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2020年12月

2020年12月31日 (木)

ミコアイサ♂

 世界がコロナ禍に明け暮れた2020年も終わりになりました。
 “自粛漬け”の日々でしたが幸いにも無事に過ごすことが出来ました。
 この間にもブログにご訪問いただいた皆様ありがとうございました。

・本年最後のブログ:
 毎冬シーズン、池周辺をめぐる田舎道で散歩ついでの観察を楽しみにしてきた冬鳥(渡り鳥)ですが、年々、諸々の環境変化のせいで、飛来する種類、個体数ともに減少の続く現状ですが、
 幸いにも先日、ミコアイサ♂の飛来を目にすることが出来ました。

 去る12/27、快晴で微風の穏やかな冬日になった午後3時50分頃、散歩の途中に池に立ち寄りました。
 その際に全くの偶然でしたが、白い月が浮かぶ澄み渡った青空の下、池の一番奥水面にポツンと一つの白点が動いているのに気が付いてミコアイサ♂の姿を見つけることが出来ました。
 今シーズン初見。
 (画像はクリックで拡大します)Img_1989Img_1961

1img_19782img19643img19834img1979

コガモの小さな群れ:Img_1985


 単純なアタマのおかげで、これでコロナ感染も、(天候も)荒れ模様のまま年を越すことも、すべて自然の成り行きと思惟して今年最後のブログページを閉じることに。
 
 安心立命(あんじんりゅうみょう/あんしんりつめい)、皆様良いお年をお迎えください。

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2020年12月30日 (水)

2020年最後の満月(コールドムーン)

 本日(12/30)は午前中、低気圧の接近に伴い12/5以来のまとまった雨が降るということでしたが、実際の降雨時間は朝6時半ごろから昼前までながら、降水量は思ったほどではありませんでした。
 そして昼過ぎから急に晴れ間がのぞき、日中の最高気温は13℃まで上がりましたが、夕方5時を過ぎるころから雲が湧きだし、また北西の風が強まって気温は急降下、午後8時には3℃に。
 そのような天気の1日でしたが、2020年最後の満月「コールドムーン」を観察することが出来ました。

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◆朝6時前、新聞を取りに玄関先まで出てみると、明けやらない西の低い空にビックリするような円い月が残っていました。
 ・通りまで出て写真撮り:
 本日の「月の入り」時刻は06:50、そして「日の出」時刻は06:51 

 ・am5:59Img_2261am559

 ・am6:02Img_2265am602Img_2262am602

 ・am6:07東の空Img_2266am607

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●日暮れ:
 ・空の開けた池の堤防まで行って写真撮り。
 本日の「日の入り」時刻は16:36、そして「月の出」時刻は 16:36
 
 日の入り:
・pm4:19Img_2271pm419

・pm4:26Img_2277pm426

・pm4:27Img_2281pm427

・pm4:35東の空には雲が広がり始めた。Img_2282435

 月の出(コールドムーン):
 快晴ならば白い月がpm4時頃にはきれいに見えるはずですが、全くその気配もなく、気温が急降下して寒さに耐えきれず、pm5時には帰宅。
 時々外に出ては東の空を見ていました。 
・幸いに、雲の合間から満月を見ることができたのはpm5:49Img_2284pm549

・その後はどんどん状況悪化の一途 pm7:00Img_2291pm70

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 なおこの先1週間は、北海道から北陸にかけて、また山陰や九州では元日頃にかけて厳しい寒波が流れ込み、大雪に対する警戒が必要という。災害発生のないよう願うのみ。

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2020年12月29日 (火)

タシギ(冬鳥/旅鳥)

●タシギ(シギ科タシギ属)(冬鳥/旅鳥):
 先日の午後3時45分頃、傾いた冬日の当たる(池の水位が下がったためできた)水溜りのような浅瀬になった場所に、タシギが1羽飛来して熱心にエサを捕食しているのを見かけました。1img_1375

 50m程まで近寄ることが出来る水溜りで、近寄っていくと近くにいた他のカモ類などはすぐに飛び去りましたが、タシギは全く警戒する様子もなく、ゆっくり観察できました。2img_21953img_22324img_21955img21626img21877img21968img2223Img_2107cct

