植物

2020年10月19日 (月)

ミョウガの花観察( 続報 )

●ミョウガの花観察続報:
 本日(10/19)は最低気温9℃、最高気温15℃とまた寒い1日になりました。
 明け方の曇り空も、朝から小雨に変わり、夜まで断続的に降りました。
 昨日観察したミョウガの花ですが、その後どうなっているかと今朝、小雨の降る中覗いてみたところ、意外にも見た目はほとんど変わりないように見えました。(写真1~3)1r00113902r00113883r0011389

 そこで、せっかくの機会なので改めてもう少し花の構造・様子を理解するためピンセットを持ちだして、出来るだけ花を傷めないよう持ち上げたり、広げたり(一部切り取りも)しながら写真を取り直してみました。

 唇型花(淡黄色)の花冠管状部は円柱形で細長く、花弁は3裂し、各々は皮針形で尖るが、中央部分は大きく舌状で内側に湾曲し、両側の2裂片は小さくなっています。(写真4)4r0011392

 雄しべと雌しべは癒合して一つになった両性花です。
 下方の膨らんだところが雄しべで、上に伸びた葯隔が花柱を包んでいます。
 雌しべの花柱は白色で細長く、雄しべの葯隔を貫通して覗いた先端は内側に反曲(そり曲がる)します。
 柱頭には毛があります。(写真はクリックで拡大します)(写真5)5r0011400 

 雄しべの葯は黄褐色で、縦裂すると多数の花粉を放出します。
 花粉は長楕円形です。(写真6~7)6r00114017r0011402

 分かりやすくするために、萼片1枚を切り取って再度 雄しべまわり・葯・花粉の写真撮り。(写真8~13)8r00113949r001141010r001140811r001140312r001140413r0011405 

 切り取った萼片1枚をもとの位置において全体の様子再確認。(写真14)14r0011411

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ミョウガの花

 数日前から曇天で日照も少なく最高気温も20度を下回って急に寒くなり、更に昨日(10/17)は終日雨で最高気温も14℃と季節が1ヵ月も進んだような一日に。
 そして本日(10/18) は少し持ち直して曇り時々晴れで最高気温は19℃。強いて言えば“爽やかな天候に。

●ミョウガの花が咲く :
 そのような曇天・低温続きの環境下にあったせいなのか、本来、花は一株に1日1つ開く“1日花”で、咲いた翌日にはすぐに萎れてしまい、次の花がまた一つ咲くというのが普通ですが、その「ミョウガの花」が3個も咲いたままなのを見つけました。
 (10/18)夕刻(4時半頃)のことでした。
 場所は、日陰になり、やや湿り気のある建物北側敷地の一角。
 庭掃除のおりに、盛夏に雑草だまりになっていたので除草剤散布、草取りをした地面を覗いてみると、( 除草剤は撒けない) 植木の根元に生えているエビネやタツナミソウなど園芸種の草に混じって、見慣れない白っぽい花が咲いているのに気が付いたのでした。
 我が家で花を観察したのは初めてのことでした。
 ( 余談ながら、夏に除草剤を撒いた地面に、もうドクダミの新葉が点々と生えていました。)
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  ピント合わせでもたついている間に暗くなったため、ここから懐中電灯照明下で撮影4r00113805r00113796r0011385uptrm7r0011381trmup

◆ミョウガの花の構造:
 夏~秋(6~10月)頃に、根茎(地下茎)から伸び上がった短茎の先端に包葉花序(花穂)を出します。
 包葉は紫脈・紅緑色で、多数重って肥厚し、いわゆる「ミョウガ子」になります。
 包葉の間から大きな淡クリーム色の花が1日に一つずつ、次々と開きます。
 花は1日で萎む一日花です。
 萼(がく)は膜質短筒形です。
 唇型花(淡黄色)の花冠管状部は円柱形で細長く、花弁は3裂し、各々は皮針形で尖るが、中央部分は大きく舌状で内側に湾曲し、両側の2裂片は小さくなっています。
 雄しべと雌しべは癒合して一つになった両性花です。
 下方の膨らんだところが雄しべで、上に伸びた葯隔が花柱を包んでいます。
 雄しべは線形で、花糸は短く、黄色の長い葯があり、葯隔の先端はかぎ形に曲ります。
 葯は黄褐色で縦裂すると多数の花粉を出します。花粉は長楕円形です。
 唇弁は仮雄しべから変形したもので、雄しべと相対していて、広卵形で基部の左右に小裂片があります。
 雌しべの花柱は白色で細長く、雄しべの葯隔を貫通して先端は内側に反曲します。
 柱頭には毛があります。


