植物

2021年4月10日 (土)

進む季節、フジ開花など

 晴れたり曇ったり、時には強風が吹いたりと、なんだか落ち着きのない昨今の天候です。
 また朝夕は肌寒く寒の戻りのような日々なのに、季節の移ろいは急過ぎるように見えるのは気のせいでしょうか。

●フジ開花:
 街裏の遊歩道の藤棚が青紫になっているのが目に止まりました。
 昨年の記録より10日以上早い開花進行です。Img3233

●街路樹のハナミズキも満開。
 ・満開の白花:Img_3239

 ・赤花は木によってばらつきがありますが、花付きが悪い木は貧弱ですが、これで満開。Img_3236

(なお“花”は本来の花弁ではなく、総苞片(花のつけ根の葉)です。

●繁茂した満開のナノハナ:
 池の堤防、東西方向に約450m、R0013928450

 南北方向に約350mが黄色に染まって、風に乗ってナノハナの香りが漂っています。R0013929350mR0013930

 大部分が大型化したセイヨウカラシナ(根元の方の大きな葉の縁には鋭い鋸歯があり、茎の途中に付いている葉の付け根は茎を抱かない)で、R0014028

 セイヨウアブラナ(葉の縁は波打つ程度で鋸歯はなく、葉の付け根は茎を抱く)が少し混じり、栽培品種のナノハナはありません。

●川の堤防筋も同じ状況で、ほぼセイヨウカラシナばかり。Img_3240

 ・セイヨウミツバチが訪花していました。R0014030

●例年、早い田んぼでは4月下旬には田植えがはじまります。
 すでに早くから準備作業の一環として雑草処理の除草剤が散布されていて、田んぼによって
 ・イネ科の雑草だけ枯れ、スギナ(ツクシ)が大繁殖しているところや、R0013936

 ・ほぼ全種の雑草が赤茶けて枯れているところなど様々な景観に。R0013933

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2021年4月 7日 (水)

ダッチ・アイリス / アリウム・トリケトラム(外来の球根植物)

散歩の寄り道で:
①ダッチ・アイリス:
 民家のお庭や道沿いの畑地に植栽されたり、また田んぼ域の農業用水路斜面に(どこからか逸脱して)自生したりしている「ダッチ・アイリス」の水色の花が新鮮に見えましたので、暇つぶしに撮ってきました。
 たぶんこれまでにも目にしたことがあるはずですが、改めて写真に撮ったのは初めて。
 ・雨上がりの畑地で:R0013868-1R0013868-2

 ・農業用水路斜面で:R0013868-3R0013868-4

※ダッチ・アイリス(アヤメ科アヤメ属):
 名前のとおりオランダにおいて品種改良が進められた園芸種の球根アイリス。
 イベリア半島原産のスパニッシュ・アイリスを元に、北アフリカ原産のティンギダナなどが掛け合わせて作られた園芸種。
 草丈は60~80㎝ほど。
 花色は豊富で色も多彩。白、黄、青、青紫などがあり、さらに黄に白や黄に青などの複色花もある。
 丈夫で寒さにも比較的強く、栽培が簡単な(植えっぱなしにできる)ことから、球根アイリスの中でもっともよく栽培される品種という。
 花期は4~6月。



②アリウム・トリケトラム(ヒガンバナ科アリウム属トリケトラム種):
 一度侵入すると一気に増えるという、初見の球根植物。
 たまたま寄り道して通りかかった農業用水路端沿いの空き地で、勢いを増した雑草に混じって、ひときわ目立つ繁殖をしていたもの。
 “人為的な逸脱”によるものでしょうか。R0013874-1R0013874-3R0013874-2

※本種はヨーロッパ/北アフリカ/マデイラ/カナリア諸島原産の球根植物。
 球根や葉茎にネギの様な風味があり、全草が可食という。
 草姿はロゼットで、成長すると草丈は60cm 、幅は約30cmになる。
 葉は細長い剣形。花は花被片6枚の集まりで、白色に緑色の縞があり、花径1.5cm程。
 花茎先端の散形花序に多数ついて下向きに咲く。花期は4~6月。
〈要注意〉:
 花が終わり夏になると地上部の全草が枯れて(地上から)姿を消すが、地中では着実に分球生長して子孫を増やし、翌年のシーズンに出現する強力な繁殖力を持つ。
 これにより高い侵襲性を発揮し、完全に取り除くことが難しくなるため地域によっては有害雑草扱いにもなっているという。

・我が家の庭に掘り取っても増えすぎて困っているハナニラ同様でしょうか。R0013723

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2021年4月 2日 (金)

ヤエザクラ、ハナミズキ開花;ツリバナに害虫クロウリハムシ

 全国的に3月の平均気温は平年より高く、地域によっては観測史上最高だったという。
 実感として、春は異様な駆け足で経過。

 足早に進む昨今の春模様です。

●ヤエザクラ開花:
 近隣のソメイヨシノは落花盛んに至り、市街地の団地に植栽のヤエザクラは開花が進んでいます。R0013747

●また同じ場所のケヤキの樹冠もすでにすっかり若緑色になりました。R0013742

●街路樹のハナミズキも、樹によっては開花が始まっています。R0013748

●キュウリグサ:
 先端がくるりと巻いたサソリ形の花序がどんどん伸長して真っすぐな針金のように伸び上がっています。先に花が開いた花茎下部には既に種子が形成されています。R0013740R0013761