 以前に、田植えが終わった田んぼに降りているのをまれに見かけたことはありましたが、冬の池で目にしたのは初めてです。


※タシギ:
 本種は春と秋に渡りの途中に飛来、通過して行く「旅鳥」、もしくは越冬(本州中部以南)のため飛来する「冬鳥」。
 その名の通り田んぼで(単独で)生活していることが多いほか、河川敷や湖沼のアシ原がある水たまりなどの場所でもよく見られる。
 体長はハトより一回り小さく約27 cm、翼開長は約43 cm。頭部、胸部、背面は褐色に黒と白が混ざったような羽毛で覆われる。腹部の羽毛は白く、頭の中央部にあるクリーム色の頭央線などが特徴的。
 長くて真っすぐな嘴の先2cm程はやわらかく、自由に動かすことができるので、泥中にすむミミズ類や昆虫類を漁っては挟んで持ち上げ、飲み込んでいる様子が観察できる。

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2020年12月28日 (月)

雑草の紅葉(スイバ)

●スイバの紅葉:
 草刈りが終わった田んぼ道沿いの草地斜面に生えたスイバが紅葉していました。(ギシギシの紅葉はこちら
 (”きれい”というほどのものではありませんが・・・)Img_2249Img_2249tc


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◆スイバとギシギシ(いずれもタデ科):
 たいてい両種は同じ環境下に混生しています。
 スイバ(左)とギシギシ(右)Photo_20201228194701

・スイバ:
 あぜ道や湿った道端などに生える雌雄異株の多年草。
 茎や葉をかむとシュウ酸を含むため酸っぱいのでこの名があり、別名スカンポとよばれる。
 茎は高さ0.3~1mになる。茎は中空で円く、軟毛がある。
 葉は互生して下部の葉と根生葉には長い柄があり、長さ約10cmの長楕円状披針形で基部は矢じり形になる。
 また中上部の葉は柄がなく、基部は茎を抱く。

 ・ギシギシ:
 あぜ道や湿った道端などに生える多年草。
 茎は緑色で直立し、上部で分枝して高さ0.4~1mになる。根は黄色~赤橙色で太い。
 同属の外来種と交雑しやすく、どちらともつかないような個体もあるので区別が難しいことがある。
 葉は緑色で、上部の葉は無柄。下部の葉は柄があり、長さ10~25cm、幅4~10cmの長楕円状披針形で先は鈍形、基部はやや円く、縁は大きく波打つ。
 葉裏の葉脈上に毛はあったり無かったりするようだ。R0012664

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2020年12月27日 (日)

雑草の紅葉(エゾノギシギシ)

●エゾノギシギシ(タデ科ギシギシ属):
 ギシギシが繁茂していた川沿いの草地に、葉柄が長い3枚の葉が綺麗な紫色になった1株があるのに気が付きました。R0012667R0012551-1

 その周囲には葉が緑色の小さな株が点在していました。R0012551-2R0012551-5

 いずれも葉裏をめくってみると葉脈上には触るとチクチクと痛い毛状突起が並んでいます。

※ヨーロッパ原産の外来種多年草。
 各地に広がっていて、道ばたや荒れ地に生え、茎は高さ0.5~1.3mになる。
 茎や葉柄、葉の中脈がしばしば赤みを帯びる。葉は長さ15〜30cmの卵状楕円形〜長楕円形で基部は心形。
 葉縁に細かい縮れがある。葉の裏面葉脈上に毛状突起がある。
 花期は7~9月。
 (なお、余談ながら当地では6月の除草作業によって刈り払いされるので花茎が延びるのを観察することはありません。)

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2020年12月25日 (金)

