(冬鳥)
 帰り道で寒々とした田んぼ風景を見ていたら1羽の黒っぽく見える鳥が飛んで電線ケーブルに止まりました。Img_7722Img_7718
 初見のツグミ(冬鳥)でした。


 冬らしくなってきた、と思えば、明日は季節1か月逆戻りという当地の天気予報です。

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2019年12月 9日 (月)

ジョウビタキ♀(冬鳥)初見

 北国からは雪の便りが聞かれるようになりました。
 1昨日は関東も冷え込んで所によっては初雪が降ったようです。
          *              *
 昨日、今シーズンも庭に冬鳥のジョウビタキ♀が姿を見せました。
 これまでで一番遅い初見の記録です。
 リビングから観察したので写真を撮ろうとレースのカーテンを開けたら、驚いたのかすぐに飛んで向かいのテレビ・アンテナに止まりました。
 残念ながら背を向けて止まったままで、しばらく後に飛び去って行きました。Img_7656

 例年、10月下旬から11月中旬くらいの間に、住宅地の庭を戸別訪問しながら通り過ぎていきます。
 その際に、我が家にもごく短時間立ち寄り庭木などに止まってピョコンとお辞儀をするしぐさをしてから通り過ぎて行くのです。
 これまでの初見記録で一番遅い期日です。

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2019年12月 8日 (日)

過去の災害に学ぶ(カスリーン台風)

※改めて過去の災害に学ぶために:
 カスリーン台風による大災害を受けてから、首都圏を洪水災害から守るためにということで、渡良瀬遊水地の整備や高規格堤防などの防災・減災対策が行われてきました。
 現在、当方の居住する地域に示されている洪水ハザードマップは当然なからカスリーン台風時の災害状況によく似ています。 2r_20191207173401     (カスリーン台風による洪水氾濫実績図(昭和22年9月))

・参考:カスリーン台風洪水と現在の利根川水系浸水想定区域図:Photo_20191209105801

カスリーン台風(1947(昭和22)年9月)襲来時の洪水情報記録

 ■カスリーン台風による洪水氾濫実績図(昭和22年9月)
http://www.ktr.mlit.go.jp/ktr_content/content/000669742.pdf

利根川上流河川事務所ホーム > 利根川の紹介 > 決壊の記憶忘れません(歴史) > カスリーン台風が大暴れ
http://www.ktr.mlit.go.jp/tonejo/tonejo00187.html
『カスリーン台風と利根川決壊』
http://www.ktr.mlit.go.jp/tonejo/tonejo00189.html
「国交省関東地方整備局 利根川上流河川事務所」
※はじめに:
・当ホームページのコンテンツの利用について:
 当ホームページで公開している情報(以下「コンテンツ」)は、どなたでも以下の1)~7)に従って、複製、公衆送信、翻訳・変形等の翻案等、自由に利用できます。(→以下の詳細記述部分は省略しました。)
 ということで必要な部分を抜粋して編集し利用させていただきました。
・なお、原版の日本語表示が不鮮明な写真は、パソコンで拡大し、文字を判読して上書きしました。
・また見出し項目やキーワードなどは太字にしたりしました。)

(以下本文)
利根川の紹介 決壊の記憶忘れません(歴史)
写真で見るカスリーン台風
【利根川堤防大決壊】:1947(昭和22)年9月16日午前零時20分  (再掲画像:画像はクリックで拡大します)

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             破堤箇所の航空写真
 この写真はGHQが撮影し、米国国立公文書館 (National Archives and Records Administration : NARA)に保管されていたものが、約半世紀の時間を経て日本に戻ってきた貴重な記録写真です。

 1947(昭和22)年9月16日午前零時20分、北埼玉郡東村(現加須市)新川通地先で、濁流に洗われていた利根川右岸堤防(写真中央上)が幅約350mにわたり大決壊。東村での利根川決壊とほぼ同時刻の同日午前零時15分、渡良瀬川堤防川辺村(現加須市)三国橋付近(写真右上)で延長約380mにわたり決壊。堤防を崩した濁流は、埼玉県東部低地を東遷以前の利根川の流れのように流れ下り、(5日後には)東京東部低地(葛飾区、足立区、江戸川各区)までも水没させました。

