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2020年5月21日 (木)

ユキノシタの花

●ユキノシタ(ユキノシタ科ユキノシタ属):
 かつては気が付くと庭の片隅の至る処に広がっていて、時折まとめて除去していたユキノシタ。
 ランナー(走出枝)を延ばして繁殖を広げている場合がほとんどで、根の張り方も浅いため、一株根元を持ちあげると、難なくずるずると一連の塊が除草できるので除草の手間はかからない”雑草”でした。
 そして気が付くと、最近は殆ど見かけることが無かったのですが、普段は目もくれない隣家との境界空き地に繁茂した雑草に混じって、一株だけ、遠慮がちに小ぶりの花径を立ち上げて花をつけているのに気がつきました。R0022299

 決して珍しくもありませんが暇つぶしに改めて花をのぞき込んで観察したものです。

●ユキノシタの花
 (画像はクリックで拡大します):R0022302R0022296

① 雄しべは10本で長さは約5mm、開花後徐々に放射状に広が
 る。花糸は白色で、先端の丸いのが葯。開裂すると花粉を出す。
② 雌しべの白~淡黄緑色の花柱は2本ある。 
③ 雌しべの基部(子房)を取り巻く橙黄色の花盤。ここが蜜腺にな
 っていて、ハナアブなどが舐めにくる。
④ 5弁花の上側3枚は小さい花弁で、橙黄色~紅色の斑紋があ
 る。斑紋は、花によりすべて異なる。
⑤下側の2枚の花弁は純白で、上側の3枚より数倍大きく、長さが
 1~2cm。

※本種は耐寒性常緑多年草。半日陰から日陰のやや湿った環境に群生する。
 根出葉は束生し、長さ3~10cmの柄がある。葉は腎円形で、基部は心形。表面は暗緑色で、脈に沿って白斑があり、裏面は暗紫色を帯びる。葉や茎には、赤褐色の粗い毛がある。
 花期になると細い花茎を20~50㎝程度に立ち上げ、上部に円錐状の花序を形成し、小さな花を多数、ややまばらにつける。花は両性花で、上側3枚は小さく下の2枚は大きな左右相称の5弁花。
 種子による種子繁殖だけでなく、多数のランナー(走出枝)を出して、その先端に新苗を生ずる栄養繁殖でも増殖する。
 花期は5~6月、分布は日本各地:

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