« 2020年5月 | トップページ | 2020年7月 »

2020年6月

2020年6月30日 (火)

子連れのキジ

 何もしない6月も終わりに。
 今日も午前中曇り、正午過ぎからは風を伴う雨が降り止まず。
 最高気温は昨日(30℃)よりは低い26℃ながらやはり蒸し暑く、閉じこもりの一日。


 先日、雨の止み間に散歩に行った無人の池端でのこと、除草作業で刈り倒されて間もない草原には、こぼれ落ちた種などをついばむ鳥の群れ(ハト、ムクドリやスズメなど)がありました。
 いつものことなのでボーっと眺めながら歩いていた折、派手な姿の♂キジがいるのに気が付きました。
 キジも当方を察知したようで、いつものように姿勢を低くして地面に座り込みます。Img_0440

 かまわず歩いて行くと、ゆっくり立ち上がりました。
 その時、すぐ近くにそれまで気が付かなかった(見事に茶枯れした草地背景に溶け込んでいた) ♀キジが熱心にエサをついばんでいるのにも気が付きました。
 しばらくは食餌に夢中だったようですが、やがて気が付いた♀もゆっくりと♂の後に続いて草むら向かって消えていきました。Img0449


 それを見届けて、さらに先に歩いて行くと、草地斜面に群れていたハトの集団に、新たに別の群れが舞い降りてきたのですが、その折に、平地に何やら複数の茶色の小さな塊が動くのも目に止まり、なんとなくシャッターを切りました。
 肉眼ではその時わからなかったのですが、原画をみて、キジの親子(それなりに生長した子キジ7羽 ) だったことがわかりました。Img_0461Img_0461trm

 ゆっくり追っかけていくと母キジは草叢の傍で立ち止まってこちらを警戒しています。Img_0463

 そこで歩みを止めてじっと見ていると、草地に伏せて隠れていた子キジが姿をみせ、やがて連れ立ってゆっくり草藪に消えていきました。Img04694r

 さらに池を半周して反対側の草地でまた別の♂キジを目にしました。
(国鳥でありながら狩猟鳥でもある”美味しそうな”キジ。但しここは禁猟区なので安心。)Img_0491

 一度にこれだけのキジを観察したのは初めてでした。今シーズンは池に釣り人の姿はなく、草原の運動広場のにも人の動きが無いので安心して暮らしているのかも・・・


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆ 報道によれば(日本時間29日)世界の新型コロナウイルス累計感染者数は1000万人を超え、死者数は50万人を突破し、収束の兆しも見えないという。
 日本発の有用・有効・安全なワクチンの開発に期待しています。

| | コメント (0)

2020年6月28日 (日)

オオヨシキリ

 “年中行事”ですが、6月初旬から順次、近隣の河川域で生い茂った大型雑草の刈り払い作業が行われています。
 今年の梅雨シーズンは特に曇り、雨の日が多いせいで、作業もなかなか順調には進まないようでしたが、下旬になって、池の堤防筋や草地周辺は大分進捗していました。R0010302

 散歩に出かけた、曇天でいつ降りだすかわからない池の草地で、ヨシの草叢に刈残された1本の枯れヨシに止まったオオヨシキリが、赤い口を開けてまさに喉も裂けよとばかり、いつもの大声を張り上げて延々と鳴いていました。
 ギョギョシ・ギョギョシ・・・Img_0470Img04834r

 住処を奪われてしまった嘆きなのでしょうか。

| | コメント (0)

2020年6月26日 (金)

クズノチビタマムシ/コフキゾウムシ

 連日、雨量は少ないものの曇り時々雨模様の日々。
 雨の止み間をぬって農道散歩。
 道端に自生した雑木の根元にクズ(葛)が群生して、その一部は樹上まで覆い隠すように這い上がり何の樹かわからないほどに。
 これほどまでに放置されているのも外出自粛の名残なのでしょうか。