・ミョウガを植えたことは全くありませんが、隣地の空き地に“雑草”として毎年大繁殖していたものが、いつの間にか越境・侵入してしまったのです。
 この夏も50cmほどに伸びてエビネなどの生育を邪魔していた株を引き抜いて除草したつもりでしたが、残っていたのです。


※ミョウガ(ショウガ科ショウガ属)は中国原産の繁殖力旺盛な多年草で、乾燥しない明るい日陰が大好き。
 分布は本州、四国、九州。
 “栽培目的ではない”場合に生えてくるものは、ドクダミと双璧をなす“根絶困難な迷惑雑草”以外の何ものでもありません。
 駆除するには、(両者とも)地上部だけを引き千切っても無効で、地中10~20cmくらいの深さ一帯に張り巡らされている地下茎でどんどん広がるため、その地下茎すべてをシャベルで掘り起こして(その際に、切れ端など絶対に残らないよう)完全に除去する必要ありますが、まず困難です。

・果実:
 不稔性では、ともいわれるほどに果実や種子は非常に出来にくく、珍しいものとされています。
 果実はミョウガ子(苞葉花序)に1個まれに2個ほど出来て、熟すと果皮は3個に裂開し、その内側は鮮赤色になります。


◇参考:
「新潟青陵女子短期大学研究報告 第3号」
『ミョウガの果実』 江村 重雄


・昔はミョウガを食べると馬鹿になる、物忘れがひどくなると言われたことがありましたが、ウソです。

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2020年10月15日 (木)

ヒメヒラタアブの仲間&ノミハムシの仲間

●ヒメヒラタアブの仲間(ハナアブ科ヒラタアブ亜科):

 10/13、一重咲きのバラ(ディンティ・ベス)が1輪咲きました。R00112321013-1

 記念に写真を撮っていた際に、たまたまヒメヒラタアブの仲間が1匹飛来して、周辺をホバリングし始めました。
 しばらく見ているとやがて花に取りつき花粉を舐め始めたのでついでにショット。R00112271013

 秋になって見かけたのは今回初めて。

 ・4~5月頃には庭にもよく飛来して、ホバリングしながらパンジーやバラなどの花から花へと飛び回っていたものです。R00224165

※大きさ8~11mm。腹部は黄橙色と黒色の縞模様。それぞれの節に黒い太帯と細帯の各2本ずつの帯があるスマートなアブ。
 出現時期は3~11月、分布は日本各地。
 

 ついでに。
●ホソヒメヒラタアブ:
 5月下旬に、草原に咲いていたアカバナユウゲショウの花にスマートな個体が訪花していました。
 体長7mmほどで腹端部の斑紋などから、こちらは「ホソヒメヒラタアブ」と思います。R00225557mmct525


●ノミハムシの仲間(ハムシ科ノミハムシ亜科):
 同じ日(10/13)の夕刻、どこから来たのか、外構壁に濃い藍色の光沢があるハムシが静止したままでいるので、カメラを取って戻り撮影。
(撮影後、触ると飛び去りました(-_-;) )
 見かけはアカバナカミナリハムシ(アカバナトビハムシ)にも似ていますが、よく似た種類がたくさんいて、外観だけでは判別困難。
 大きさ5mm前後、出現時期は4~10月。R00112291013


・5月下旬には、同種と思われるハムシが白花のアカバナユウゲショウに付いているのを見かけていました。R0022608

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2020年10月13日 (火)

