センダングサの仲間(3種)
◆センダングサの仲間:
フィールドに雑草の花々が乏しくなった晩秋~初冬になっても、方々で黄色い花をつけて目立つセンダングサの仲間。
棘だらけの果実(そう果)をつける迷惑雑草です。
その花の蜜を求めて最後のチョウ類や小昆虫などが集まります。
センダングサ(キク科センダングサ属)には数種あり、その交雑したものもあるため判然と区別できない時もあります。
いずれも1年草で花期は9~11月。
(12月中旬現在も、まだ草刈り・除草されていないフィールドには棘だらけのそう果をつけて残っています。)
①コセンダングサ(キク科センダングサ属):
花(頭花)の作りは基本的にはキク科に共通の構造に準じています。
黄色の頭花をつける。頭花には舌状花はなく、両性の筒状花だけが集まっている。
そう果には刺状冠毛が2~4個ある。
②コシロノセンダングサ:
頭花には中心部に両性の黄色い筒状花多数の集まりと、外周部に白い舌状花が4~7個ある。
また「そう果」には刺状冠毛が2~4個ある。
③アイノコセンダングサ:
本種は①と②の交雑種という。
頭花には舌状花はなく、外周の筒状花の一部が大きく白くなる。
「そう果」には刺状冠毛が2~4個ある。
・なお余談ながら、センダングサ(頭花に黄色の舌状花を5個つける)は近郊で見かけることはありません。
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