●クズノチビタマムシ(タマムシ科チビタマムシ亜科):
 https://kuromedaka-saitama.cocolog-nifty.com/blog/2014/07/post-2f80.html
 目前に広がっている葛の葉をみると、葉の辺縁が一様にぎざぎざの縁取り模様に囓られています。1r0010307
 
  犯人はいずれも“米粒大の小昆虫”である「コフキゾウムシ」や「クズノチビタマムシ」などですが、少しあたりを見回しても齧られた葉表は雨できれいに洗われていて犯人らしいものは見つかりません。
 天気の良い日には多数むらがって葉を齧っているのですが・・・
 暇つぶしに近くの葉を裏返していくと、1匹のコフキゾウムシがいて、すぐに葉の反対側にクルリと回り込んで隠れていきます。
 何回か繰り返すと、しつこい奴だと思ったのでしょう、常套手段でポトンと落下して姿を消しました。


 その時、ちょうど目の前の葉に小さな黒っぽい点のようなものが飛んできて葉表に静止。
 ゴミかと思ったのですが1枚撮っておきました。
 後で原画を確認すると、以前観察記録のあるクズノチビタマムシ(ピンボケ)でした。2r0010305-13r0010305-2

 観察にはルーペがほしい大きさの3~4mmで、頭部・胸部には金色の微毛があり、黒い上翅には灰白色の波状の帯紋があります。
 
 ・こちらに過去ログからマシな画像を再掲。4photo_41


 ちなみに
◆コフキゾウムシ:
 画像を過去ログから再掲5_20200626213501
 https://kuromedaka-saitama.cocolog-nifty.com/blog/2009/07/post-8783.html

| | コメント (0)

2020年6月23日 (火)

ムシヒキアブの仲間

●ムシヒキアブの仲間
 雨の止み間に、ムシヒキアブの仲間が飛来して敷石の上に降りました。
 何か獲物を捕獲していたようです。
 全身黒っぽく、大きさ2cmほどでの個体で、静止して獲物を吸汁している様子。
 (画像はクリックで拡大します)Img0424621

 しばらく後にその場に獲物を残して飛び去りました。
 餌食になったのは梅雨の間頻繁にやってくる小さなハエの仲間の一つ、ハナバエの仲間のようでした。Img0433


 梅雨の晴れ間、繰り返し庭にやってきた体長5mm前後の小さなハエなどの仲間。
 (いずれも詳細不明)R00225215mm4r

・ハナバエの仲間?R0022546

・詳細不明。体長3mmほど。R0022595

| | コメント (0)

2020年6月22日 (月)

ブドウトリバ

●ブドウトリバ(トリバガ科):
 毎年のことで、目新しいことではありませんが、今年も5月初旬から中旬にかけて毎日のようにやってきたブドウトリバ。
 大きさ(開張:羽を広げた時の大きさ)は15~18mmと、1円玉(の円内)に余裕をもって収まる程で、遠目には小さなガガンボかと思うような姿ですが、それなりに飛翔能力はあるようです。
 どこから、何をしに飛来するのか不明ですが、たいてい構造物の垂直面に独特の姿勢で静止しています。
 触るとさすがに“羽音”は立てず、頼りない飛び方ながらそれなりのスピードで飛んでいきます。
 しばらく周辺を飛び回った後に、またすぐ近くに舞い戻ってきたりして・・・
 外構壁に止まっていたのに触ると飛び立ってまた傍のアルミ門扉支柱に止まった個体。
 背景が濃褐色だったせいで、翅の白い細毛が明瞭に撮れていました。
 (画像はクリックで拡大します)R0022177