秋の日は釣瓶落とし

 今日は曇り時々晴れで、日中の最高気温は26℃と夏日に。
 日中、日傘をさして街まで日用品を買いに出かけましたが、蒸し暑さもあってやはりかなり汗をかきました。
 このところ、季節が急に一か月以上も進んだり逆戻りしたりと、なかなか爽やかな秋を感じることが少ない気がします。
 明日からは急に涼しく、というより寒くなるとの予報も。

 夕刻、運動不足解消のため、稲刈りがすっかり終わって人気のない田んぼ道の散歩に。
 田んぼ道の草刈りも終わり大きな雑草はすっかり姿を消した後の地面には、稲作シーズン中には除草作業でいったん姿を消したハナイバナなど小型の雑草仲間が再び点々と伸び出して小さな花をつけていました。R0011257

 ・ハナイバナR0011251
  https://kuromedaka-saitama.cocolog-nifty.com/blog/2008/10/12-b3f3.html

 ・川沿いの堤防まで行くと、一部は(多分農家の方が刈り倒されたのでしょう)歩けるようになっていましたが、他は夏草が生い茂ったままで通行不能。(上流方向)R0011259

 (下流方向)R0011258
 
 いずれこの堤防筋も除草作業が行われて、冬季~春先まで歩行者の通行可能になります。


 ・まだ午後5時前でしたが、秋の日は”釣瓶落とし”で、来た道を帰るころには薄暗くなりました。R0011261

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2020年10月11日 (日)

14号台風一過、とはいかないで

 ・台風14号の進路は、当初(10/8、19時45分発表)の進路予想は:
108194514
 上記でした。

 10/9、午後3時15分現在、我が家上空の雨雲レーダー画像は
 (画像はクリックで拡大します):31514

 ほぼ予想通りのコースと状況のようでしたが、その後10/11には大きく変わり、14号はUターンするような複雑な動きになりました。

 
 ・10/11 台風14号進路予想12時45分発表:1011141245

 ・10/11 台風14号進路予想13時05分発表:11130514
 
 そして、明日、12日の0時には八丈島の南南東約270kmに達し、12日12時までには熱帯低気圧に変わって小笠原近海に達するということに。


●おかげで、本日(10/11)当地では風雨も未明にはおさまり、午前中には晴れ間ものぞき、昨日までは上着を重ね着しても寒かったのに、夏日になりました。Img_0854
 
 午後からは再び曇天になり、時折小雨がぱらついたりしながらも16時42分には中途半端な虹が見られました。Img_44271642
 
 台風接近の期間中、幸いにも当地の風雨は予想したほどではありませんでしたが、それでも雨に弱いキンモクセイの花は散り始めました。
 ・ご近所の開花が早かった樹下路面:Img_0851

 ・我が家でも散り始め:Img_0856

 ・また街裏の遊歩道沿いにあるイチョウの大木で、葉は緑色のままですが、樹冠下の歩道上には黄色くなった果実(ギンナン)が大量に落下していて足の踏み場もなく、通行人に踏まれて潰れていました。
 掃除しなければ滑って危ないし、臭気が漂うようになります。R0011195

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2020年10月 9日 (金)

ハエドクソウ(蠅毒草)

●鳥散布によると思われるシロダモ*が、今夏、ついに枯れ死しました。
 放置プランターに自生してから5年以上、通年、水やりや施肥などまったくしないでも、酷暑の夏場を乗り切ってきたシロダモ苗木(幼木)でしたが、今夏ついに枯れ死してしまいました。
 * https://kuromedaka-saitama.cocolog-nifty.com/blog/2018/04/post-ba8a.html
  https://kuromedaka-saitama.cocolog-nifty.com/blog/2019/07/post-ee3147.html
  https://kuromedaka-saitama.cocolog-nifty.com/blog/2015/01/post-8e03.html

 そのプランターの枯れ死シロダモの傍に、緑の葉をまばらに付けた1本の細長い草茎が伸び出しているのに気が付いて、見ると、なんと雑草のハエドクソウでした。1r0010970


