ミズマツバ、ガガイモの花など
本日(9/15)は、曇り時々晴れと変わりやすいけれど、珍しく雨の心配がない日だったので、図書館まで徒歩で往復。
●水田雑草など
通りかかった田んぼ風景は、稲刈りの終わったところと未収穫の田んぼで、まだら模様。
そのなかで、まだ未収穫の車道沿いの田んぼで目にした水田雑草です。
・イネ科雑草:
昔はこれほどまでにイネ科雑草が生えた稲田を目にすることはまずありませんでしたが、気が付けばいつの間にか“稲作農家の事情”もすっかり変わってしまったようです。
・ミズマツバ:
最近は目にすることがほとんどありませんでしたが、たまたま足元に一株見つけたので記念撮影。
本種は昔から少なく、絶滅危惧II類(VU)です。
つつましやかな小型の水田雑草で、葉の付け根に小さな(数ミリメートルの)赤味を帯びた花が着きますが、赤みを帯びているのは花びら(花弁)ではなく、萼です。
花期は8~10月。分布は本州以南。
過去ログ:
https://kuromedaka-saitama.cocolog-nifty.com/blog/2010/10/post-8599.html
・ミズワラビ:
珍しくはありませんが一時期に比べると”激減”しました。
過去ログ:
https://kuromedaka-saitama.cocolog-nifty.com/blog/2007/09/2_1fdc.html
・ヒレタゴボウ(別名アメリカミズキンバイ)(アカバナ科チョウジタデ属):
水田雑草の一つ。田んぼ畔際に黄色い4弁花を開いて目立つ存在です。
今回掲載の画像は田んぼではなく、近くの池に大群落を形成していたもので、これほど規模の大きい群生は観察したことが無かったので記念撮影。
本種は外来(北アメリカ~熱帯アメリカ原産)の帰化植物、1年草。
黄色い4弁花をつけ、葉の先は尖って長く延びて、茎につく基部にはヒレがあります。
水田やあぜ道に旺盛に繁殖して草丈は50cmから1mにもなります。
引っこ抜くとゴボウのような根があります。
花期は8~11月、分布は本州(関東地方以西)。
https://kuromedaka-saitama.cocolog-nifty.com/blog/2008/09/6-66bd.html
水田雑草ではありませんが
・ガガイモの花:
池近くで、除草整備中のツツジ植え込みにつるを絡ませて繁茂したガガイモが花をつけていました。
古事記にも記載されている「ガガイモの舟(天の羅摩の船)*/綿毛の種を飛ばす袋果、が出来る前に除草されるため、ここでは果実を観察することはありません。
* https://kuromedaka-saitama.cocolog-nifty.com/blog/2010/03/post-463f.html
・コミスジ(蝶):
コミスジが1匹、旧家の高い屋敷林・生垣の周辺をひらひら飛び回っていました。
見上げる高いところにとまったのでわかりにくいですが・・・
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