暇人の気になるニュース

◆気になるニュース:
 鳥インフルエンザを巡っては去る11月に香川県の養鶏場で鳥インフルエンザ感染が確認されてい以来、西日本を中心に12県で感染確認されてきたが、12月24日午前には13件目として千葉県いすみ市の養鶏場でも感染が確認され、 116万羽という1度の殺処分数としては国内で過去最多という報道。
(県は陸上自衛隊に災害派遣を要請。殺処分は来年1月7日までかかる見込みとのこと)
 なお感染経路は不明で、野鳥由来と見ているそうだ。
 その報道に続いて、24日、当地(埼玉県)ときがわ町の山林で発見されたフクロウの死骸から簡易検査でA型鳥インフルエンザウイルスの陽性反応が確認され、今後、国の確定検査が行われることに。
 県からの情報を受けた環境省はフクロウが回収された場所から半径10㎞圏内を野鳥監視重点区域に指定、県内の養鶏場には野鳥侵入防止対策や消毒の徹底などを求めた、という。

・野鳥と鳥インフルエンザについては過去から事故発生のたびに話題になってきましたが、どうも今一つ歯切れが悪く判然としないところもあり、Web情報の幾つかを見たところ、少し古いものですが下記の参考記事がありました。

●鳥インフルエンザ:
(『生活と環境』2004年5月号 No.577「特集 検証・鳥インフルエンザ」より)
 野鳥と鳥インフルエンザ          山階鳥類研究所所長
http://www.yamashina.or.jp/hp/oshirase/tori_influ/tori_influ3.html
 無断で(ごめんなさい♌)一部を引用すれば
 “カラスは悪者か”
 カラスは「鳥インフルエンザ」の放火犯であるかのように忌み嫌われているが、そもそもカラスは養鶏所から「もらい火」をした被害者であるという認識に立つことがまず大切だと思う。つまり、ともすると野鳥は鶏舎へのウイルスの運び屋として、捉えられようとしているが、野鳥の立場からするならば、逆に鶏舎から野鳥への鳥インフルエンザの流出や感染をいかに効果的に阻止するかの手立てを考える必要があるだろう。
 また、このことと関連して、鶏舎へウイルスを運び込んだ犯人として、渡り鳥など野鳥のみが槍玉に上がっているが、これはやや片よった見方だろう。交通機関の発達に伴い、人や物資が短時間で長距離の移動ができるようになった現在、人間による伝播の可能性について、今回どれほど調べられたのであろうか。

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 そういう見方なれば、フクロウは放火犯ではなく「もらい火」被害者?  それなら真犯人は?
 ともあれ、「鳥インフルエンザ」放火犯の特定は実務としては難問、ということかと。

◆かかわりは無さそうな連中:
 夕日が当たり、冷たい北風が避けられる池の南向き水際に集まって休息中のアオサギ、コサギ、カルガモ(いずれも留鳥)と、冬鳥(渡り鳥)のヒドリガモ、コガモ。Img_1862

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2020年12月22日 (火)

爆発するガマの穂

●爆発するガマの穂
 田んぼ地域を流れる小規模の浅い水路。その所々に出来た水溜りに堆積した泥土に、ガマの穂が伸び上がっています。
 ソーセージのような穂の”爆発“が始まると、強風の吹く日には大量の綿毛(冠毛)のついた種が空中を浮遊して行くので、遠くからでもすぐそれと分かります。R0012861R0012862Img1851Img1850

 ・浮遊している種をルーペで覗いてみると、綿毛の付いたハンモックに種が乗っている、と言う姿のようです。Photo_20201222200301


 ・ついでに、セイタカアワダチソウの種を見ると、タネの割には冠毛が短く少なく全体が重そうで、相対的には遠くまで飛びそうにないことがわかります。
過去ログ:https://kuromedaka-saitama.cocolog-nifty.com/blog/2009/12/post-49db.html
R0012970R0012966


※「爆発するガマの穂」過去ログ
 風に乗って飛散し分布を広げる綿毛の種は落下傘のイメージ。
 ただし、強風にあおられて傘生地は破れて無くなり、骨だけがジョウゴ型になって残った傘で、
 傘骨に相当するのが綿毛(冠毛)
 傘のステッキ(シャフト(中棒)に手元(袋状になっているハンドルに種が入っている)が付属、という姿。
https://kuromedaka-saitama.cocolog-nifty.com/blog/2008/12/post-0eda.html
https://kuromedaka-saitama.cocolog-nifty.com/blog/2011/01/5-09e0.html
https://kuromedaka-saitama.cocolog-nifty.com/blog/2017/12/post-6d91.html

※綿毛のついた種
 https://www2.nhk.or.jp/school/movie/clip.cgi?das_id=D0005400239_00000
 キク科の植物(雑草)には綿毛(冠毛)のついた種をつくるものが多数あります。
 タンポポをはじめ、ノゲシ、アキノノゲシ、ボロギクの仲間、ホウキギク、セイタカアワダチソウ、アメリカオニアザミetc.

