メダカナガカメムシ
●メダカナガカメムシ(メダカナガカメムシ科):
田圃脇の空き地に大繁茂したクズの方々に、“クズに集まる小昆虫仲間”のコフキゾウムシやマルカメムシ、またグンバイムシなどと共に群れていたメダカナガカメムシです。
大きさ(体長) 3mmほどで、複眼が突き出している(目高)小型のカメムシ。
人目を気にする必要もないところだったので、少しばかり追っかけ“取材”
”2段重ね”体勢で動き回っている姿が大半で、少しも静止することなく葉表から葉裏へと逃げていくのでピント合わせもそれなりに苦労。
※メダカナガカメムシ:
暗褐色の小さな頭部から、基部が柄状になっている複眼が横向きに突き出している。
頭部の側面はほとんど黒く、複眼も黒い。頭部の先端は下に向く。
触角は4節からなり、基部の第1節はとても太く、第2節は細くて最も長く、第4節は棍棒状にやや太くなっている。
前胸背は盛り上がっており、前の縁近くに1対の横長の斑紋がある。
小楯板は黒褐色。前翅の基部の革質部はやや色が薄いが、先端部近くには不規則な形の黒褐色の斑紋がある。先端側の膜質部は無色。
腹部側面にある結合板は平たく突き出しており、各節の後半部は黒褐色となっている。
体の下面はおおむね黒褐色で歩脚は汚黄色。
食草はマメ科植物でクズ、ハギ、ヤブマメ、ヌスビトハギなどの野草につくほか、ダイズ、アズキにつくこともあり農業害虫にもなる。
成虫で越冬する。
分布は本州、四国、九州。
・越冬成虫がクズなどで繁殖して、それがダイズ、アズキ圃場に侵入するケースが多い。
その際、花や実につくことはなく、茎や葉柄、葉などから吸汁する。
吸汁部は白い点となり、次第に斑紋に広がり、さらには褐色となって枯死に至る例もある。
ただしよほどの高密度にならない限りは収穫減などに結びつかない。
(Wikipedia参照)
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