【1947年9月16日「台風による日本の洪水」】
Photo_20191207162102Photo_20191207162101 
  (栗橋町・大利根町付近の航空写真と下記説明の原文)

 利根川の破堤のため洪水となった東京の約50km北の熊谷地域※の浸水した鉄道の空からの眺め。
言い知れぬ損害が民家や水田にまで及んだ。洪水は前日のカスリーン台風によるもの。
※ここでは久喜市・加須市付近を表していると思われます。

【「日本、台風で洪水となる」】
Photo_20191207162103Photo_20191207162104 
  (大利根町付近の航空写真と説明原文)    
  東京の約50km北に位置する熊谷地域※の浸水した民家および水田の航空写真。利根川破堤の様子。前日のカスリーン台風による洪水で民家や水田に計り知れない損害が加えられた。
※ここでは加須市付近を表していると思われます。

【「カスリーン台風で熊谷地区が大洪水」1947年9月16日】
Photo_20191207164404Photo_20191207164401Photo_20191207164403Photo_20191207164402 
(埼玉県東部の航空写真4枚;以下原文は省略)
 カスリーン台風がもたらした集中豪雨で、平常時には穏やかな利根川が氾濫。堤防が決壊し、東京から約50キロメートル北にある熊谷地域※約200平方キロメートルの土地が浸水した。
※ここでは埼玉県東部を表していると思われます。

【「日本、台風で洪水となる」】
Photo_2019120716530110   
   (大利根町付近の航空写真2枚) 
 東京の約50km北に位置する熊谷地域※の浸水した民家および水田の航空写真。利根川破堤の様子。前日のカスリーン台風による洪水で民家や水田に計り知れない被害が生じた。
※ここでは加須市付近を表していると思われます。

【「東京の北東の洪水の猛威」1947年9月19日】
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(東京の北東の洪水の猛威を写した写真)
 絶え間なく流水する利根川の水が、東京の約55キロメートル北東の小さな町新川の木々、民家、そして文明のしるし全てを浸水させた。水から逃げ、泳ぎ、近くの丘に安全を見出すのにあらゆる手段を講じている日本人。被災者や家を失った人々が小高い場所に一時的に待機して洪水の水位が下がるのを待つ。

【「利根川洪水」1947年9月20日】
(この日の多数の記録写真と原文写真は省略しました。)
・東京の約50キロメートル先にある埼玉県の利根川土手を見下ろした眺め。ここで、川の水位が上がって破堤し、肥沃な畑地を浸水させ日本の民家を破壊した。(埼玉県の利根川土手の写真及び原文写真省略)
・東京の約50キロメートル北東、利根川の水位が上がって破堤した場所の眺め。肥沃な畑地を浸水させ、日本の民家を破壊した。(破堤した場所の写真及び原文写真省略)
・東京の約50キロメートル北の利根川の土手に、日本赤十字が置かれる。そこは、利根川が氾濫したために、肥沃な畑地に浸水し、日本の民家が破壊された場所。俵には被災者に配給される食糧が入っている。(日本赤十字の船の写真、日本赤十字の配給の写真、原文写真省略)
・東京の約50キロメートル北で起きた洪水の生存者が建てた一時的住居。この洪水は、利根川の水位が上がって肥沃な畑地を浸水させ日本の民家を破壊した。(一時的住居の写真、原文写真省略)

(筆者注記:以上が「東京の約50キロメートル北で起きた洪水」に関する被災状況資料です。
そして以下が、利根川決壊から5日後の東京東部低地(葛飾区、足立区、江戸川各区)の被災状況を伝える写真情報です)

