昆虫

2020年1月26日 (日)

オオカマキリの卵鞘、ナミホシヒラタアブ、その他

●オオカマキリの卵鞘
 池端に植樹されたクスノキ小木の小枝に、秋に産み付けられたオオカマキリの卵鞘がありました。
 位置は高さ2m程のところ。Img_9188-2

 卵鞘は寒さや乾燥に耐えてそのまま越冬し、4~5月頃に孵化します。
 1つの卵鞘から200匹ほどの幼虫が一斉に孵化して出てきます。
 その後6、7回脱皮を繰り返し7月ごろ成虫になりますが、共食いしたり天敵に捕食されたりして無事に成虫になれるのはほんのわずかです。
 なお、当地ではオオカマキリの成虫を見かける頻度はごく少なく、比較的多いのはチョウセンカマキリですが、近年はカマキリを見かける頻度は激減しました。


●ナミホシヒラタアブ♂(ハナアブ科):
 夕刻になって掃き掃除をしていた時に、日陰になった外構壁の白い壁面にポツンと黒っぽいものが付いているのに気が付きました。
 箒で触れるとポタっと地面に落ちましたがゆっくりと動いています。体長10~11mm。Img_9200

 日中晴れ間がのぞいたので、どこからか飛来した越冬中の個体だったようです。
 数日前にも駐車場に居るのを見かけていました。


●セイヨウアブラナ:
 草地にセイヨウアブラナが一株だけ花径を立ち上げて黄色い花を開き始めていました。
 (葉の基部が茎を抱いていればセイヨウアブラナで、葉の基部が茎を抱いていなければセイヨウカラシナです。)Img_9195Img_9197

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2020年1月10日 (金)

モンシロチョウの蛹(越冬態)

 散歩の途上、全くの偶然でしたが、なぜこんなところに?と思うようなところ、遊歩道沿いに建てられた標識の白いポール(太さ直径5cmほど)で、高さは地表から1m程の位置に、薄茶色のモンシロチョウの蛹がくっついているのが目に止まりました。Img_8425Img_8314Img_8315

 あまりにも無防備、と思ったのですが。
 来春、無事に蝶になって飛び出せるのでしょうか?


 12月~1月初めの温かい日にはくりかえして、体長4cmほどになった多数のアオムシ(モンシロチョウの終齢幼虫)が、堤防の遊歩道を動き回っているのを目にしていました。7994_20200110200301

 越冬態である蛹になるための場所を求めて移動していたのです。
 (余談ながら、その多数が通行人などに踏みつぶされていたことでした。)

 適当な場所にたどり着くとその“表面(壁面)”に糸の塊を吐き、上向きになって尾部をくっつけ、さらに頭部を背中側に反らせながら胸部を固定する糸の帯を吐いて体を固定した後に、脱皮して蛹になります。

 この時期に越冬世代の蛹になった個体はそのまま冬を越し、春先に羽化して成虫になります。
 なお、暖かい時期の蛹は1週間ほどでも羽化して世代交代を繰り返します。

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2019年12月29日 (日)

晩秋から初冬の風物(ミコアイサ♀など)

 今年も残りわずか。
 未整理の撮り置き写真を整理して記録に。

◆11月初旬、曇天の日
 池で、一過性の観察:
●オナガガモ:
 鉛色をした池の水面に浮かんでいた一群の水鳥のなかに映り込んでいたもの。
 後から確認しました。その日限りの観察記録でした。72882r11


●コサギ:
 川に降りて小魚を漁っていた個体:
 飛び立った際に映り込んだ趾が黄色だったのでコサギと確認したもの。Img_73831153r


●コバネイナゴ:
 同じ日、堤防の歩道上で見かけた“最後”のイナゴ:
 もともと少なくなったイナゴですが、今シーズンは田んぼ道でもほとんど目にすることがありませんでした。Img_7376115


◆11月下旬
●サギの群れ:
 池の“中島”に12羽集まっていました。
 これほど集まっているのを見たことはありません。
 殆どがコサギで、中に1羽チュウダイサギが混じっていたようです。Img_7551112114r


