ギンメッキゴミグモ(今シーズン初見)
先日(3/10)の朝9時過ぎ、今シーズン初めての小さなクモの巣を見つけました。
当日は一応晴れたものの、終日風が吹き、時には10m/sの強風が吹くあいにくの天気でした。
早めに食品買い出しに行こうと玄関先に出た時、庭木にかけてあった散水用のビニールホースの15cmほどの合間に、直径10cm程度の小さな、しかし緻密な横糸が張られた網が風に吹かれて揺れ続けていて、その中心には小さなクモが静止していました。
ポケットにあったカメラで撮ろうとしましたが揺れ続けるためピントが合いません。
仕方なく、何回もシャッターを押しつづけ、まぐれ当たりを期待した結果、3枚ほど何とかなりそうなものが撮れていました。
その原画をパソコンで拡大して見て、巣の主は今シーズン初見のギンメッキゴミグモと確認しました。
網の中央から放射状に伸びているのがクモの足場になる縦糸で、これには粘球がないのでクモは縦糸をたどることで、自分の網を自在に歩きまわることができます。
そして縦糸が集まる巣の中心部に、”蚊取り線香”の様なきれいな円形渦巻状の横糸張られていて、横糸には、網にかかった獲物を捕獲するための強力な粘着性を有する粘球がたくさんついています。
写真で、ギンメッキゴミグモが静止している中心部から渦巻状に緻密に分布した白点として写っているのが粘球です。
また、クモのすぐ上に見えるのは獲物ではなく風に飛ばされてきたゴミではないかと思うのですが不明です。
クモの下にあるのは本来”ごみ捨て場”なのですが、こちらも何かはよくわかりません。
(画像はクリックで拡大します)
午後4時ごろ再び覗いて見た時には網はかなり損傷していました。
余談ながらその後には、網は完全に壊れて絡まり合った1本のひものような状態で残っていましたが、主はどこかに行ってしまったよう見当たりません。
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