【「利根川の水位、上昇続く」1947年9月21日】
1213 
 (葛飾区の浸水の様子の写真2枚)
 洪水の水位を制御する努力が払われているにもかかわらず、本州の真中にある利根川は、東京の北東の葛飾区を地上約3メートルも浸水させる
 家を失った日本人は堀切橋まで泳いだり、いかだで行ったりした。そこで彼らは日本赤十字や警察や消防職員から援助を受けた

【「松戸地区で低地へ渡される洪水」1947年9月23日】
 米国第1師団第8工兵部隊のメンバーと日本人労働者は24時間不眠不休で働き続け、遂に洪水を東京の北東の松戸地区で低地へ流すことに成功した。
 (松戸地区で低地へ渡される洪水の写真、原文写真は省略)

以下は省略しました。

                   以上

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2019年12月 7日 (土)

洪水防水対策

 過去ログです。

 去る2019.10.13、台風19号に伴う大雨により関東周辺地域でも浸水被害を受け、未だに生活再建のめどが立たない地域もあり、ご苦労がしのばれます。
 利根川水域も大雨に見舞われた結果、その降水により当方居住域近隣の利根川「栗橋水位観測所」においては最高水位9.61mを観測し、氾濫危険水位(8.90m)を10時間近く超過する大規模な洪水が生じました。
 その際には当方居住地域にも、13日未明(1時45分)に関東地方整備局河川部 発表の「13日3:00頃以降、利根川左岸渡良瀬川合流点上流において越水し、堤防が決壊するおそれもある」という情報にもとづき避難勧告が発令されました。
 (※今回はさいわいにも難は免れました。)

 改めて、首都圏の洪水被害防止という観点から進められてきた洪水災害等の防災・減災対策の状況・実績を知り、今後の自身の防災準備・心構えの参考にも出来るようにと、多数の情報の中から当方居住地域に関連のある情報をピックアップしてみました。
 言うまでもありませんが、ピックアップ情報資料は利根川・江戸川流域限定の関連情報で、地理的に異なる流域・地域の場合には直接の参考にはなりません。

◆利根川流域で当方居住地域に関連のある利水・洪水防止施設:
・Google Earthから作成した画像:
 (画像はクリックで拡大します)
20151214hk


・上流にある「八ッ場ダム」は10月1日より始めた湛水試験中で、台風19号の降雨により10月11日2時から13日5時にかけて貯水位は518.8mから573.2mまで約54m水位上昇 (ダムに貯めた水量約7,500万立方メートル)その後10月15日に貯水率(貯水量/有効貯水量の割合)100%、平常時最高貯水位(常時満水位)標高583.0mに到達 (国交省関東地方整備局 八ッ場ダム工事事務所発表)と、幸い大雨を満水まで貯留したこと、

・そしてその下流域にある「渡良瀬遊水地などの調節池」では過去最大の洪水量約2.5憶立方メートル(東京ドーム約200杯分)の貯留を記録し、“首都圏の洪水被害に貢献した”こと。

・当地関連ではささやかながら「近隣の調節池(洪水調節容量は84万立方メートル)」や、直接関係ないものの「首都圏外郭放水路調圧水槽(地下神殿)」など、一連の、利根川関連流域に設置された利水・洪水防災施設と、“幸運”のおかげで、今回は当方も、最悪 “自宅2階以上浸水のハザード”から免れることができました。

 COP25で、温暖化による自然災害を最も強く受けた国と指摘された日本。
 日本のどこでも今後も大丈夫という保障などはありません。


※主要な情報【出所】:
「国土交通省 関東地方整備局 利根川上流河川事務所」:
 〒349-1198 埼玉県久喜市栗橋北2-19-1 電話:0480(52)3952
【利根川上流河川事務所ホームページ】:
→ http://www.ktr.mlit.go.jp/tonejo/index.html

◆2019.10.13台風19号による出水時の情報・その関連記録:
①「令和元年台⾵第19号による出⽔速報(令和元年10⽉17⽇、13時現在)
→ http://www.ktr.mlit.go.jp/ktr_content/content/000758842.pdf
② 10月13日に空撮その他出水時の渡良瀬遊水地
 その1:20191013
 その2:L
 その3:Photo_20191207215201