◆12月中旬
●カンムリカイツブリ
 快晴下の池で見かけた3羽:
 (12/12撮影)Img_773612123-1Img_773612123Img_773612123_20191229165802Img_773612123_20191229165801


 その2日後(12/14撮影):
●ミコアイサ♀:
 やはり好天でしたが冷たい風が強めに吹いていた池の一番奥に、ポツンと浮いていたミコアイサ♀1羽。
 ♀は以前に一度観察記録があり、今シーズン2度目。
 この日も♂はいないかとしばらく見渡しましたが見つからず。Img_78261214Img_78221214


◆12月下旬(12/24撮影)
●ツグミ:
 遊歩道に1羽降りてホッピングしていたもの。Img_7991


●モンシロチョウ幼虫(写真上右と中)とカブラハバチの仲間幼虫(写真下):
 アブラナ科の雑草などが大きく葉を広げはじめた堤防筋の遊歩道に多数這い出していて散歩人に踏み潰されたものも多数。7994


●モミジバフウの果実:
例年になく沢山の実が付いたようです。
強めの風が吹くたびに多数の果実が路上に“散布”され、また田んぼの畔際に吹き寄せられ堆積するようになりました。80042r


●ヒヨドリ:
 近隣で唯一、まだ残っていたカキの木に集まって、ムクドリと共に人目を気にはしながらも夢中で実をついばむヒヨドリでした。79902r

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2019年12月 4日 (水)

最後のルリタテハ羽化顛末記

 2年前に原稿保存していた記録がありました。
 遅まきながら記録のための記録として公開しました。    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 今年(2017年)最後のルリタテハ羽化記録:

●終齢幼虫5頭発見:
 ■2017年9月はじめに庭のホトトギスに多数のルリタテハ幼虫がいるのを観察していました。
 そして今シーズンは、数十頭のルリタテハ幼虫が、ことごとく幼虫や、また特に蛹の段階で寄生する寄生蜂の侵襲被害を受け、無事に羽化した成虫はまったく見られませんでした。
 それも自然の摂理かと思ったことでした。
 そして、そのフィーバーも一段落した11月はじめ、庭木の整理や草取りなどの片付け中に、再び新たに5頭のルリタテハ終齢幼虫があちらこちらに点在しているのを見つけたのでした。
 また掻き集めた枝葉の中からも1匹這い出しているのも目にしましたが、その時はすべてそのままに。

 そして
■11月5日:
 少し余計なことを思い立ちました。
 草木の茎などにくっついていた終齢幼虫5匹すべて採取して虫かごに入れ、蛹につく寄生蜂の被害防止のため、ガーゼで容器上部をカバーしてから蓋を載せ、まだ庭に残っている幼虫の餌のホトトギス葉も中に入れて経過を見ることにしたのでした。
 観察の便のため容器は室内に置きました。

●5頭の蛹化:
 ■11月10日、最初の1頭が蛹化、少し遅れて12日に2頭、合計3頭が前蛹から蛹になりました。 
 ・11月12日撮影:Img_819151112

 また残り2頭の幼虫も更に遅れて11月16日に1頭、残る最後の1頭が18日に蛹になりました。
 これでとりあえずは、5頭の終齢幼虫すべてが“無事”に蛹になりました。

 
 12月はじめには、最初の個体が蛹になってから既に蛹期間の最長目安とした3週間が経過しましたが、羽化する兆候は感じられず、あるいはトラブルに見舞われているかと思い、このまま室内に置くのは止めて、とりあえず容器ごと、風雨や直射日光の当たらない屋外に出しました。

 
●予期しなかった羽化を観察:
 屋外に出してから4日目の
 ■12月5日:
 ・ 1頭目が羽化:
  外出から帰宅した午前11時前、容器に目をやると予期せず、1頭が羽化して蛹の抜け殻にぶら下がっていました。
 蛹になってから25日後のことでした。1125

 
 羽化して羽が伸びてしばらく後に排出される赤色の体液がまだ出ていなかったので、羽化してそれほど時間が経過していなかったようです。

 ・カゴから外に取りだしてしばらく後に赤い体液を排出しました。Img_8399

 
 当日は日暮れ近くなっても抜け殻にぶら下がったまま飛び立つ気配はまったくありません。  
 それで,夜になってから庭のツバキの茂みに抜け殻ごと差し込むと、ゆるゆるとツバキの細枝に取り付いて少し登り、葉裏で静止しました。R00151701251

