マイマイガ幼虫
●マイマイガ幼虫
天候不順のせいで今週はずっと曇り/雨続き。
太陽はどこかに消えてしまい、肌寒い日が続いています。
あらためて防寒衣を着て、途上には人の姿もない図書館(完全休館継続中)まで、単なる散歩に行きました。
その途虫で、道端に自生した数株のアカメガシワの幼木に多数のケムシが群がっているのに遭遇。
大部分の葉は食べ尽くされて葉脈や枝だけになっているという有様でした。
ケムシは見覚えのあるマイマイガの幼虫でした。
触らなければ害はありませんが、いつ見てもケムシは気持ち悪いです。
◆マイマイガ幼虫(ドクガ科):
熟齢幼虫は体長 60mmになるケムシで、白地に細かい黒点がちりばめられた体で、背中に5対の青い丸点と6対の赤い丸点があり、顔面には独特の班紋があります。
いかにも刺しそうな毛虫ですが、毒性はありません。ただし、触れると剛毛が刺さるので要注意。
年1回発生して卵で越冬。孵化幼虫は春~初夏に出現。
若齢幼虫は糸でぶら下がる習性があり、ブランコケムシとも呼ばれています。
きわめて食性が広く、果樹のカキ、クリ、ウメやサクラ、ニレ、クヌギ、カシ、カエデなど100種以上の樹木の葉を食害し、時に大発生する森林害虫でもあります。
分布は日本各地。
◆成虫:下記URL参照
https://kuromedaka-saitama.cocolog-nifty.com/blog/2014/07/post-7079.html
成虫の♀は体長75mmほどで白っぽい色、これに対して♂は半分程度の大きさで、怪しい人面相のある茶褐色。
成虫の寿命は7~10日間程度で、摂食はしない。越冬は卵(塊)。
ドクガの仲間であるが被害を受けることは少ない。
成虫出現時期は7~8月、分布は日本各地。
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