補足追加;
 個人のブログによる情報:ブログ「渡良瀬遊水地トroトロ散歩」
・渡良瀬遊水地をホームグランドとされているブロガーさんの素晴らしいHPです。
 http://torotorosanpo.sakura.ne.jp/index.htm
 渡良瀬遊水地に台風19号の襲来した際からその後について迫真の状況が10月13日~23日、更に11月9日にわたり記録されています。
・なお渡良瀬遊水地HPによれば、危険防止のため、遊水地への利用立ち入りが禁止されていましたが、2019年11月15日(金)より谷中湖周辺一部開園範囲が追加となり、12月初旬にはさらに拡大される予定です。
③ 渡良瀬遊水地関連情報
 http://www.ktr.mlit.go.jp/tonejo/tonejo_index006.html
・渡良瀬遊水地の概要
 現在の遊水地は、茨城、栃木、群馬、埼玉と4県の県境にまたがる面積33km2で総貯水容量2億m³の日本最大の遊水地。1910(明治43)年~1922(大正11)年の渡良瀬川改修工事により、渡良瀬遊水地となったが、1947(昭和22)年のカスリーン台風による大出水を契機に、1949(昭和24)年策定の利根川改修改訂計画に基づき、1963(昭和38)年から「調節池化工事」が始まり、1970(昭和45)年に第1調節池、1972(昭和47)年に第2調節池、また1997(平成9)年には第3調節池が、巴波川上流の改修計画の進捗にあわせて完成。
 さらに、渇水時の取水制限防止対策として、供給地に近い第1調節池に渡良瀬貯水池(谷中湖)を建設し、利根川上流域のダム群と連携を図って渇水時に水の補給をしている。
 なお、「渡良瀬遊水地」(登録湿地面積:2,861ha)は2012(平成24年)7月にラムサール条約湿地に登録された。


【八ッ場ダム、台風19号関連情報】:
■国土交通省 関東地方整備局 八ッ場ダム工事事務所
 ホームページ:
 https://www.ktr.mlit.go.jp/yanba/index.htm
◆八ッ場ダム工事事務所2019年10月13日記者発表資料:
 「令和元年 台風19号における八ッ場ダムの試験湛水状況について」:
 https://www.ktr.mlit.go.jp/ktr_content/content/000757984.pdf
◆八ッ場ダム工事事務所2019年10月15日 記者発表資料:
 http://www.ktr.mlit.go.jp/kisha/kyoku_s_00000371.html
  http://www.ktr.mlit.go.jp/ktr_content/content/000758490.pdf
 問い合わせ先:八ッ場ダム工事事務所  電話0279(82)2317(直通) ・技術副所長 遠藤武志
・2015年11月1日Google Earth画像:2015111
2019102
201910155
191013urlkinyuu


【首都圏外郭放水路(地下神殿)】
 国土交通省関東地方整備局 江戸川河川事務所
 http://www.ktr.mlit.go.jp/edogawa/edogawa00147.html
 http://www.ktr.mlit.go.jp/edogawa/edogawa00402.htmlPhoto_20191207215701
◆地底50mを流れる世界最大級の地下放水路:
・中川・綾瀬川流域の浸水被害の軽減に首都圏外郭放水路は大きな力を発揮している。
 

【最後に居住地域のローカル情報】です。
・利根川水系利根川洪水新j水想定図:
Photo_201912072207011920191013
・利根川上流河川事務所と栗橋水位観測所:
Photo_20191207221001

・居住地近隣の調節池。
 台風13号大雨前日(12日午後2時小雨の写真上)と、大雨後(13日午前7時写真下):
Img_702620191011220191013713fitimg_7063_20191207221401

・参考:昭和22年カスリーン台風時決壊箇所:
 (GHQによる空撮画像)
22blg_20191207222201


                  以上
                                   
                        

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2019年12月 6日 (金)