●ハエドクソウ(ハエドクソウ科ハエドクソウ属):
 いつどこからやってきたのか来歴不明で、時折気が付いた時には引き抜いていたのですが、絶えることなく生えてくる丈夫な雑草です。
 この夏にも7月下旬に気が付くと、すぐ近くの日陰になる庭木の樹冠下に2、3株が既に50cmほどに伸び出して花をつけていました。
 現在も、時間差をおいて生えてきた株が花をつけています。
 いずれ除草しますが、翌年また生えてくるでしょう。
 (画像はクリックで拡大します)2r0010740R00107622
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※ハエドクソウ:
 多年草の有毒植物。
・茎の高さは50~70cmになり、直立し上部は枝分かれする。茎には下向きの短毛が生える。
 茎の先または葉腋から出る枝先に長さ10~20cmの細長い穂状花序を出し、対生する花をまばらにつける。
・葉は対生し長い葉柄があり、縁には粗い鋸歯がある。上部の葉は楕円形、下部の葉は卵形。基部はくさび形。
 卵形の葉は長さ約11cm。脈上に毛がある。葉の裏面の脈上に毛がある。
・萼は長さ約7mm、背面の先に3個のかぎ爪になった刺がある。
 刺は長さ約2mm。萼の中に果実が1個ある
・花は横向きに咲く。花冠は白色または淡桃色を帯び、筒状で先端は唇形、上唇は浅く2裂し、下唇は3裂して広く開く。
 雄蕊は4個。子房は2個の心皮からなり1室がある。
 花は萼を含めて長さ約1cm、花の幅は約5mm。下から順に咲いていく。
 咲き終わった花が落ちると果実は軸に添うように下向きに付く。
・果期には鈎爪の付いた果実が下向き連続した長い果序になる。
 1果実に1個の種子がある。イノコヅチに若干似ている。
 人や動物などに付着して運ばれ散布され、分布を広げる。
・花期は7~10月、分布は日本各地。


付記:
・「ナガバハエドクソウ」という種類もあることを知りましたが観察経験はありません。
 ハエドクソウとの区別ポイントの一つに花の形状があって、
 ハエドクソウの花の特徴は上唇の先が浅く2裂し、その両サイドは肩状に広くなっている。(なお下唇は3裂して広く開く。)
 しかし、ナガバハエドクソウ(の花も上唇の先は2裂しているが)には、この肩状の部分が無くて、ほっそりしていることから識別できるという。
 また、ハエドクソウは葉が全体の上部、高い位置まで付いているが、ナガバの場合、葉は下部に集まる。
 名前のとおり葉の形状も異なるそうですが、素人には判別は難しそう。

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【余談】:
  第162回 芥川賞受賞作「背高泡立草」古川真人(まこと)
 作品中に、“長年使われずに雑草に埋もれた~ 、雑草の中に「蠅毒草ハエドクソウ」”の名前も出てきました。
 どこにでも普通に生える迷惑雑草仲間のようです。

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2020年10月 6日 (火)

チュウサギ大集合

・10月に入ってから、やっと、日中および就寝時の冷房機の運転が不要になったので、確かに涼しくなったという実感です。
 我が家のキンモクセイも満開になりました。
 時には近隣から漂ってくる香りも重なる時には、少々匂いがきつ過ぎるな、という感も。R0011161R0011163


 今日は晴れの予報に反して曇天で風も涼しいので日中散歩に。
 ・畑には、ヒガンバナの塊。Img_0789

 ・田んぼ沿いの排水路の擁壁法面には、野朝顔が紫色の花を多数開いたまま。
  そしてどこからから逸脱・自生したムラサキシキブが綺麗な実をつけているのが目に止まりました。Img0788