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2020年12月21日 (月)

2020/21冬至の夜空に木星と土星が大接近

 今日(12/21)は「冬至」。昼が一番短い日。
(ただ、既に「日の入り」は遅くなり始めています。)
 
 そしてまた、397年ぶりに木星と土星が「超大接近」する、ということで
 当地の日の入は16:30、夕暮れは16:59で、17時を過ぎれば、肉眼で観察可能になり、双眼鏡なら木星のガリレオ衛星も見えるという。
 17時頃の天気予報は晴れ、北西の風 2m/s、外気温6℃、湿度50%と寒そう。
 着込んで、南西の空が開けた田んぼ道まで、双眼鏡とカメラ、三脚を持って観察に。

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・16:27
 北東の空がピンクに染まり筑波山が見える。Img_18661627-1

・16:40分
 反対側(南西)の空は入日の残照でオレンジ色になり、雪を感じる富士山が浮かぶ。(画面左端)Img_1871Img_18761640

・17:00
 撮影予定地着
 (車はもちろん、人も来ない川沿いの堤防)は思った以上に寒い。寒さしのぎに時々足踏みしながら待つこと20分。


・17:20 頭上近くの天空に月が輝き、開けた南西の地平には富士山が見え、その上の低い空に土星と木星が(肉眼的には1個の星のように輝いている。 (原画をパソコン大画面で拡大してみると“雪だるま”の様になっていました。)
 (画像はクリックで拡大します)Img_19071720

・月(月齢6.7)Img_1886

・近接の木星、土星望遠撮影:
 左下側の大きい●が木星で、4個の小さな白点がそのガリレオ衛星、右上の楕円形が土星。Img_1891trm1714

・17:25
 帰り道途上で。
 富士山はちょうど高圧線鉄塔の基部に重なっていました。Img_19141725

 残り少ないわが生涯の見納めの空になりました。

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2020年12月19日 (土)

センダングサの仲間(3種)

◆センダングサの仲間:
 フィールドに雑草の花々が乏しくなった晩秋~初冬になっても、方々で黄色い花をつけて目立つセンダングサの仲間。
 棘だらけの果実(そう果)をつける迷惑雑草です。
 その花の蜜を求めて最後のチョウ類や小昆虫などが集まります。
 
 センダングサ(キク科センダングサ属)には数種あり、その交雑したものもあるため判然と区別できない時もあります。
 いずれも1年草で花期は9~11月。
 (12月中旬現在も、まだ草刈り・除草されていないフィールドには棘だらけのそう果をつけて残っています。)

①コセンダングサ(キク科センダングサ属):
 花(頭花)の作りは基本的にはキク科に共通の構造に準じています。
 黄色の頭花をつける。頭花には舌状花はなく、両性の筒状花だけが集まっている。
 そう果には刺状冠毛が2~4個ある。R00120944rR0012094

②コシロノセンダングサ:
 頭花には中心部に両性の黄色い筒状花多数の集まりと、外周部に白い舌状花が4~7個ある。
 また「そう果」には刺状冠毛が2~4個ある。R0012109R001211114r

③アイノコセンダングサ:
 本種は①と②の交雑種という。
 頭花には舌状花はなく、外周の筒状花の一部が大きく白くなる。
 「そう果」には刺状冠毛が2~4個ある。R0012102-3R00121024r


・なお余談ながら、センダングサ(頭花に黄色の舌状花を5個つける)は近郊で見かけることはありません。

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2020年12月18日 (金)

今日(2020.12.18)の夜空( 月、土星、木星 )

 本日も、昨日に続き氷点下の冷え込みで、排水路の氷も終日融けない寒い1日に。
 しかし、昨日のような強い北風は吹かず、豪雪に見舞われている雪国を思えば、天国のようなもの。