雑記(COP25)/木の実など

 本日は最高気温11℃、最低気温4℃で寒いなと思っていたら、明日は日中一時小雨、その他は曇りで、最高気温5℃、最低気温は3℃の予報でもっと寒くなりそう。冬だからいいか。

       ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
雑記:
 ◆「COP25」
 12月2日から、スペイン・マドリードで地球温暖化対策を話し合う国連の会議COP25が開幕しました。
 原発問題なども含めて国内事情として難しい課題がいろいろあるものの、予想はしていましたが、評判の良くない日本です。
・日本は二酸化炭素を排出する石炭火力発電所の建設計画が現在も10基以上あるうえ、途上国へ石炭火力発電所の輸出を行っている。
・経済産業大臣が12月3日(COP25の開幕後)の会見で“石炭火力発電など、化石燃料の発電所は選択肢として残していきたい”とした発言で、国際的な環境NGOのグループからは、温暖化対策に消極的だと皮肉を込めた「化石賞」を送られる事態も。
・2018年『異常気象で最も被害を受けた国』は日本、と。
 2019年12月5日、ドイツの環境NGO「ジャーマンウォッチ」が、2018年の各国の気象災害による死者数や経済的な損失などをもとに分析結果を発表。
【選考理由】
①西日本豪雨災害(河川の氾濫による浸水、土砂崩れで200人以上が死亡) 
②猛暑(全国各地で35℃以上の気温が続き、2018/07/23には埼玉県熊谷市で観測史上最高の41.1℃を記録)
③台風21号による被害(関西空港が浸水するなど記録的な暴風と高潮)
(これらの災害による被害総額が少なくとも約358億ドル(約3兆8920億円)にのぼったこと)

 「温暖化防止対策強化が不可欠」と強調。
 いずれも、言われるまでもないことと認識はしていますが・・・・

  ************************************************


 秋の半ばごろから初冬に見かけた木の実:
 COP で念押しされるまでもなく、おかしな天候のもと、秋から冬のはじめ、身近なフィールドの樹木は意外なほど”普通に”果実を形成していました。

●ツリバナ:Img_37252r


●アキニレ:Img_69552r


●クスノキ:Img_6959


●シラカシ:Img_69862r


●マテバシイ:Img_69882r


●ムクロジ:Img_76412r


●センダン:
 ・まだ未熟の市街地のセンダン:Img_76462r

 ・完熟した畑脇のセンダン:Img_76522r


●ケヤキ(散布体と果実):R00209403r
 


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2019年12月 4日 (水)

最後のルリタテハ羽化顛末記

 2年前に原稿保存していた記録がありました。
 遅まきながら記録のための記録として公開しました。    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 今年(2017年)最後のルリタテハ羽化記録:

●終齢幼虫5頭発見:
 ■2017年9月はじめに庭のホトトギスに多数のルリタテハ幼虫がいるのを観察していました。
 そして今シーズンは、数十頭のルリタテハ幼虫が、ことごとく幼虫や、また特に蛹の段階で寄生する寄生蜂の侵襲被害を受け、無事に羽化した成虫はまったく見られませんでした。
 それも自然の摂理かと思ったことでした。
 そして、そのフィーバーも一段落した11月はじめ、庭木の整理や草取りなどの片付け中に、再び新たに5頭のルリタテハ終齢幼虫があちらこちらに点在しているのを見つけたのでした。
 また掻き集めた枝葉の中からも1匹這い出しているのも目にしましたが、その時はすべてそのままに。

 そして
■11月5日:
 少し余計なことを思い立ちました。
 草木の茎などにくっついていた終齢幼虫5匹すべて採取して虫かごに入れ、蛹につく寄生蜂の被害防止のため、ガーゼで容器上部をカバーしてから蓋を載せ、まだ庭に残っている幼虫の餌のホトトギス葉も中に入れて経過を見ることにしたのでした。
 観察の便のため容器は室内に置きました。

●5頭の蛹化:
 ■11月10日、最初の1頭が蛹化、少し遅れて12日に2頭、合計3頭が前蛹から蛹になりました。 
 ・11月12日撮影:Img_819151112