 ・川面に数羽のカモの姿。
 望遠で1羽を撮ってみると、どうやら冬鳥のマガモの♂若鳥またはエクリプスらしい。初見。Img_0790

 ・生い茂っていた夏草が刈り倒された対岸の堤防上にはカルガモの群れが。(カラスも少数)
 盛んに何かをついばんでいる様子でした。Img_0791Img_0792


●チュウサギ大集合/池沿い近くの田んぼで。
 温暖な天候が続く間に、稲刈り(収穫)が終わった切り株から再び稲穂(二番穂)が伸び出して、周辺の田んぼはすっかり若緑色になっています。
 そしてところどころの田んぼでトラクターが稼働していました。
 来年にむけて地力の向上のため、2番穂が稔実する前のイネ株や、また収穫時に裁断された稲わら、また、籾がらなどを田んぼにすき込み、 土中有機物を増すという、秋の農作業(秋耕)が行われていたのです。
 そして、その周囲にチュウサギが大集合しているのを目にしました。
 ざっと100羽くらいはいたでしょうか。Img_0795Img_0804Img_0805Img_0797

 掘返される土中から獲物が飛び出してくるのを待っているのでしょうか。
 その割には忙しく歩き回る様子はなく、ただ突っ立っているだけのように見えましたが。


 ・池の対岸の柳では、やはりチュウサギが少数ながら休息中でした。Img_0800Img_0801

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2020年10月 3日 (土)

オオウンモンクチバ、ベニスズメ終齢幼虫、クロコガネ、その他

過去ログです。

●クロコガネ(コガネムシ科コフキコガネ亜科):
 5月9日、庭に大繁殖した雑草、中でも根絶困難なムラサキカタバミなどを掘り起こしていた際に、“大根”根*と共に土中から出てきたコガネムシで、クロコガネ(と思うのですが)。
 https://kuromedaka-saitama.cocolog-nifty.com/blog/2018/06/post-1c68.htmlR002209959Photo_20201003202001

※全体的に黒褐色で光沢があり、ずんぐりとした感じのコガネムシ。
 大きさは17~22mm、前胸背板には粗い点刻があり、附属肢は黒色。
 後翅には不明確な筋がある。
 幼虫は草や木の根を食べ、成虫はクヌギなど広葉樹の葉を食害する。
 出現時期は5~8月、分布は日本各地。

●コガネムシ(の仲間)幼虫(ネキリムシ):
 5月10日、同じく、雑草掘り起し中に何か所からか出てきたネキリムシ。詳細不明。510

●オオウンモンクチバ(ヤガ科シタバガ亜科):
 5月16日、曇天の午前10時半ごろ、腰のあたりまで雑草の茂った川筋の草地から飛び出して、少し先の地面に止まって羽を広げた茶色のガ。
 過去ログに一度♂の個体の記録がありました。
 https://kuromedaka-saitama.cocolog-nifty.com/blog/2013/09/post-987a.html
 それに比較すると、前翅の黒点が殆どないなどの特徴から、今回は♀の個体と思われます。516

※オオウンモンクチバ:
 昼間に見る機会の多いクチバ。大きさ(開張)45~50mm。茶色地に、縦筋が入った翅を持つガで、屋根型に翅をとじてとまることが多い。
 ♂は前翅の黒点が特に目立つ個体が多く、また横線の縁取りも明瞭で、外縁が直線的なのが識別ポイントであるが、♀は黒点や斑紋が不明瞭なことが多い。
 出現時期は5~9月、分布は日本各地。
 幼虫の食草は、マメ科植物(クズ、フジ、ヌスビトハギ、ヤブマメ)や、イネ科植物(オヒシバ)など。

●ベニスズメ終齢幼虫:
 6月25日舗装された田んぼ道を"モクモク“と歩いていた個体。R0010310625
 過去に、我が家でも、庭のカラーに多数発生した記録があります。
 https://kuromedaka-saitama.cocolog-nifty.com/blog/2014/06/post-d4aa.html

 なお、成虫の姿はこれまでに一度も観察したことはありませんが、図鑑を見ると紅色が気持ち悪いガです。

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2020年10月 1日 (木)

2020年十五夜(中秋の名月)