 鳥の目からは遮蔽されるのでそのままに。 
 翌朝、覗いてみるとそのまま不動で、とりあえずは無事の様子。

 
■12月9日:
 ・2、3頭目が羽化:
 (前日は曇り後冷たい雨の寒い1日)午前11時過ぎ、天気は快晴でしたが風は冷たく、気温は8℃とやはり寒い天候でしたが、新たに2頭のルリタテハが羽化しているのに気がつきました。
 蛹化後、27日目のことでした。

 ・2頭目:R00151741292

 
 ・3頭目:
 羽化して羽が伸びていく時に、羽先の部分が容器壁に少し接触していて、その部位が少し曲がった(カールした)ままになっていました。R00151781293

 
 ・既に赤い体液も容器内に排出していました。R00151801292

 
 カゴから出しても動く様子はなく、1頭目同様に、鳥の目から遮蔽するためツバキの葉裏に止まらせました。
 ・2頭目:R00151821292

 
 ・3頭目:(羽先がカールしているのが分かります。)R00151831293

 
 ・なお、先(5日)に羽化した1頭目の個体は元の位置で不動のままでした。R00151811291

 
 ・残る2頭の蛹はまだそのままで羽化する気配がありません。R00151791292

 
■12月25日:
 蛹になってから既に40日近く経過したのに依然として蛹のままの2頭、やはりダメになってしまったのか、そうなら始末しなくてはと、2頭共に、くっついている長めの茎を切り取ろうとして蛹に触れたところ、突然、触るなとばかり両方の蛹ともに体を振り始めたので少しばかり驚きました。
 どうやら蛹のままで元気なようです。
 引き続き経過観察するには、短くなってしまった茎では保存できないので、継ぎ足し用の小枝を探して庭の片隅を覗いた時に、何とまた新たに1頭の蛹を見つけたのです。
 マンリョウの下枝に隠されるように伸び出していたシュンランの葉に付いていました。
 こちらはこれまでずっと屋外の自然環境に曝されて経過した蛹です。

 余談ながら、野外自然環境下でのルリタテハの越冬態は成虫で、とされています。
 屋内で飼育されている場合は、蛹のままで冬を越して春先に羽化したり、あるいは室温が高い時には冬に羽化することもあるそうですが、12月末の野外で3頭の蛹の存在は、経過観察の価値がありそうです。
 新たに見つけた蛹は触らず、2頭の蛹には小枝を継ぎ足して引き続き屋外の物陰に置いて
 このまま観察することにしました。

・新たに発見した1頭の蛹:R001528012251_1

・継続観察の2頭の蛹:R001528821225

・なお、先に羽化してツバキの枝にとまらせていた成虫2頭の姿が見当たらなくなっていました。消息は不明です。
 そして羽先がカールした1頭は依然としてまったく動かずにそのまま冬越ししているようでした。R001528631225

■12月28日:
 残っていた1頭の成虫が昇天:
 昨日は冬晴れのもと北西の強風が吹いていました。
 朝、ゴミ出しに行った帰りに、自宅前通学路に、風で飛ばされてきたゴミの小片を掃き集めていた時に、庭に1頭だけ残っていたルリタテハが落ちて死んでいるのを見つけました。
 ここ数日最低気温は氷点下、最高気温も10℃以下の乾燥した冷え込みで、耐えきれなかったのでしょうか。

 とりあえず年内の経過記録はここまでで、以後は打ち切りとしました。

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2019年12月 3日 (火)

ウラギンシジミ(越冬中の個体)

 今日は晴れて好天に。(最低気温6℃、最高気温17℃と打って変わって暖かい日に)
 やる気になれなかった重い腰を上げて、なかなか手の付けられなかった草取りや伸び放題になっていた庭木の剪定などをぐずぐずと。
 午前中はまだよかったのですが、正午過ぎくらいからは上着も脱ぐほどに気温が上がりました。
 しかし早くも日が傾いた3時過ぎの日陰では急に寒くなってきたので後片づけに。