 斜めに日が射すエアコン室外機の壁面に止まっていた個体R0022059R00220554r

※ブドウトリバ
 前翅には全体に細毛がびっしりとついているがその幅は狭いうえに両端には裂け目のような切れ込みがある。
 後翅はさらに奇妙で、一本の軸に細毛が粗雑に生えた感じ。こんなボロボロに破れたような翅でよく飛べるものです。
 植物に止まる時は前脚だけでぶら下がり、壁などの垂直面に止まる場合は(棘のある)前脚と中脚だけで止まり、棘のある長い後脚は先端部を上向きに反らした腹端部で交差させている姿がほとんど。
 野外では雑草のノブドウやヤブカラシで見かけられることが多い。
 幼虫はブドウ科植物のノブドウ、ヤブカラシ、エビヅル、またブドウの葉や花、果実を食べるからであろう。
 成虫出現時期は5~9月、分布は本州、四国、九州。
 成虫で越冬する。 

| | コメント (0)

2020年6月20日 (土)

クリの花

●クリの花開く(ブナ科クリ属):
 梅雨入り前、通りかかった農道沿い農家の畑に数株植栽されたクリの雄花が開花していて、辺りに特異の臭気を漂わせていました。
 もうそんな季節になったか、と思ったことでした。Img_037168

 クリは雌雄同株で花は雌雄異花の落葉高木。
 1株にいずれも“花弁”のない「雄しべだけの雄花」と、「雌しべだけの雌花を咲かせます。
 クリの花は自分の花粉(自家受粉)では種子を作れず、他の木から昆虫類に花粉を運んでもらい(他家花粉で)種子を作る虫媒花。 
 そのため雄花の開花中に特異な青臭い匂いを発散して昆虫を呼び集め、また雄花が蜜を分泌する(雌花は出さない)ため、昆虫たちは雄花に集まります。
 その際に花粉が体に付着して運搬役になり受粉が成立します。
 花粉運搬役になるのはハチ類、ハエ、アブ類、ハナムグリなどの甲虫類やチョウ類など多数の昆虫たち。
 ちなみに、一番 “他家花粉”に役立つのはマルハナバチだそうです。

◆雄花:
 梅雨入り前ごろになると本年枝の葉柄の付け根から10~20cmほどの穂状花序が伸び出してきます。
 そして長い雄花穂にクリーム色の雄花が通常7個ずつ集まって、雄しべを十数本突き出しながら多数咲き始めます。
 この際特有の臭気を発散するとともに、蜜腺から蜜を分泌します。
(雌花には蜜はありません。)R002291768
 
 なお、自家受粉を避けるため、雄花、雌花、雄花といった順に時期をずらして咲くそうです。

◆雌花:
 先に雄花が満開になっていた時には雌花に気が付きませんでした。
 その10日ほど後、雨上がりの農道を通りかかった時には、既に茶色に枯れた大部分の雄花花穂は地面に落ちていて、雌花、というより既に幼果になりかかったものが目につきました。R0010078619

 雌花序は、枝の上部の穂状花序の基部に1~2個付きます。
 後に殻斗(針状のイガ)になる球形の総苞の中に3個の雌花が入っていて、1個の花から雌しべの白い花柱が10本近く針のように突き出ています。R10061R10061-2
 
 受粉後に実る堅果は長い棘のある殻斗(イガ)に2~3個ずつ包まれることになります。
 花期は6~7月

| | コメント (0)

2020年6月18日 (木)

ドクダミ/ヤエドクダミ(園芸種)

◆ドクダミ(ドクダミ科ドクダミ属):
 古来、十薬(重薬)(ジュウヤク)と呼ばれ、毒下しなどの薬効顕著な民間薬として利用されてきたドクダミですが、一度侵入されてしまうと地下茎を縦横に伸ばして繁殖する根絶困難な”雑草“扱いになってしまう多年草です。
 特有の臭気はデカノイル・アセトアルデヒドやラウリル・アルデヒドなどの精油成分によるものですが、加熱してお茶などにすると臭気は無くなります。
 花には花弁も萼はありません。4枚の白い花弁に見えるものは総苞片です。
 花は肉穂花序に多数ついている小さなものです。R0010013R0010012

