3月から庭にやってくる小昆虫など
下を向いて歩くことばかりのような昨今。当地もいよいよマンボウ(まん延防止等重点措置)が足元まで。
猫額庭に閉じこもり、時折 我が物顔に通り抜けていくご近所の野良猫を追い払いながら、日毎に伸びる足元の元気な雑草周辺を見下ろしていると、異常に暖かかった3月初めから、何やら小さな昆虫類が時に光を浴びて白く光りながら飛来しているのが目に入るようになりました。
新味は全くありませんが、気まぐれに撮っていた写真をブログ穴埋めにまとめてみました。
●ホソヒラタアブ(ハナアブ科ヒラタアブ亜科):
3月初めに姿を見ていました。
https://kuromedaka-saitama.cocolog-nifty.com/blog/2021/03/post-a60de9.html
その後もよく晴れた日には繰り返し飛来しています。
今回、やってくると周囲を飛び回り、やがてツバキの葉上に降りて、葉の表面を舐めているようでしたが・・・
・また別の個体も飛来してハナニラの花から花へとホバリングしながら訪花し、やがて1つに花止まって花粉を舐めているようでした。
なおこの個体の黄橙色紋が、標準的なものと異なっていますが同種としました。
※大きさ8~11mm。得意のホリングで、花から花へと飛び回り、花粉を舐める。
腹部は黄橙色と黒色の縞模様で、それぞれの節に(太い帯と細い帯の)各2本ずつの黒帯があるスマートなアブ。
黄橙色の帯模様には個体差があるようだ。
草原や郊外、人家の庭でもよく見られる普通種。
幼虫はアブラムシを食べて育つ。
出現時期は3~11月、分布は日本各地。
●アシブトハナアブ(♀):
飛来して周囲を飛び回った後、陽の当たるコンクリートブロックに止まりました。
カメラを向けるとすぐに飛び上がり、また戻ってきますが、こちらに頭部を向けた姿勢で、全体の様子が分かりません。
2枚目の画像で、太くて湾曲した脚がアシブトハナアブのものでしたので、アシブトハナアブとしました。
複眼が離れているので♀の個体です。
※体長12~14mm。
脚は黒色で腿節が太く、脛節が湾曲する。
メスの複眼は左右に別れる。(オスはくっついている)
成虫は花によく集まる。幼虫は水生。
出現時期は3~10月、分布は日本各地。
●ユスリカの仲間:
飛来を目撃する機会は少ないですが、外構壁に止まっていたり、葉の上にいたりと様々。
個々の詳細は分かりません。
●ハバチの仲間:
素人には同定できない種類が多数のハチ類です。
名前を記したものも不確かです。(-_-;)
・セグロハバチ:
ジョウロの水中に落ちて浮いていたもの。
拾い上げるとまだ生きていて、少し乾くと動き出しやがて飛び去りました。
・同じくジョウロの水に浮いていた不明の個体。(そのまま)
・同じ時期に、バラの葉に執拗に訪れていたもの。
何者で何をしているのか分かりませんが、殺虫剤をスプレーして濡れたままうごめいているのを観察。
全身黒く脚には部分的に白い部位がある、体長3~4mmほどの小さなハチでしたが詳細は分かりません。
画像上2枚は殺虫剤スプレーした個体。3枚目は追い払っても執拗にすぐ葉上に戻ってきて歩き回っていた個体。
・やはり追い払ってもすぐバラの葉に戻ってくるやや大きめ(体長で体長8mmくらい)で、脚の一部は白い、クロハバチ?
・体長10mmほどで脚のごく一部に白い部位があるハバチの仲間。
こちらも連日バラの葉上に飛来していたもの。ハグロハバチではなさそうですが、詳細は分かりません。
・大きさ3~4mmと小さく何者かわからなかった個体。
生い茂るハナニラの葉のすぐ上に張られていた棚網(タナグモの幼体?)に補足されていた獲物。
同じらしいものがすぐ傍の地面に静止していました。
(画像はクリックで拡大します)
・クモの姿が見えない棚網:
・翌日の棚網で目にした光景。
※過去ログ例:
・ホソヒラタアブ他ハナアブ5種:
https://kuromedaka-saitama.cocolog-nifty.com/blog/2011/08/5-9ad5.html
・4月、バラの葉にやってくるハバチの仲間:
https://kuromedaka-saitama.cocolog-nifty.com/blog/2014/04/post-b3e4.html
※バラの害虫であるハバチ類の詳細情報が記載されたHP拝読。
http://shizennoshiori.web.fc2.com/insect/hachi_moku/hachi_moku1/hachi_moku1.html
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