 道路に落ちた枝葉などを掃き集めていた折に、山茶花の小枝からウラギンシジミが一匹出てきました。
 不活発ですぐに飛び立つことはなく、あまり動く様子もないので越冬体勢の個体だったようです。
 小枝で突っつくとほんの少し飛んで、傍らの側溝の開渠に静止。
R0020944R0020946R0020947

 (飛んだ時に地味な翅表が見えて、♀の個体と分かりました。)

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2019年11月30日 (土)

”暑かった秋”の終わり/渡良瀬遊水地出水

 温暖化の影響で気候は乱調。
 当地の11月最後の一日も、昨日とほぼ同様、晴れても空気は冷たく最高気温11℃、最低気温0℃と、いきなり季節が1か月先に進んだような締めくくりに。
 しかし、本日(30日)夕刊紙によれば、今年の秋(9~11月)は気温が高く、東日本、西日本の平均気温は共に過去最高を更新する見通しで“、最も暑い秋”だった、またそのせいで、イチョウの色づきにも異変が起きたという。
 (散歩コースの畑脇に数本植栽のイチョウ1本だけ黄葉に。その他はまだ緑葉)Img_7601


 付け加えてこの秋は台風最多記録も過去最多タイだった。
 そして各地に甚大な被害をもたらした台風15号、更に19号の被災地の復興は未だし。


 本日、お決まりの散歩コースで目にしたのはセイヨウカラシナなどアブラナ科の雑草が葉をひろげだした池周囲の舗装遊歩道上に異常なほど点々と青虫(モンシロチョウ幼虫)が這っていたこと。2r_20191130220201
 
 池にはヒドリガモ30数羽の群れがいて、カンムリカイツブリが1羽いるのを目にしました。
Img_75802r_20191130220202


◆話が少し戻りますが、10月13日、台風19号の大雨の翌日、増水した池にはこれまで見たこともないほど多数(数100羽)の冬鳥が浮かんでいました。緊急避難していたのです。
 (画像はクリックで拡大します)
20191013713fitimg_7063Img_7116


 後で情報確認して分かったことでしたが、その時に冬鳥(カモ類などの水鳥)なら、池から北東に一飛びの直線距離20㎞先にある渡良瀬遊水地の貯留水量は過去最大に達し、それを超えた分が出水していたのでした。
 画像を一瞥して、とても冬鳥の群れが安閑として留まることができるような状況ではなかったようです。(画像は国交省関東地方整備局利根川上流事務所の記録:www.ktr.mlit.go.jp/ktr_content/content/000758842.pdf から編集加工して作成しました。

・渡良瀬遊水地洪水貯留状況:
 (画像はクリックで拡大します)Blg1013new

(余談ですが後学のため、この状況とその後については、、別にとりまとめて記録を残すつもりです。)

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2019年11月17日 (日)

キタテハなど

 本日(11/17) のニュース報道によれば、環境省などが2008年から10年間に全国の里山や周辺の地域でおこなった植物や鳥類、昆虫など生態系観測データの分析結果、里山のチョウ類が激減しているという。
 日本昆虫学会が選定した国蝶オオムラサキ*の年平均減少率は16.1%、イチモンジセセリは6.6%減少していたという。
 原因は里山や周辺地域の管理が不適切だったり、あるいは開発が進んで環境が変化したりしたことによると推測。
*(クヌギ林などで見られる


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 当方、半径2㎞ほどの散歩フィールドでも、この10年の間に ( 定性的な観察にすぎませんが ) ごく普通に目にしていた昆虫類でも、その種類や個体数ともにずいぶん少なくなったと実感しています。


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 10月中旬前後に見かけたタテハチョウの仲間:

●ヒメアカタテハ:
Img_6971Img_6972
キタテハ(秋型)
 夏型より色彩が鮮やかです。成虫で越冬します。
Img_6995Img_6995-2   https://kuromedaka-saitama.cocolog-nifty.com/blog/2010/11/post-e540.html

●ツマグロヒョウモン♂:
Img_6991

 

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2019年11月14日 (木)