●午後4時00分:
 風が無かったせいか遠景は少しぼんやりしていましたが、富士山が見えました。Img_1846Img_1844


●午後5時30分:
 (昨日は午後からの曇り空で見えませんでしたが、今日は南西の空に月(月齢3.8)、そして少し離れた低い位置に土星と木星(4個のガリレオ衛星のうち3個は双眼鏡で)見えました。
 (露出時間1秒という性能のカメラで手持ち撮影のため、手振れでひどい画像です。)Img_185630

 月齢3.8の月Img_1860

 土星と木星及び衛星3個(小さな白点)Img_1858


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※昨日(17日)中国の無人探査機が月の裏側の土壌をどっさりお持ち帰りになったという。
 今後さらに火星や木星にもサンプル採取に向かうそうだ。

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2020年12月17日 (木)

セイタカアワダチソウの花

●セイタカアワダチソウの花:
 本種はキク科アキノキリンソウ属の多年草。
 秋になると一時期ほどではありませんが、フィールドには絶えることなくセイタカアワダチソウの黄色い花が目立つようになります。Photo_20201217214001Img_1835

 秋(10~11月)には長く伸びた茎の先の円錐花序に濃黄色の小さな花(頭状花/頭花)を多数つけます。R0011975

 頭(状)花の構造は(下図のキク科植物に共通の基本構造*に準じています、)

 *R0012965

 すなわち、頭(状)花は、花床上に2種類の小花が集まった造りです。
 1つは中心部にある筒状花(管状花)で、2つ目は筒状花を取り巻くように外周辺部に付く(花びらのような)舌状花です。
 セイタカアワダチソウの場合、筒状花は両性で、雄しべと雌しべがありますが、舌状花は(両性のキクやタンポポなどと異なり)雌性で、雌しべしかありません。(上記の図とはここは違います)R0012068

 1つの頭花は10数個の舌状花と数個の筒状花で構成されています。
 (頭花の)総苞は高さ3.5~4.5mm、舌状花の(雌しべの)花柱の先は2裂して裂片は糸状、筒状花の花柱の裂片は長楕円形で扁平。
 ● 頭花の周囲に細長い花弁のように見えているのが舌状花(雌性)で、先端がY字状の雌しべのみが付属しています。
 ● 中心部で花冠が星型に反り返ったごく小さな花弁があるのが筒状花(両性花)で、雄しべと雌しべが付属しています。R0011986R0012068R00119744rSeitakaawadatisou4r2

 ・果実(痩果)の長さは1.5~2mmほどで、汚白色の冠毛(細毛)があります。
  花期は10~11月。



※セイタカアワダチソウ(キク科アキノキリンソウ属):
 北アメリカ原産で、日本では切り花用の観賞植物として導入された帰化植物の多年草
 草丈は1~2.5m。環境が良い場合はさらに高くまで育つ。
 本種は、他の植物の生長を阻害する物質を根から放出して周囲の植物を枯らしてしまうが(アレロパシー)、やがてはその特性のために自滅する。
 花期は10~11月。円錐花序に黄色い花を咲かせる。種子には冠毛があるので、冠毛全体が「泡立つ」ように見え、草丈が高くなることから「セイタカアワダチソウ」の名。
 花が咲いた茎はその後に花も茎も枯れて地上部はほとんど無くなるが、根元から若芽が出て越冬する。
 そして、地下茎を張り巡らすため翌年度はさらに地下50cmの深さまで伸びて、成長した大株になる。
 退治するには、この地下茎をすべて除去することが必要な強害雑草の仲間。

 セイタカアワダチソウが全国的に繁茂するようになった時期に、花粉症が問題となったことから、セイタカアワダチソウが花粉症の原因と見なされたこともあったが、無実となっている。
 本種は、花粉症原因植物であるスギ等のように大量の花粉を風にのせて飛散させる風媒花ではなく、昆虫によって花粉が媒介される虫媒花なので花粉の量は少なく、また花粉の粒子も比較的重いために遠くまで風に飛ばされることはない。

・余談ながら、開花期が秋で花粉症の原因になる植物にはブタクサ、オオブタクサ、ヨモギ、エゾヨモギ、カナムグラ等がある。

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2020年12月15日 (火)