 1つの花は「3本の雄しべと、1本の雌しべで、その花柱の先は3裂したもの」から出来ています。R0010048R0010048ct

 花期は5~8月、分布は日本各地。


◆ヤエドクダミ(園芸品種)
 白い八重咲きの花が楽しめるヤエドクダミがあります。
(生の全草の)臭気などはドクダミと同じです。
 やはり繁殖力は旺盛で、民家のお庭から道端に進出して白い花をつけているのを見かけて撮影。Rimg0002_20200618220301

| | コメント (0)

2020年6月16日 (火)

オカダンゴムシ(ダンゴムシ)

 偶然のことですが、夕刻涼しくなってからゴミ掃除をしていた庭の片隅で、枯れ落ち葉の近くにダンゴムシが集まっていて、その中に1匹、大き目で、ひときわ目立つきれいな蛍光色の黄緑 縞々紋のある個体がいるのに気が付きました。
 急ぎカメラを取ってきて追っかけ撮影。
 レンズを近づけると物陰に隠れるように逃げていくのを執拗に追っかけ。
 残念ながら、(古いデジカメの撮像素子の性能によるものと思いますが、)すべてのショットでピントが甘く斑紋は白っぽく写り、視認したような黄緑色の蛍光色は再現されませんでした。Rimg0011Rimg0012Rimg0013Rimg0014

※オカダンゴムシ(一般的にダンゴムシと呼ばれているもの)(オカダンゴムシ科):
 オカダンゴムシは地中海原産の外来種で、移入動物
 体長13mm、体色はメラニン色素による黒色が基本であるが、黒褐色~灰色など、また背面に明瞭な(蛍光色の)黄~黄緑色紋を持つ)など個体変異も珍しくないという。

| | コメント (0)

2020年6月15日 (月)

アワフキ幼虫

 先日のこと、連日の雷雨の後の雨上がり、所用で通りかかった街裏の遊歩道で。
 路上に伸び出していた“ひこばえ”のエノキ小枝に泡の塊が付いていました。R002

 雷雨は短時間ながら、3日連続で続いたのに、流されることもない、丈夫な「泡の住処」の主はアワフキの幼虫です。
 特別珍しくもありませんが、(余計なことですが)泡を葉っぱではぎとると、大きさ8mmほどで全身黒い幼虫がはい出してそれなりのスピードで隠れようと逃げ出します。Rimg0010

 追っかけ撮影中に物陰に隠れていきました。
 少し図鑑など調べましたが今回は“未同定”とされた幼虫にそっくりで、不明でした。
 幼虫は、寄生した植物を吸汁して栄養分を吸収し、余分な水は糖タンパク質を含む粘液とともに排泄して、そこに空気を送りこんで“丈夫な”泡の塊を作って住処としています。
 成虫はセミに似た姿をした小さな昆虫で、幼虫、成虫共に樹木の汁を吸う害虫です。

| | コメント (0)

2020年6月13日 (土)

サギの仲間、水田でエサ取り

 5月初旬、田植えが終わってカエルの合唱が聞こえる頃になるとサギの仲間がエサ取りに飛来するようになりました。
 6月初旬、稲苗の緑が濃くなってくる頃にはたくさんのオタマジャクシが生まれて泳ぎまわっています。
 広い田んぼ域で目にするサギ仲間も以前ほどではありませんが、少し増えてきました。
 代わり映えしませんが、記録です。

・5月初旬、早苗が育ち始めた田んぼにチュウダイサギ(ダイサギ)(脚の腿部分が黄色)が一羽。Img_017457
 ゆっくり歩きながら時折、嘴を水に突っ込んでいましたが、獲物が取れた様子はあまり見られませんでした。

・6月初旬、飾り羽があり目先が緑色の婚姻色になったチュウダイサギが1羽。
 素早く嘴を水中に入れたあと頭を上げて何か”小物“を呑み込んでいる様子でした。Img_036168

・6月中旬の始め、広い田んぼ域に100m以上離れて、ところどころにばらまかれたようにサギ仲間の姿がありました。
 “三密を避けること”を徹底しているので、遠目の姿だけでは同定は難しいのですが、1羽ずつ望遠で確認しながら推測。

