徘徊性のクモ、ネコハエトリ♀その他
4月から5月、庭に姿を見せた徘徊性のクモの仲間です。
繰り返しの内容で目新しいものはありませんが記録に。
4月11日:
●ネコハエトリ♀:
スイカズラの葉上に静止していたもの:
全体に黒い体の♂の個体はしばらく前に観察していました。
4月25日:
●アリグモ:
ヤマアジサイの葉上を歩き回っていた、大顎の小さい♀個体:
4月27日:
●アリグモ:
ヒトリシズカの葉上で、獲物(有翅型アブラムシの仲間?)を咥えて歩いていた個体。やはり♀のようです。
追っかけると嫌がって葉裏に回り込んでいきました。
●アリグモ:
リュウゼツランの葉上にいました。近寄るとすぐ逃げました。
4月28日
●ササグモ:
ヘメロカリスの葉上に静止:
5月3日
●デーニッツハエトリ:
門扉アルミの上を移動中( 過去に1回記録があります。これで見かけたのは2回目です。):
体長♀ 8~9mm;♂6~7mm。出現時期は3~11月、分布は日本各地。
5月7日
●アリグモ:
カラーの苞の中に入り込んでいた個体:
5月9日:
●ササグモ:
芳香の漂っていたバラ(ロイヤルハイネス)の花に静止していた個体。
かなりの間そのままでした。お気に入りの場所だった?
ついでに:
徘徊性クモの餌になりそうなユスリカの仲間:
ミニバラの葉に静止していたもの:
※余談:
クモの捕食行動は、網をつくって捕らえる造網性と、草木の葉や構造物の表面・壁面などを歩き回って捕らえる徘徊性の2つに大別できる。
造網性でも徘徊性でも、全てのクモは歩くときに必ず尻から“しおり糸”という糸を引いて歩く。
敵から逃れるため飛び落ちるクモは、必ずこの糸を引いており、再び糸をたぐって元に戻ることができる。
一見紛らわしい黒蟻とアリグモの識別は、この行動を観察できれば一目瞭然。
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