ハゼラン

●ハゼラン(スベリヒユ科ハゼラン属):
 我が家では雑草扱いのハゼランが夏になると気が付いたら葉を広げていて、やがて花茎を伸ばして目立たない花をつける、ということが絶えることなく続いています。
 園芸植物が次々に姿を消してしまうという環境にあっても、消滅しないという丈夫なものです。
 今シーズンも芽生え始めたハゼランは気づいた時には抜き捨てていましたが、そのうち面倒になって放置した2株が7月末から花茎を伸ばして地味な花をつけ始めました。
 なんとなくそのままにしていたところ、12月3日になって、細かく枝分かれした花茎の先端に1個ずつ直径5mmほどの球形で光沢のある果実が多数形成されていて、完熟した順にその外皮が開裂して中の種が次々に散布される(こぼれ落ちる)状況になっていることに気が付きました。
 今までこんなに遅くまで除草しないで放任したことが無かったので、タネの観察は初めて。
 さして珍しくもない雑草ながら改めて記録にしました。
 (余談ながら冷え込むようになった現在もまだ萎れる様子もなく頑張っています。もう除草しなくては。)

・9月27日:
 (以下の画像はクリックで拡大します)R0011070927

・10月2日:R0011136102

・10月14日:
 (すでに果実も形成されています)R00112861014

・12月3日:
(花は終わって種子散布が起きている)R0012846123R0012839123

・開裂寸前の果実を一個採取してほぐしたら10個の種がこぼれ出てきた。R0012843

※熱帯アメリカ原産の帰化植物、本来多年草で(あるが耐寒性が無いので冬越しできないことが多いため1年草扱いになることも)、鑑賞栽培用に導入されたものが道ばたなどに野化している。
 茎の上部に細かく分かれた円錐形の花序を出し、花茎に直径5mmほどの小さなピンクの花を「午後3時頃から夕方まで」の時間だけ開く。(この時間以外には閉じる。)
 開花している時には目に止まりやすいが、それ以外の時間帯では気付きにくい。
 また葉の集まりは目立って雑草風なので除草されることも多い。
 種は直径約1㎜の黒い小さな円盤状の粒で、発芽率は良く、こぼれ種からも発芽する。
 花期は長く7~11月。

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2020年12月14日 (月)

残念なまぬけの記録

 昨日は晴れのち曇りで穏やかな冬日でした。
 散歩に出た午後3時25分頃の田んぼ道で、地平に近い北北西の空に、9個の、飛ぶ鳥の姿そっくり、(この画像(撮影時間3時37分)の雲はすでに崩れていますが、)黄色い線で描いた輪郭そのままの雲が一列になって北西(画面左)に先頭から少しずつ形は崩れながらも原形をとどめて、ゆっくりと流れていく瞬間に遭遇しました。
 (画像はクリックで拡大します)Img_1802
 
 大急ぎで、カメラを向け、シャッターを押すと、シャッター音と同時にファインダーには「カードがありません」の文字表示が!

 出かける前に、記録媒体のSDカードを、作業していたパソコンに差したままだったのです。
 往復12分ほど遅れて再び戻ってきた時に見えた風景は、以下の画像で、何の変哲もない雲の列に過ぎませんでした。Img_1797Img_1799Img_1798

 残念な一期一会

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2020年12月12日 (土)

ツバメシジミ、キチョウその他

 月遅れの記事です。
 11月初旬、雑草の花も少なくなったフィールドには黄色い花をつけて群生しているセンダングサが目立つようになります。
 棘のある“ひっつき虫”が出来ると衣類に刺さって困る厄介者です。
 その花の蜜を求めて、シジミチョウの仲間や小昆虫類が集まっていました。
 以下はすべて11月初旬の同じ日に草地で見かけたものです。

●ツバメシジミ:Img_1199-3Img119914r


●ベニシジミ:
 (カントウヨメナの花にいました。)Img_1235


●ヤマトシジミ:
 (下草に静止していました。)Img_1253


●キチョウ(成虫で越冬):Img_1219


●ハイマダラノメイガ(に似ていますが不確かです。):
 足元の草叢から飛び出して遊歩道に静止。Img_1249

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2020年12月11日 (金)