・キンモクセイの香り:
 曇天の午前中、食品スーパーまで買い物に行く途上で、どこからともなく金木犀の芳香が漂うのに気が付きました。

 帰宅して我が家のキンモクセイを覗いてみるとまだつぼみで、鼻を近づけても匂いません。R0011130R0011132

 例年ながら、我が家の樹はよそ様より少し遅れて開くのです。数日後には匂いだすでしょう。


●本日は十五夜(中秋の名月)で、食料品スーパーには(1昨日から)“お月見団子”など、お月見セットも並んでしました。
 天気は午後からだんだん回復して晴れ間が多くなり、夕刻にはお月見が出来そうな気配になりました。

 午後7時15分頃、屋外に出てみると(外気温度19℃、湿度83%)、満月が光っていました。
 ただ、空気中の水蒸気や(チリが)多いからでしょうか、冴えわたる月ではなく、なんとなく赤っぽさも感じる満月。Img_0761Img_0767c


 月以外に肉眼的に見えたのは木星だけで、他には星は一つも見えませんでした。
 (薄雲の広がっていたところもあったようで、見えるはずの火星は見えませんでした。)

※木星の衛星:
 木星には70個以上の衛星が見つかっています。
 そのうち1610年にガリレオが発見した4つの大型衛星(ガリレオ衛星とも呼ばれる)イオ、エウロパ、ガニメデ、カリストは、双眼鏡や小型望遠鏡でも見ることができます。
 ガリレオ衛星のうち、一番木星に近いイオは木星の周りを一回りするのに2日弱で、一番外側のカリストは約17日かかる。
 このため、ガリレオ衛星の位置は目まぐるしく変化し、木星の裏に回ったり木星の影に入ったりして、見えなくなっていることもあります。

・本日見えた衛星は3つでした。(露出時間1秒のためぶれて(流れて)います)Img_0783

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2020年9月28日 (月)

セスジスズメ終齢幼虫

 ここ数日、曇天/小雨の天候続きで涼しかったのですが、本日は良く晴れて夏日に。
 夕刻から雲が増えてきて、夜には全天雲に覆われてしまいましたが、時折その切れ間から明るい月が顔を出すので、ベランダで少し待ちながらワンショット。Img_0757


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◆セスジスズメ終齢幼虫:
 9月になって再び、カラーの大きな葉が見るも無残に食い荒らされるようになっていました。
 犯人は決まって、毎年あらわれるセスジスズメの幼虫です。
 そして、先(9月19日)に1匹、若齢用幼虫を見つけて駆除していましたが、その際、まだ他にもいたのを見逃していたようで、その後もどんどん食害が進んでひどい有様になったので、草取りを兼ねて大きな株元付近を詳細にチェックしていたところ、やはり地際の茎の間に終齢幼虫が1匹、潜んでいるのを発見、駆除しました。R0011085R0011065R0011067
 
 地面には大量の大きな緑色の糞が落ちているのを見て、あらためてその大食ぶりにビックリ。
 夜行性なので日中は地際の物陰に潜んでいるので発見が難しいのです。


●ライフサイクル:
 終齢幼虫はやがて食草を離れて移動をはじめ、(この際、先端が白い尾角をタクトのように振りながら道端などを歩いているのを見かけることがあり、目立ちます。 ) 移動先の浅い地面下や物陰に潜り、最後の脱皮をして蛹になります。 
 そのまま蛹で越冬し、翌5~6月ごろに羽化して成虫の蛾になります。
 夜行性で夕方から夜に活動します。
 ♀は交尾後、飛びながら幼虫の食草(サトイモ科のサトイモやカラーなど、またブドウ科のツタやヤブガラシ他)に卵を1個ずつ産みつけます。
 1週間ほどで黄緑色の小さな幼虫が孵化し、(幼虫には尾角という1本の突起があります。)脱皮を繰り返して成熟すると蛹を経て、7~8月ごろ羽化し産卵します。
 このようなサイクルで年に2回成虫が発生します。(2化性)

・ちなみに、去る7月24日、カラーの大株にジャージのズボンが触れた際に、セスジスズメ成虫が膝下あたりにくっついて翅を小刻みに振動させているのにびっくりしたことがあります。
 振り払ったらやっと飛び去りましたが・・・・R0010666

 先に見かけた若齢および今回の終齢幼虫は、その蛾の子供と思われます。

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