 また残り2頭の幼虫も更に遅れて11月16日に1頭、残る最後の1頭が18日に蛹になりました。
 これでとりあえずは、5頭の終齢幼虫すべてが“無事”に蛹になりました。

 
 12月はじめには、最初の個体が蛹になってから既に蛹期間の最長目安とした3週間が経過しましたが、羽化する兆候は感じられず、あるいはトラブルに見舞われているかと思い、このまま室内に置くのは止めて、とりあえず容器ごと、風雨や直射日光の当たらない屋外に出しました。

 
●予期しなかった羽化を観察:
 屋外に出してから4日目の
 ■12月5日:
 ・ 1頭目が羽化:
  外出から帰宅した午前11時前、容器に目をやると予期せず、1頭が羽化して蛹の抜け殻にぶら下がっていました。
 蛹になってから25日後のことでした。1125

 
 羽化して羽が伸びてしばらく後に排出される赤色の体液がまだ出ていなかったので、羽化してそれほど時間が経過していなかったようです。

 ・カゴから外に取りだしてしばらく後に赤い体液を排出しました。Img_8399

 
 当日は日暮れ近くなっても抜け殻にぶら下がったまま飛び立つ気配はまったくありません。  
 それで,夜になってから庭のツバキの茂みに抜け殻ごと差し込むと、ゆるゆるとツバキの細枝に取り付いて少し登り、葉裏で静止しました。R00151701251

 鳥の目からは遮蔽されるのでそのままに。 
 翌朝、覗いてみるとそのまま不動で、とりあえずは無事の様子。

 
■12月9日:
 ・2、3頭目が羽化:
 (前日は曇り後冷たい雨の寒い1日)午前11時過ぎ、天気は快晴でしたが風は冷たく、気温は8℃とやはり寒い天候でしたが、新たに2頭のルリタテハが羽化しているのに気がつきました。
 蛹化後、27日目のことでした。

 ・2頭目:R00151741292

 
 ・3頭目:
 羽化して羽が伸びていく時に、羽先の部分が容器壁に少し接触していて、その部位が少し曲がった(カールした)ままになっていました。R00151781293

 
 ・既に赤い体液も容器内に排出していました。R00151801292

 
 カゴから出しても動く様子はなく、1頭目同様に、鳥の目から遮蔽するためツバキの葉裏に止まらせました。
 ・2頭目:R00151821292

 
 ・3頭目:(羽先がカールしているのが分かります。)R00151831293

 
 ・なお、先(5日)に羽化した1頭目の個体は元の位置で不動のままでした。R00151811291

 
 ・残る2頭の蛹はまだそのままで羽化する気配がありません。R00151791292

 
■12月25日:
 蛹になってから既に40日近く経過したのに依然として蛹のままの2頭、やはりダメになってしまったのか、そうなら始末しなくてはと、2頭共に、くっついている長めの茎を切り取ろうとして蛹に触れたところ、突然、触るなとばかり両方の蛹ともに体を振り始めたので少しばかり驚きました。
 どうやら蛹のままで元気なようです。
 引き続き経過観察するには、短くなってしまった茎では保存できないので、継ぎ足し用の小枝を探して庭の片隅を覗いた時に、何とまた新たに1頭の蛹を見つけたのです。
 マンリョウの下枝に隠されるように伸び出していたシュンランの葉に付いていました。
 こちらはこれまでずっと屋外の自然環境に曝されて経過した蛹です。

 余談ながら、野外自然環境下でのルリタテハの越冬態は成虫で、とされています。
 屋内で飼育されている場合は、蛹のままで冬を越して春先に羽化したり、あるいは室温が高い時には冬に羽化することもあるそうですが、12月末の野外で3頭の蛹の存在は、経過観察の価値がありそうです。
 新たに見つけた蛹は触らず、2頭の蛹には小枝を継ぎ足して引き続き屋外の物陰に置いて
 このまま観察することにしました。

