ミョウガの花観察( 続報 )
●ミョウガの花観察続報:
本日(10/19)は最低気温9℃、最高気温15℃とまた寒い1日になりました。
明け方の曇り空も、朝から小雨に変わり、夜まで断続的に降りました。
昨日観察したミョウガの花ですが、その後どうなっているかと今朝、小雨の降る中覗いてみたところ、意外にも見た目はほとんど変わりないように見えました。(写真1~3)
そこで、せっかくの機会なので改めてもう少し花の構造・様子を理解するためピンセットを持ちだして、出来るだけ花を傷めないよう持ち上げたり、広げたり(一部切り取りも)しながら写真を取り直してみました。
唇型花(淡黄色)の花冠管状部は円柱形で細長く、花弁は3裂し、各々は皮針形で尖るが、中央部分は大きく舌状で内側に湾曲し、両側の2裂片は小さくなっています。(写真4)
雄しべと雌しべは癒合して一つになった両性花です。
下方の膨らんだところが雄しべで、上に伸びた葯隔が花柱を包んでいます。
雌しべの花柱は白色で細長く、雄しべの葯隔を貫通して覗いた先端は内側に反曲(そり曲がる)します。
柱頭には毛があります。(写真はクリックで拡大します)(写真5)
雄しべの葯は黄褐色で、縦裂すると多数の花粉を放出します。
花粉は長楕円形です。(写真6~7)
分かりやすくするために、萼片1枚を切り取って再度 雄しべまわり・葯・花粉の写真撮り。(写真8~13)
切り取った萼片1枚をもとの位置において全体の様子再確認。(写真14)
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