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2021年4月16日 (金)

ベニシジミの求愛行動

●ベニシジミの求愛行動
 気温は低めながら晴れて風もなく爽やかな感じの先日、草丈が大きくなったセイヨウカラシナが繁茂し、ギシギシなどの雑草も大きく葉を広げている川筋の堤防で。
 好天に誘われてモンシロチョウやヤマトシジミ、越冬成虫らしい翅の傷んだキタテハ、また比較的多数のベニシジミなど飛び交っていました。

 ・ベニシジミ♀:
  綺麗な春型新鮮個体Img_3304

 ・ヤマトシジミ♂:
  鱗粉が剥がれ落ちて、苦労の跡がうかがわれる個体。Img_3272

 ・キタテハ:
  翅痛みのひどい越冬成虫Img_3294


●求愛行動中のベニシジミ
 ・目先の地面に葉を広げているギシギシの隙間に、2匹のベニシジミがくっついている?のが目に止まり、立ち止まりました。Img3274r

 ・翅を小刻みに震わせながら前を歩いているのが少し大きく綺麗な♀で、その後ろにピッタリついて追っているのが小さ目で外観も貧弱な♂。
 求愛行動中のペアでした。
 (画像はクリックで拡大します)Img3278rImg3282r

 ・ともかくギシギシの葉の障害の中を出入りして歩き回りながら逃げる♀、それを執拗に追う♂。Img3286r

 ・結局♂が諦めて追って来なくなってから、解放された♀が飛び立っていくまで、実に3分間でした。
 なかなか”しつこい”ものです。Img3290r

※ベニシジミの求愛行動:
 ベニシジミのメスはその短い生涯の間に一度しか交尾をしないため、既に交尾を終えたメスは求愛されて応じません。そこでオスが迫ってくると翅を小刻みに震わせながら歩いて逃げ回る“交尾拒否行動”をとり続け、オスが諦めて離れて行くのを待ちます。
 この間、オスは執拗にメスの後ろをついて歩き、簡単には離れません。

今回のオスは翅が痛んで鱗粉も剥がれた風采の上がらない姿で、一層受け入れらなかったのでしょうか。
 
◆ベニシジミ成虫の寿命(過去ログ):
 がんばるベニシジミ
 https://kuromedaka-saitama.cocolog-nifty.com/blog/2013/09/7-6186.html


◆余談ながら、過去ログ*に、ベニシジミ♀にヤマトシジミ♂が横恋慕という珍事も観察した記録がありました。
 *2011年5月 4日 (水):ヤマトシジミ、ベニシジミに横恋慕
 https://kuromedaka-saitama.cocolog-nifty.com/blog/2011/05/post-f01d.html

・なお、実際に両異種の交尾が成立した観察記録もあるそうです。

 「生き物」の世界は何処も大変。

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