・新たに発見した1頭の蛹:R001528012251_1

・継続観察の2頭の蛹:R001528821225

・なお、先に羽化してツバキの枝にとまらせていた成虫2頭の姿が見当たらなくなっていました。消息は不明です。
 そして羽先がカールした1頭は依然としてまったく動かずにそのまま冬越ししているようでした。R001528631225

■12月28日:
 残っていた1頭の成虫が昇天:
 昨日は冬晴れのもと北西の強風が吹いていました。
 朝、ゴミ出しに行った帰りに、自宅前通学路に、風で飛ばされてきたゴミの小片を掃き集めていた時に、庭に1頭だけ残っていたルリタテハが落ちて死んでいるのを見つけました。
 ここ数日最低気温は氷点下、最高気温も10℃以下の乾燥した冷え込みで、耐えきれなかったのでしょうか。

 とりあえず年内の経過記録はここまでで、以後は打ち切りとしました。

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2019年12月 3日 (火)

ウラギンシジミ(越冬中の個体)

 今日は晴れて好天に。(最低気温6℃、最高気温17℃と打って変わって暖かい日に)
 やる気になれなかった重い腰を上げて、なかなか手の付けられなかった草取りや伸び放題になっていた庭木の剪定などをぐずぐずと。
 午前中はまだよかったのですが、正午過ぎくらいからは上着も脱ぐほどに気温が上がりました。
 しかし早くも日が傾いた3時過ぎの日陰では急に寒くなってきたので後片づけに。

 道路に落ちた枝葉などを掃き集めていた折に、山茶花の小枝からウラギンシジミが一匹出てきました。
 不活発ですぐに飛び立つことはなく、あまり動く様子もないので越冬体勢の個体だったようです。
 小枝で突っつくとほんの少し飛んで、傍らの側溝の開渠に静止。
R0020944R0020946R0020947

 (飛んだ時に地味な翅表が見えて、♀の個体と分かりました。)

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2019年12月 1日 (日)

12月スタート、田んぼ道の鳥

 12月スタート初日、晴れの予報ははずれて日差しは午前中の一時だけであとは曇り。
 最低気温は-1℃、最高気温11℃と寒い日でした。


・田んぼ道を一回り。
●初冬の田んぼにカラス:
 二番穂が枯れ残っている田んぼ、その刈り取りが終わっている田んぼ、そして切り株のすき込みが終わっている田んぼと色々でしたが、いずれも寒々とした風景に。
 そのような田んぼで落穂ひろいをするカラスが数羽、やはり寒そうでした。Img_7613Img_7617


●アオサギ:
 田んぼの間を流れる、泥土のたまった農業排水路。
 水量は少なくて止水状態になっています。
 その水路護岸コンクリート上にアオサギが一羽。
 いつものように時折水路を覗いている様子でしたが、ほとんどはボーっとして突っ立っていました。Img_7630


●タヒバリ:
 アオサギのいる近くに、茶色の小鳥がいるのに気が付いて、レンズを向けてみるとタヒバリでした。
 もともと多くはいないこと、またいても田んぼ背景に溶け込んで、近くから飛び立つまでは気付くことがなく、あまり目にしない冬鳥です。Img_76312r


●コサギ;カワセミ:
 そこにコサギが飛来して、すぐに水路に降り立ちました。
 ときおり小魚がいる浅い水底を片足でまさぐる動作を繰り返しながら、ゆっくりと遠ざかっていきます。
 そして、全くの偶然でしたが、コサギの追っかけ中に、カメラの視野に突然カワセミが飛び込んできて、水路に張り出した灌木の枝に止まりました。
 カワセミもすっかり川辺から姿を消してしまい、眼にするのはずいぶん久しぶりのこと。
 普段ならすぐに飛び立っていくのに、そのままじっと動きません。
 すぐ下をコサギがゆっくり移動するのを見ていたようです。
 (画像はクリックで拡大します)Img_7634

 留鳥も冬鳥も非常に少ない昨今になりました。

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