シロヘリクチブトカメムシ、キンボシハネカクシ、エビガラスズメ幼虫など

 相変わらず月遅れの記事です。
 10月初旬の堤防筋で。
 今回は、少々気持ち悪い画像ですのでご注意を。


●エビガラスズメの幼虫を食べあさるカラスの群れ:
 草刈りが終わった後に大雨が降った翌日の午前中、草むらの住処を追われたガの幼虫が多数、遊歩道上に“ばらまかれたように”這い出していて、少しばかりきもちわるいほどでした。
 大半が緑色型や褐色型のエビガラスズメ幼虫でした。

 そして、それを目当てに悪食のカラスが集まって、食べていたのです。
 遊歩道の100メートルほどの間に、今まで見たことがないほどに点々と、カラスの排泄物、白い糞が落ちていました。
 そしてその先にカラスが地上に降りていて何やら盛んについばんでいます。
 近づいていくと一斉に飛び立って池端に自生したヤマヤナギの茂みに隠れ、また一部は反対側の電線に止まりました。
 カラスが降りていた地面を見ると、食い散らかされたエビガラスズメの残骸が点々と・・・
 (画像は大分”遠慮した“ものです。)Img_69082rImg69154rImg_69114r

 そこを通り過ぎるとすぐに舞い戻っていたようでした。
(なお余談ながらこの状況は数日間、繰り返し続いていました。)

※エビガラスズメ幼虫(スズメガ科):
・幼虫:体長 80~90mmになる大型のスズメガの1種。
 食草はヒルガオ科植物で、サツマイモ、ヒルガオ、アサガオ、フジマメなど。
 幼虫には緑色、褐色、これらの中間色のものと3型がある。
 土中で蛹化し、そのまま越冬する。
・成虫:大型のスズメガの仲間で、太い腹部の両側に紅色の部分があり、焼いたエビの胴体を思わせるのでこの名がある。
 前翅の開張幅 80~106mm。前翅は灰色で、黒褐色の不定紋がある。
(成虫)出現時期は5~7月;8~10月の2回。
 分布は日本各地。


●シロヘリクチブトカメムシ:
 つぎに目にしたのはハスモンヨトウ(蛾)の幼虫を捕まえ、口吻を差し込んで吸汁していたシロヘリクチブトカメムシです。
 普段はあまり見かけません。
 近寄るとさすがにすぐに逃げ出しますが、遠ざかると再び戻ってきて吸汁していました。

※シロヘリクチブトカメムシ
 大きさ12~16mm。肩のあたりにするどくとがった角をもつ。濃い茶色地の中央にしずくを垂らしたような白点と両側に白い筋が目立つ。
 ハスモンヨトウ、シロイチモジヨトウ、シャクガなどガの幼虫の体液を吸う。
 分布は本州、四国、九州。もともとは南方系のカメムシ。Img_35054r


●キンボシハネカクシ:
 見かけることは稀になった昆虫仲間です。物陰を伝うようにして移動していたところ。
 地表を歩いている時は翅をたたんで隠していますが、必要な時には隠している翅を広げて飛ぶことができます。Img_6892-2r
※キンボシハネカクシ:
https://kuromedaka-saitama.cocolog-nifty.com/blog/2013/09/post-8db3.html


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2019年11月 7日 (木)

9月最後のバッタ仲間その他

 今年の秋は高温や大雨が続いて、爽やかさの季節感は感じることのないまま、日毎に短くなる「昼の時間」だけで晩秋を思い知るのですが、明日は暦の上で立冬。
 気が早いですが、穏やかな冬になってほしいものです。


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 9月も終わるころ、最後に見かけたバッタ仲間など。
 池周辺の広い草地が長雨で長期水没するなどの影響もあったからでしょうか、草むらに生息するバッタ類や、地表性の昆虫類がずいぶん少なかったようです。