◆婚姻色のチュウダイサギ:Img_0381

◆チュウサギ(夏鳥):
 全体の特徴からチュウサギのようです。Img03752r

・チュウダイサギと識別点Blg_20200613134901
 観察数は稲刈り時期にピークになりますが、昔にくらべてその数は激減しました。

◆コサギ:Img_0396
  足元が草で隠されて足指の黄色が確認できませんがコサギです。Img_0395


◆アオサギ:
 田んぼにやってきても、いつもはボーっと佇立している姿がほとんどですが、この時はチュウダイサギ同様に獲物を求めて歩く姿でした。
 獲物が取れた様子は見られませんでしたが・・・Img_0386-2
 

| | コメント (0)

2020年6月11日 (木)

梅雨入り、アジサイなど花開く

・関東も梅雨入り:
 一昨日33℃、昨日34℃と暑かった後、本日(11日)午前中は予報以上に晴れて33℃まで上がりましたが午後3時前くらいから雨と強めの風で気温も下がりました。
 そして、予報のとおり当地(関東甲信地方)も(九州北部、北陸、東北南部の各地方も)梅雨入りしたとみられるとの気象庁発表。

・それに合わせたかのように、レインリリーが1輪開花しました。R0022959

・近くのアジサイ名所は閉鎖されていますが、ご近所のお庭に咲いているアナベルやカシワバアジサイなどの花を眺めさせてもらって満足です。R002294610

・振り返ってみれば5月にはセンダンの花が咲き(今はもうありません)、Img0286522

・街裏の遊歩道にはシャリンバイの花が咲いて(今はもうありません)、Img_4374518

・今は、ビヨウヤナギ植栽が満開で、Dsc0100610

・またあちらこちらにスイカズラが繁茂しています。R0022348515

 時間だけは確実に流れていきます。

| | コメント (0)

2020年6月 9日 (火)

バラ(ロイヤル・ハイネス)/アカスジチュウレンジ

 毎シーズン繰り返される自然界の営みで、目新しいことではありませんが、バラと天敵害虫の記録です。
・5月中旬、バラの害虫アカスジチュウレンジがバラ(ロイヤル・ハイネス)にやってきました。
・6月初旬、開花した枝の葉に群がって食害しているアカスジチュウレンジ幼虫(と推測する)を見つけました。

◆5月中旬の原因:
 それなりに“お気に入りとしてお世話をしていたバラ ですが、昨夏の猛暑と、カイガラムシによるダメージですっかり樹勢が衰えて冬を越し、今年の春には何とか枯れずに新梢と若葉の展開だけがゆっくり進んでいて、他種のバラはとうに花の最盛期を過ぎていた5月中旬も終わりのころ、貧弱ながら新梢の上に未熟な蕾が2個だけできていました。
 今年の花は無理と思っていたので、樹勢が劣えるのを防ぐためにそのつぼみは摘み取ろうと思って庭に出たちょうどその時、展開が始まって間もない赤みを帯びた新葉上に、バラの天敵ハバチが1匹、緩慢な動きでうろついているのを見つけました。
 カメラを取ってきて、写真を撮り終わっても逃げずにうろうろ。
 撮像をアップで確認するとアカスジチュウレンジでした。(5/19)R0022422-3R0022422-4ctR00224224r519
 
 殺虫剤スプレーを取ってきて噴霧した際にジェットに吹き飛ばされてハチの姿を見失い、始末の結果は未確認。
 その時はそれで終わりました。
 (その際、産卵場所を探していただけなのか、すでに新梢の茎に産卵していたのか、また他の枝に産卵痕はないかなど点検はしませんでした。)
 そして後日、処置がまずかったことがわかりましたが後の祭りに。
 (ただし、この出来事と、後日の結果に対する因果関係の証明はありません。)


◆6月初旬の結果:
 ●アカスジチュウレンジ幼虫(ミフシハバチ科):
 今シーズン、他種バラの花が終わってから、やっと(6/4)1輪のロイヤル・ハイネス(花は標準より小ぶりながら)が見ごろになりました。
 https://www.helpmefind.com/gardening/pl.php?n=13266
 葉は、表面に艶のある濃い緑色で、花は淡いピンク色で、爽やかな甘い芳香があります。R002284464_20200610213901

