アワフキ幼虫
先日のこと、連日の雷雨の後の雨上がり、所用で通りかかった街裏の遊歩道で。
路上に伸び出していた“ひこばえ”のエノキ小枝に泡の塊が付いていました。
雷雨は短時間ながら、3日連続で続いたのに、流されることもない、丈夫な「泡の住処」の主はアワフキの幼虫です。
特別珍しくもありませんが、(余計なことですが)泡を葉っぱではぎとると、大きさ8mmほどで全身黒い幼虫がはい出してそれなりのスピードで隠れようと逃げ出します。
追っかけ撮影中に物陰に隠れていきました。
少し図鑑など調べましたが今回は“未同定”とされた幼虫にそっくりで、不明でした。
幼虫は、寄生した植物を吸汁して栄養分を吸収し、余分な水は糖タンパク質を含む粘液とともに排泄して、そこに空気を送りこんで“丈夫な”泡の塊を作って住処としています。
成虫はセミに似た姿をした小さな昆虫で、幼虫、成虫共に樹木の汁を吸う害虫です。
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