モンシロチョウの蛹(越冬態)
散歩の途上、全くの偶然でしたが、なぜこんなところに?と思うようなところ、遊歩道沿いに建てられた標識の白いポール(太さ直径5cmほど)で、高さは地表から1m程の位置に、薄茶色のモンシロチョウの蛹がくっついているのが目に止まりました。
あまりにも無防備、と思ったのですが。
来春、無事に蝶になって飛び出せるのでしょうか?
12月~1月初めの温かい日にはくりかえして、体長4cmほどになった多数のアオムシ(モンシロチョウの終齢幼虫)が、堤防の遊歩道を動き回っているのを目にしていました。
越冬態である蛹になるための場所を求めて移動していたのです。
(余談ながら、その多数が通行人などに踏みつぶされていたことでした。)
適当な場所にたどり着くとその“表面(壁面)”に糸の塊を吐き、上向きになって尾部をくっつけ、さらに頭部を背中側に反らせながら胸部を固定する糸の帯を吐いて体を固定した後に、脱皮して蛹になります。
この時期に越冬世代の蛹になった個体はそのまま冬を越し、春先に羽化して成虫になります。
なお、暖かい時期の蛹は1週間ほどでも羽化して世代交代を繰り返します。
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