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2019年12月 7日 (土)

洪水防水対策

 過去ログです。

 去る2019.10.13、台風19号に伴う大雨により関東周辺地域でも浸水被害を受け、未だに生活再建のめどが立たない地域もあり、ご苦労がしのばれます。
 利根川水域も大雨に見舞われた結果、その降水により当方居住域近隣の利根川「栗橋水位観測所」においては最高水位9.61mを観測し、氾濫危険水位(8.90m)を10時間近く超過する大規模な洪水が生じました。
 その際には当方居住地域にも、13日未明(1時45分)に関東地方整備局河川部 発表の「13日3:00頃以降、利根川左岸渡良瀬川合流点上流において越水し、堤防が決壊するおそれもある」という情報にもとづき避難勧告が発令されました。
 (※今回はさいわいにも難は免れました。)

 改めて、首都圏の洪水被害防止という観点から進められてきた洪水災害等の防災・減災対策の状況・実績を知り、今後の自身の防災準備・心構えの参考にも出来るようにと、多数の情報の中から当方居住地域に関連のある情報をピックアップしてみました。
 言うまでもありませんが、ピックアップ情報資料は利根川・江戸川流域限定の関連情報で、地理的に異なる流域・地域の場合には直接の参考にはなりません。

◆利根川流域で当方居住地域に関連のある利水・洪水防止施設:
・Google Earthから作成した画像:
 (画像はクリックで拡大します)
20151214hk


・上流にある「八ッ場ダム」は10月1日より始めた湛水試験中で、台風19号の降雨により10月11日2時から13日5時にかけて貯水位は518.8mから573.2mまで約54m水位上昇 (ダムに貯めた水量約7,500万立方メートル)その後10月15日に貯水率(貯水量/有効貯水量の割合)100%、平常時最高貯水位(常時満水位)標高583.0mに到達 (国交省関東地方整備局 八ッ場ダム工事事務所発表)と、幸い大雨を満水まで貯留したこと、

・そしてその下流域にある「渡良瀬遊水地などの調節池」では過去最大の洪水量約2.5憶立方メートル(東京ドーム約200杯分)の貯留を記録し、“首都圏の洪水被害に貢献した”こと。

・当地関連ではささやかながら「近隣の調節池(洪水調節容量は84万立方メートル)」や、直接関係ないものの「首都圏外郭放水路調圧水槽(地下神殿)」など、一連の、利根川関連流域に設置された利水・洪水防災施設と、“幸運”のおかげで、今回は当方も、最悪 “自宅2階以上浸水のハザード”から免れることができました。

 COP25で、温暖化による自然災害を最も強く受けた国と指摘された日本。
 日本のどこでも今後も大丈夫という保障などはありません。


※主要な情報【出所】:
「国土交通省 関東地方整備局 利根川上流河川事務所」:
 〒349-1198 埼玉県久喜市栗橋北2-19-1 電話:0480(52)3952
【利根川上流河川事務所ホームページ】:
→ http://www.ktr.mlit.go.jp/tonejo/index.html

◆2019.10.13台風19号による出水時の情報・その関連記録:
①「令和元年台⾵第19号による出⽔速報(令和元年10⽉17⽇、13時現在)
→ http://www.ktr.mlit.go.jp/ktr_content/content/000758842.pdf
② 10月13日に空撮その他出水時の渡良瀬遊水地
 その1:20191013
 その2:L
 その3:Photo_20191207215201

補足追加;
 個人のブログによる情報:ブログ「渡良瀬遊水地トroトロ散歩」
・渡良瀬遊水地をホームグランドとされているブロガーさんの素晴らしいHPです。
 http://torotorosanpo.sakura.ne.jp/index.htm
 渡良瀬遊水地に台風19号の襲来した際からその後について迫真の状況が10月13日~23日、更に11月9日にわたり記録されています。
・なお渡良瀬遊水地HPによれば、危険防止のため、遊水地への利用立ち入りが禁止されていましたが、2019年11月15日(金)より谷中湖周辺一部開園範囲が追加となり、12月初旬にはさらに拡大される予定です。
③ 渡良瀬遊水地関連情報
 http://www.ktr.mlit.go.jp/tonejo/tonejo_index006.html
・渡良瀬遊水地の概要
 現在の遊水地は、茨城、栃木、群馬、埼玉と4県の県境にまたがる面積33km2で総貯水容量2億m³の日本最大の遊水地。1910(明治43)年~1922(大正11)年の渡良瀬川改修工事により、渡良瀬遊水地となったが、1947(昭和22)年のカスリーン台風による大出水を契機に、1949(昭和24)年策定の利根川改修改訂計画に基づき、1963(昭和38)年から「調節池化工事」が始まり、1970(昭和45)年に第1調節池、1972(昭和47)年に第2調節池、また1997(平成9)年には第3調節池が、巴波川上流の改修計画の進捗にあわせて完成。
 さらに、渇水時の取水制限防止対策として、供給地に近い第1調節池に渡良瀬貯水池(谷中湖)を建設し、利根川上流域のダム群と連携を図って渇水時に水の補給をしている。
 なお、「渡良瀬遊水地」(登録湿地面積:2,861ha)は2012(平成24年)7月にラムサール条約湿地に登録された。


【八ッ場ダム、台風19号関連情報】:
■国土交通省 関東地方整備局 八ッ場ダム工事事務所
 ホームページ:
 https://www.ktr.mlit.go.jp/yanba/index.htm
◆八ッ場ダム工事事務所2019年10月13日記者発表資料:
 「令和元年 台風19号における八ッ場ダムの試験湛水状況について」:
 https://www.ktr.mlit.go.jp/ktr_content/content/000757984.pdf
◆八ッ場ダム工事事務所2019年10月15日 記者発表資料:
 http://www.ktr.mlit.go.jp/kisha/kyoku_s_00000371.html
  http://www.ktr.mlit.go.jp/ktr_content/content/000758490.pdf
 問い合わせ先:八ッ場ダム工事事務所  電話0279(82)2317(直通) ・技術副所長 遠藤武志
・2015年11月1日Google Earth画像:2015111
2019102
201910155
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【首都圏外郭放水路(地下神殿)】
 国土交通省関東地方整備局 江戸川河川事務所
 http://www.ktr.mlit.go.jp/edogawa/edogawa00147.html
 http://www.ktr.mlit.go.jp/edogawa/edogawa00402.htmlPhoto_20191207215701
◆地底50mを流れる世界最大級の地下放水路:
・中川・綾瀬川流域の浸水被害の軽減に首都圏外郭放水路は大きな力を発揮している。
 

【最後に居住地域のローカル情報】です。
・利根川水系利根川洪水新j水想定図:
Photo_201912072207011920191013
・利根川上流河川事務所と栗橋水位観測所:
Photo_20191207221001

・居住地近隣の調節池。
 台風13号大雨前日(12日午後2時小雨の写真上)と、大雨後(13日午前7時写真下):
Img_702620191011220191013713fitimg_7063_20191207221401

・参考:昭和22年カスリーン台風時決壊箇所:
 (GHQによる空撮画像)
22blg_20191207222201


                  以上
                                   
                        

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