冬のスズメ

 終日曇天で寒かった先日、通りかかった橋の上から。

 12月になってから、近くで川の整備事業として、川中に堆積した土砂撤去工事のための各種作業が始まりました。
 その一つとして、川辺のヨシなどの大型雑草刈が行われています。
 その川沿いで、まだ刈残されている雑草叢から(姿は見えませんが)騒がしいスズメの鳴き声が聞こえていました。3r0012825

  また、その傍ら上方にある電線には数十羽のスズメが集まっていました。1r0012822ct2r0012822

 そして、1台の車が橋を通過するのを合図のように、草叢の鳴き声がぱたりと止むと同時に次々に飛び上がって電線に合流、大集合です。4r0012826

 原画をパソコン画面でカウントしてみると150羽を超えていました。5r0012827150

 スズメもこの先厳冬期に向けて餌の確保は大変です。

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・先月来、各地の養鶏場で鳥インフルエンザ感染が相次いでいて本日(12/11時点)で9県に。
 新型コロナも鳥インフルも困ったものです。
 ウイルス・carrier は誰?

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2020年12月 8日 (火)

雑記

●シラカシの果実(ドングリ)
 シラカシのドングリは結実する時期、そして熟して落下する時期いずれも、よく似たアラカシより早く、ドングリの大部分は10月中に落下してしまいますが、12月初めにまだ少し残っているのを見かけて記念撮影。
(ちなみにアラカシのドングリの場合は11月頃まで)
 アラカシのドングリと似ていますが、より小さめで先端部の形も違うので識別できます。
 (12月1日撮影 )Blgimg1664121


 ・昨日(12/7)、そして本日(12/8)、両日ともよく晴れて日射したっぷりで風もなく、高気温は16~17℃と小春日和に。

【日中】
●ヒドリガモ♂:
 川にはヒドリガモ♂が1羽浮いていました。
 時折り、きれいではない水面に嘴を入れては、何かを濾しとり採食している様子。Img1768

●チョウ:
 堤防斜面の草地には春先と同じようにモンシロチョウ、モンキチョウ、ヤマトシジミ、ベニシジミが活発に飛び回っていてなかなか止まりません。この時期、思いのほか多数なので少しびっくり。
 いずれも成虫では越冬できない仲間です。
 静止画はモンキチョウがまだ咲き残っているコセンダングサの黄色い花にごく短時間止まったのが撮れただけ。Blgimg1763

●ハクセキレイ:
 擁壁にコセンダングサやセイタカアワダチソウが除草されずに残ったままの水路で。
 流水量が減って露出した川床に、何かを咥えたハクセキレイが飛来して盛んに獲物を振り回すのを目撃。
 近くで捕捉したモンシロチョウを食べるところでした。Blgimg1759

●双発ヘリコプター:
 上空から“パタパタパタ~”という音
 見上げると双発ヘリが飛んでいます。
 航空自衛隊の「輸送ヘリ」のようでした。Img_1776ch47j


【夕刻】
●コサギ:
 傾いた陽のせいですっかり影になった水路にはコサギが1羽ひっそり佇んでいて、Img_1723

●夕日は民家のガラス窓を赤く染めながら、あっという間に沈んで行きました。
 (撮影16時14分)Blgr0012925614

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2020年12月 6日 (日)

イソシギ

●イソシギ(シギ科)(留鳥/漂鳥)
 3年ぶりに川で見かけた単独のイソシギ(大きさはスズメとムクドリの中間くらい)です。
 今回撮影できたのは川床に堆積した泥土の水辺。
 時折尾羽を上下に振りながら忙しく周辺を歩き回って盛んに餌を啄んでいました
 よほど沢山の獲物がいたらしく延々と食べ続けていました。
 (撮影時間2分間、ひま!)(画像はクリックで拡大します)Img_1731Img_1735