●マダラバッタ:
 草原に探しにいってみても、どこに”避難”したのか、少なかったバッタです。Blg4r


●クルマバッタモドキ:
 ほんらい普通に見かけるバッタですが・・・Img_6851


●イボバッタ:
 もともと生息数も多くはありませんが、居ても地面(背景)に溶け込んで見つけにくい小型のバッタ。Img_6880


●トノサマバッタ:
 バッタ仲間では、相対的に一番の多数派なのですが、絶対数はずいぶん少なかったです。Img_6853


●アカガネコバチ:
 雑草の花も少なかったので、見かける個体数も減少。Img_6869


●ゴミムシの仲間:
 地表性の昆虫類もあまり見かけられませんでした。Img68632r


●イチモンジセセリ(セセリチョウ科):
 朝方、庭に飛来して、目前のサザンカの葉に静止した個体。
 しばらくそのまま止まっていましたが、ほどなく飛び去りました。
 今シーズンはフィールドで遭遇する機会がなぜか特に少なかったイチモンジセセリです。R00208422r

※茶色い後翅に白い斑点のつながった一文字模様があるセセリチョウ。
 どこにでも見られる普通種で、個体数も極めて多い。
 幼虫の食草は、イネ、ススキ、エノコログサなど。
 出現時期は5~11月、分布は日本各地。

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2019年11月 4日 (月)

9月下旬の昆虫キチョウ、その他のアリグモ

 晴れると日中の最高気温は20℃を超え、明け方の最低気温は10℃を下回るようになりました。
日内変動が大きくて戸惑うことも。
衣替えの片づけをしなくてはと思いながら進みません。

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 相変わらずの遅ればせの記事です。
 9月下旬、不安定な日が多かったフィールドで見かけた、ありふれた、それでも少なくなった昆虫類。

●ヤマトシジミ:
 雑草のハゼランに吸蜜に来たところ。
 今シーズンはなぜか異常と思うほど頻繁に庭に飛来したヤマトシジミでしたが今は少なくなっています。R0020804


●キチョウ(=キタキチョウ) (シロチョウ科モンキチョウ亜科):
 少しヒンヤリした朝方、雑草カナムグラの茎先に静止していた個体。
 秋型の個体のようです。Img_67942r

※草原などで普通に見られる。大きさ(前翅長)約24mmでモンシロチョウやモンキチョウよりひとまわり小さい黄色いチョウ。
 前後翅表面の外縁には黒色帯があるが、秋型には黒色帯が退化,あるいはまったくないものも見られる。
 飛び続けることが多くてなかなか止まりませんが、いろいろな花で吸蜜したり、地面で吸水したりする。
 年数回発生し、成虫で越冬し、早春から飛びはじめる。
 出現時期は3~11月、分布は本州、四国、九州。
 幼虫の食草は、ネムノキ、ハギ類など。


●オンブバッタ(オンブバッタ科):
 庭にやってくると、園芸植物のつぼみや花弁を齧って台無しにする害虫です。94r

※頭部がとがった小さめのバッタ。大きさ(翅端まで)は、♂は小さく2.5cmほどで、♀は大きく4cmくらい。
 体色は緑色であるが、褐色の個体もいる。
 飛ばないかわりによく跳ねる。小さくても食欲旺盛で種類を選ばず何でも齧るので、花壇や家庭菜園などでは害虫にもなる。
 出現時期(幼虫含む)は5~11月。分布は日本各地。


●アリグモ:
 本当に、黒蟻そっくりの外観ですが、行く手を妨害したりすると、尻から糸を引きながらツーと降下して逃げていくのですぐに蜘蛛とわかります。
 今シーズンはよく目にしました(というか、以前には単に、アリグモと気づかなかっただけでしょうが。)R0020796


●アオドウガネ:
 在来種のコガネムシは全く目にすることがなくなりました。
 かわって外来種のアオドウガネ(夜行性で、灯りにも飛来する)が市街地にも蔓延っています。
 そして、こちらも気づかなかっただけのようですが、フィールドでも多数繁殖しているようでした。
 庭のイヌマキ(常緑樹)の新葉を目当てに、毎日夜間大量に飛来して、葉を食い荒らし、朝方の樹下に大量の糞と、食べかけの葉のかけらを落としているので、その存在がわかります。
  写真上段は、朝、竹の棒で枝をゆさゆさ揺さぶると“習性”で、すぐに”固まって“ぽろぽろと地面に落下してくるのを即踏みつぶして駆除した、新記録 13 匹 /日の記録。
 下段は、日中でも堤防のイタドリの葉を蚕食していた個体です。R002068413max

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