 当日の最高気温は30℃を越えて、翌5日にはもう“開き過ぎ”の花姿になってしまいました。
 これで切り捨ても惜しいので、切り花にしようとハサミを持ってのぞき込んだ時、ちょうど花の真下で陰になっていた複数の葉に、アカスジチュウレンジの幼虫と推測される若齢幼虫が群がっているのを発見しました。
 既に太い葉脈だけになっている葉もありました。
 殺虫剤をスプレーするとすぐに大半の幼虫はぽたぽたと落下していきますが、しぶとく葉にしがみついているものも。
 写真を撮って(6月5日)から、被害を受けた葉や茎は切り取り処分に。65R0022886

◆成虫:
(チュウレンジハバチ同様)幼虫はバラ科植物の葉を食害するバラ園芸の天敵仲間。
・成虫の体長は8mm内外、翅は暗色半透明で、頭部は黒色。
 胸背部の瘤はすべて黒色ではなく、真ん中に橙色の瘤もあり、また胸部側面は橙黄色。
(ただし、これら体色には変異が多いということです。)
(なお、これに対してチュウレンジハバチの場合は胸背部の瘤全体が黒色で、胸部側面は暗色~黒色という違いがあります。)
 バラの新梢に産卵中の姿勢や、残された産卵痕などはチュウレンジハバチと同じ。
 成虫出現時期は5~10月、分布は日本各地。

◆幼虫:
 老齢幼虫は体長20mm内外。頭部は黄褐色、体は緑色で体節に黒い点状の斑紋が現れる。
 若齢時には頭部は黒色で、体節の黒点状斑紋は見られない。
チュウレンジハバチ幼虫も若齢時には同様の外観なので素人には識別は別困難)

 *********************************************
※すっかり忘れていましたが、過去ログがありました。こちらの方が詳しいです。
 2016年10月 3日 (月) アカスジチュウレンジ終齢幼虫
https://kuromedaka-saitama.cocolog-nifty.com/blog/2016/10/post-a231.html

| | コメント (0)

2020年6月 7日 (日)

チュウレンジハバチ幼虫/ミニバラ新葉食害

 5月上旬、つぼみが膨らみかけたミニバラの新梢にチュウレンジハバチが産卵する姿を繰り返し見かけるようになり、その都度枝ごと処分していました。

 中旬以降、花が満開になる前後には”ステルス(隠密)”害虫のハキリバチが飛来して”丸い葉切り痕”を残していくようになりました。
 https://kuromedaka-saitama.cocolog-nifty.com/blog/2019/06/post-dc4ce8.html

R0021013_20200607221901

 5月下旬になると(産卵痕の見落とし処分漏れがあった枝の周辺で)何者かに喰い荒らされている新梢・新葉があちらこちらに目に止まるようになり、その葉を裏返してみると多数の若齢幼虫がコロンと丸まってお休み中で、また枝ごと切り取り処分の暇つぶしです。
 (画像はクリックで拡大します)523523_20200607215401

                ー 次へ -

| | コメント (0)

2020年6月 6日 (土)

チュウレンジハバチ産卵

●チュウレンジハバチ産卵被害
 春、バラの新梢が勢いよく伸びる頃になると、決まってやってくるのがバラの天敵チュウレンジハバチです。
 ♀は、ノコギリのような形の産卵管を柔らかい茎に差し込んで切り裂きながら、その奥に卵を生みつけていきます。
 そして孵化した幼虫の群れはアッという間に堅い葉脈だけ残して周辺の葉を食べ尽くし、気づくのが遅れると枝が丸坊主になってしまう被害が発生します。
 慣れっこになっているので記事にもなりませんが、今シーズンは“特に暇で、時間つぶし”の記録です。
 4月中旬くらいから、毎日どこからともなく数種のハバチの仲間が頻繁に飛来するようになり、その中にチュウレンジハバチも交じっていることは承知していました。