・へ泥にまみれた足!Img_17381img17362img17463img17504img1764

※川の石組み護岸壁面や、浅い川床に堆積した泥土の水辺を歩いて、ユスリカやトビケラなど水生昆虫類の幼虫などを採食しています。
 胸の白い部分が、わきの折りたたんだ翼の部分に食い込んでいるところが、他のシギ類との識別ポイントです。
 1~2羽でいることが多く、特に冬季はたいてい単独で生活しています。
 過去ログの観察時季は11月~3月(2010/4/7の記録1回だけを除き)なので、当地では冬鳥、のようです。
 ・過去ログ例
 https://kuromedaka-saitama.cocolog-nifty.com/blog/2011/02/post-252c.html



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◆2020/12/6 明るいビッグニュース
 探査機「はやぶさ2」のミッション完璧に。
 一連のニュース動画を見てあらためて感動しました。
 分離されたカプセルは回収され、また探査機本体は新たなミッション(地球と火星の間を回る小惑星(1998KY26)に向かい、11年後に到着、探査を行う)に向かったという。
 (当方11年先まで生きていられるかどうか・・・)そんなことはさておき、快挙に気分すっきり。
 ありがとうございました。


 

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2020年12月 4日 (金)

水辺の鳥;東京スカイツリー遠望

 このところ人間界は大変な様相を呈していて、当地もまた例外ではあり得ませんが、身近の小さな自然界はそれとは無縁。
 自粛続きの日常では、フレイル予防運動のつもりの気分転換歩きが日課に。
 行きずりに目にするのは平凡な水辺の鳥や、まれに遠望できる東京スカイツリーなどです。

●水辺の鳥:
 【川で】:
 ・コガモ(冬鳥)
  コガモが群れずにかなりの距離を置いて、なぜか♂ばかりで♀は見当たりませんでしたが、ポツンポツンと浮いていて、時折、水中に嘴を入れては採餌行動を繰り返していました。
  (写真は何れも別個体。クリックで拡大します。)Img1645

  最後に上空から2羽が舞い降りてきたので、眼を向けると、かなり距離をおいて着水したのは♂と地味な♀でした。Img_1659Img_1658

 ・オオバン(留鳥/漂鳥):
 冬場になると移動してきます。たいてい数羽で集まっていますが、この時は1羽だけ:Img_1652

 ・バン(留鳥/漂鳥):
 少数ながら、オオバン同様に冬場になると移動してきて春先まで川辺で暮らしています。
 額盤(くちばしの上方)が黄色いままなのは若鳥で(春先には赤くなります。)、赤いのは成鳥です。Img1655

 【排水路で】
  ・ハクセキレイ(留鳥):
  水際を忙しく移動しながら水生昆虫などの餌を啄んでいました。Img1701

  ・カルガモ(留鳥):
  通年見かけるので普段レンズを向けることはありませんが、ついでに。Img_1720


●東京スカイツリー遠望*:
 晴れるだけでは条件不足で、なかなか見える機会が少ない“東京スカイツリー”(当地から40km圏内、高さ634m)です。
 白っぽい地平空間に 陽炎のように揺れる青く霞んだ、天望デッキ(350m)から上の天望回廊(450m)を含む概略上半分が、遠望できました。Img_1722Img_1721

   ”赤色”点灯でなくて良かったけれど・・・
*https://kuromedaka-saitama.cocolog-nifty.com/blog/2019/01/--2f33.html


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 世界のコロナ死者数が本日(日本時間12月4日の集計で)150万人を超えたという報道。
 大阪府でも昨夜(11/3)午後8時から(府の依頼を受けて)「通天閣」が赤くライトアップされたとのニュース。
 東京スカイツリーでは本日(12月4日;17:30-24:00)のライティングはNizi(虹)をイメージした特別ライティングと紹介されていましたが・・・ 今後赤色になりませんように。


 

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2020年12月 1日 (火)

ツグミ初見

 12月の始まり。
 天気は晴れ。日の出 06:33、日の入 16:27、最低気温2℃、最高気温14℃、風速は終日ほぼ無風(1 m/s)と穏やかに12月のスタート。
 
●ツグミ(冬鳥):
 誰もいない草原に茶色の鳥が1羽飛来して枯れ草混じりの地面に降り立ちました。
 ツグミでした。
 やがて周囲を見回しながらをホッピング、時折立ち止まっては餌を啄む姿を今シーズン初めて目にしました。Img_1669Img1678
 


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