カネタタキ♀、シロテンハナムグリ
特に新味はありませんが、自宅で目にする機会は少ない昆虫で、猛暑の続く中で、たまたま見つけたので記念撮影。
●カネタタキ♀(カネタタキ科):
市街地にも広く分布していて園芸家を悩ませる夜行性害虫の“アオドウガネ”が毎夜飛来して、庭木の葉を齧るので、朝一番に枝を揺すると地面に落ちてきます。
地面に落ちた個体はしばらく死んだふりで動かないので、動き出す前に踏んづけて駆除していますが、その際たまたま、同時に樹上からカネタタキ2、3匹が落ちてきて素早く移動し始めたのに気が付いて、逃げていくうちの1匹を指先で摘まむことができました。
シャーレに入れて記念撮影後、木に戻しました。
産卵管があり、翅のない雌の個体でした。
もう少し涼しくなれば、樹上からチン・チン・チンというかすかな声が聞こえるようになるのですが・・・当分はだめでしょう。
https://kuromedaka-saitama.cocolog-nifty.com/blog/2014/07/post-f68d.html
※カネタタキ(♀):
大きさ7~11mm。体型は扁平で、腹部が細かい鱗片に覆われた、褐色の小さなコオロギに近い仲間。
鳴くオスには短く丸いウロコ状の翅があり、鳴かないメスには翅は無く、産卵管があります。
人家周辺に多く、庭木や生け垣の樹上に棲み、オスは、昼も夜も チン・チン・チンと鳴き続け、鳴き声は良く耳にしますが、声のするあたりを探してみても、姿を見つけることは殆どありません。
出現時期は8~11月
分布は本州、四国、九州、沖縄
https://kuromedaka-saitama.cocolog-nifty.com/blog/2018/08/post-d962.html
●シロテンハナムグリ(コガネムシ科ハナムグリ亜科)
こちらも、アオドウガネ退治で庭木の枝を揺らした際に、地面に落ちてすぐに飛びあがったところを手で叩き落として記念撮影。
またすぐに飛び去って行きました。
※シロテンハナムグリ:
大きさ16~25mm。体色には個体差があり、光沢のある緑色~銅色の体に、小さな白点散りばめた紋のあるハナムグリの仲間。
雑木林や都市公園などでも見られる。
日中、活発に活動し、樹液に集まったり、林の周辺を飛び回ったりしている。
夜、灯火にも飛来する。
出現時期は5~9月、分布は日本各地。