◆観察1:
 そして5月初め、ミニバラの新梢に産卵中の姿を目にしました。
 既に茎を数cm切り裂きながらの産卵継続中で、いつものことながら指で触っても逃げようとはしません。
 (バラ園芸家は見つけ次第そのまま指先でプチュッと潰してしまう(テデトール殺虫、だそうですが・・・)
 軟弱者は仕方がないのでスプレー殺虫剤を噴霧。

・濡れるほどかけてもそのまま“静止”しています。(産卵を始めると終わるまでは逃げられない?)11r0021828t5212r0021826

・翌日、その枝を切り取り、産卵姿のまま昇天している個体を取り除いてみると、茎には無惨な産卵切り傷痕がくっきりです。13r0021850

・枝の傷口を割ってつま先で広げてみると(殺虫剤を浴びた影響があったのでしょうか)少し黄変した卵がのぞきました。14r0021856


◆観察2:
・数日後、今度はまさに産卵を開始したばかりのチュウレンジハバチがいました。
 やはり枝をつま先ではじいても、虫に触れても逃げません。
 やむなく殺虫剤スプレー。その後、枝ごと切り取り処分。
 ついでにミニバラ全体を見渡してみると、予想以上にあちらこちらに多数の産卵傷痕のある枝があり、少し丁寧に点検しながら切り取り処分も実施。
・やはり暇つぶしに産卵痕がまだ新しい枝の傷口をつま先で押し広げてみると、(大多数は指先で潰してしまったようですが・・・)新鮮な卵がありました。
・また時間が経過し、卵から孵化した幼虫が脱出した後の枝の産卵痕は、2列に区切りながら整然と産み付けられた跡がきれいに残されていました。
 (画像はクリックで拡大します)57

 後日、その幼虫の“活躍ぶり”を目撃することになります。

| | コメント (0)

2020年6月 4日 (木)

ハモグリバエの仲間(エカキ虫の仲間の成虫)

●ハモグリバエの仲間(エカキ虫仲間の成虫)(ハモグリバエ科):
 先の記事、エカキ虫の仲間「ハモグリガ幼虫」に続いて、今回は庭にやってきた「ハモグリバエ成虫」の記録です。
 5月下旬、庭先で草取りをしていた時に、目前にあった日当たりのヒトリシズカの葉上に、(写真だけで知っていた)黄色と黒の体色のハモグリバエ(成虫)が飛来しました。
 初めてのことです。
 そして何かを探すかのようにゆっくりと歩いたり静止したりの行動を繰り返して、すぐに逃げる様子もなかったので、草取りの手を止めて写真撮り。
 何しろ小さなハエで、非力なコンデジではピント合わせと追っかけがなかなかうまくいかず、何とか見られる画像は数枚になりましたが、記録としました。
 ずんぐりした体形で、体長(頭部から腹端までの長さ)は2㎜ほど、体色は黄色と黒の派手な姿で、体長の割には大きく見えました。
 その配色やデザインは「トマトハモグリバエ」などに似ていますが、詳細は不明なので、「ハモグリバエの仲間」としました。

・ヒトリシズカの葉上に飛来したハモグリバエの仲間(ヤブランハモグリバエ)
 (画像はクリックで拡大します)R0022455

・腹端に黒色で筒状の構造が飛び出している。R0022452ct

・葉上を歩き回る。R00224414r

 なお、余談ですが、我が家にはハモグリバエ幼虫が”絵を描く“キャンバス素材”になる植物が無いので、幼虫の観察経験はありません


*〈追記 2020.9.4〉:
 ・hamoguribae様からご親切に下記のコメントをいただきました。
  掲載画像は、胸部背面の部分的な縞状の色彩がヤブランハモグリバエに似ているように思われる。
 近くにヤブランかジャノヒゲはないか。
 とのことです。
 
 ・確かに近くに、毎年切り詰めたり、掘り起こして除去しなくてはならない丈夫な斑入りのヤブランがあります。
 現在花穂が何本も立ち上がっています。
 切り詰め作業などのさいに、ヤブランハモグリバエの知識など皆無ですから、線状の潜孔が形成されていたとしても、見えていないことでしょう。
 ありがとうございました。
 
 

| | コメント (1)

2020年6月 3日 (水)

ハモグリガ幼虫(エカキ虫の仲間)

 〈前置き〉
■ハモグリバエ/ハモグリガ:
 毎年5月、ミニバラの開花時期になると決まって葉の一部が薄茶色の袋状に膨れ上がって、中に白っぽい蛆虫状の幼虫と、その排泄物の黒い粒々が透けて見えるような害虫被害が発生します。
 そのせいで樹勢が弱められたり花付きが悪くなったりするようなことにはありませんが、放置すると花が咲き進むにつれてその汚さが際立つようになって美観を損ねます。
 そこで被害部分だけ切り取って踏み潰して処分すればいいだけで、従来あまり気にしたことはありませんでした。
 ただ、今シーズンは“暇があまりに多かった”ので、少しばかり暇つぶしをしてみました。

●エカキ虫(絵描き虫)とは:
「ハエ(蠅)」の仲間のハモグリバエ、ナモグリバエ、また「ガ(蛾)」の仲間のハモグリガなどの幼虫:
 野菜や花卉類の葉に寄生してその内部(葉肉)を潜行しながら食害して、時には経済的に重大な被害を及ぼす害虫がいます。
 この犯人が園芸家や農家で言われる上述の「エカキムシ」です。 
 そして、その際に、被害葉に残される食害痕が
 ・「線状」になるのは小さな“ハエ”の蛆虫状の幼虫「ハモグリバエ幼虫(近年海外から侵入したと思われる)Liriomyza属」や「ナモグリバエ幼虫(在来種)Chromatomyia属」によるもので、(註:ハモグリバエの仲間とナモグリバエの仲間は上記のように「属」が異なり、属間の区別は外観的にも明瞭に識別できる、ということです。)

 ・「袋状」になるのが小さな“ガ”の蛆虫状の幼虫「ハモグリガ幼虫」によるもの。

 ということのようです。(…素人がそう思い込んだことなので、別に確認してください。)
 参考にさせていただいた記事は下記URL。
http://www.foocom.net/column/pest/4168/
https://agripick.com/2117
  ******************************************************
〈本題〉:
 今回は、新規性は全くない内容ですが、改めてミニバラの葉に袋状の食害痕を作り美観を損ねる被害を及ぼした犯人で、詳細は不明ですが、“ガ”の幼虫「ハモグリガ幼虫」の仲間の「バラクロハモグリガの幼虫」によく似た幼虫の姿です。
 気の毒ながら撮影後はすべて踏み潰しになりました。
・ミニバラ被害葉の外観:
 小さい若齢幼虫は2~3mm、大きい(終齢幼虫)は5~6mm程の大きさ
 (画像はすべてクリックで拡大します)
R0021886

・別の被害葉と幼虫:Photo_20200603200301

・葉の上を活発に歩き回る幼虫。
 頭部は”鑿(のみ)”のように先の尖った形状で、いかにも葉の中を潜行するするのに適した姿。
 最後にはまた”古巣”に潜り込もうとする。Photo_20200603200302

※ちなみに、成虫のガは大きさ6mm ( 開帳 7.5~8.5mm )前後のスマートな姿をしているようですが、いまだに一度も確認したことはありません。
 幼虫を1年間飼育観察すればいいのでしょうけれど、素人には無理。

※直接関係ありませんが、ネット上で拝見したHPのURL:
 http://ekakimushi.livedoor.blog/archives/cat_277905.html?p=10
(ハイパーリンクはしていません。ご覧になるにはURLをブラウザーにコピー&ペーストしてアクセスしてください。)

| | コメント (0)

« 2020年5月 | トップページ | 2020年7月 »