●庭のツリバナも先日若葉が展開したと思ったら、もう蕾も膨らんできました。R0013758

 本日(4/2)はさっそくクロウリハムシが飛来して、柔らかな若葉を食害し、穴だらけにしていました。
 殺虫剤スプレーで追い払ったのですが・・・R00137536r

※クロウリハムシ:
 大きさ7mm程。頭部、腹部は橙色で翅や脚は黒いハムシの仲間。
 色々な植物の葉の表面を浅く齧りながら穴をあける害虫。
 カラスウリ類の葉を好んで食害するが、他にダイズ、エノキ、シソ、その他の園芸植物も噛じってしまう嫌われ者。
 出現時期は4~10月、分布は日本各地。

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2021年3月28日 (日)

シロバナカラスノエンドウ(=シロバナヤハズエンドウ)

●シロバナカラスノエンドウ(シロバナヤハズエンドウ):
 日当たりの良い池の堤防南斜面にはセイヨウアブラナなどが繁殖して黄色い花をつけています。
 その手前の日当たりに、カラスノエンドウが巻きひげで相互にからみ合いながら大きな株になって赤紫色の花を付けていますが、すぐ近くに点々と白い花を付けた株が点在(混生)していて、その中にシロバナ株だけが絡み合って株立しているのを(2021.3.25)見つけました。
 
 大分前のことになりましたが、以前にも少し離れた池の堤防草地で観察したことがありました。
 → https://kuromedaka-saitama.cocolog-nifty.com/blog/2013/04/post-e342.html
 それ以来のことなので記録に。R0013538R0013528R0013533R0013536R0013535

※カラスノエンドウ(マメ科ソラマメ属):
 野原や畑地にごく普通に生える越年草。花は蝶形で通常は赤紫色だが、白い花を付ける品種もあり、シロバナカラスノエンドウ/シロバナヤハズエンドウと呼ばれる。
 花期は3~6月。

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2021年3月26日 (金)

今日のサクラ/ナミホシヒラタアブ初見

 今日(3/26)、日中の最高気温は20℃まで上がりましたが、終日強めの風が吹いて体感温度は低めに。
 それでも平年より5℃は高かったでしょう。
  
●近隣のサクラ
・小学校のサクラ:
 1週間前(3/19)に開花したソメイヨシノですが、昨日(終日曇天で無風)の午後見かけた時にはほぼ満開の状態でした。Img_3080Img_3082


・近隣地区に植栽されているソメイヨシノ銘木:
 例年なら、お花見時には日中は緋色の毛氈が敷かれた縁台が並べられ、夜間はライトアップされて、地区の方々が集まって花見を楽しまれる銘木ですが、本日通りかかった時にはまだ八分咲きの感じでした。
 午後の青空には白い月(月齢12.7)がくっきり。
 (余談ながら、昨年はコロナ禍で中止されました。今年も当然中止。)Img_3116Img_3108Img_3111Img_3107

ナミホシヒラタアブ
 朝方、庭にいた時、ナミホシヒラタアブが飛来してところどころでホバリングしながら辺りを飛び回り、ほどなくハナニラに止まって花粉を舐め始めました。
 今シーズン初見です。R0013552
 

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2021年3月24日 (水)

春本番に向かうフィールドで/モンシロチョウ♀交尾拒否行動

 先日の雨と強風を伴う”春の嵐”の後、気温が上がり、フィールドの春も本番に向かっています。
 ただ、当地の既に開花したサクラの展開は予想外にゆっくりで、公園の桜並木の満開は数日先になりそうです。R0013500

 農道や市街地の道端で普通に見かける雑草の花なども急速に伸び出しました。
 ありきたりの繰り返しもありますが順不同の記録に。
 
●ミチタネツケバナ:
 在来種のタネツケバナより早めに繁殖が始まります。Img3074


●フキノトウ:
 畑斜面に自生したもの。
 “旬”はとうに過ぎて、すでに“塔”が立っていました。Img3077

●スミレ:
 生活道路の片隅に咲いていました。
・株1:R0013467

・株2:R00134722

●ノジスミレ:
 全体に毛が多く、葉の縁や花弁が波打つようで、少しだらしない印象も。R0023455

●ヒメオドリコソウ:
 田んぼあぜ道に群生:R0013479

●セイヨウタンポポ:
 農道端で:Img_3058

●白花タンポポ:
 農道端で:Img_3059

●ハルジオン:
 蕾は下向きになり、、茎軸は中空で、ヒメジョオンより早めに咲き始めます。
Img3037

●畑地一面のホトケノザに群れるモンシロチョウ:
 一段とピンクが濃く鮮やかな絨毯になったホトケノザの群生に、モンシロチョウが飛び交っていました。
 多数の♂が飛びまわって♀を探していますが、既に交尾の終わっている♀は、♂が近づくと、翅を拡げ腹部を挙げる交尾拒否姿勢をとり、♂が執拗に迫っても応じることはありません。
 諦めて♂が飛び去るか、またはメスが飛んで逃げるかです。Img_3054Img3050

●ケヤキ林の芽生え:
 赤味を帯びた芽吹きが始まって樹冠が赤茶色っぽく見え始めたケヤキ。
 これからあっという間に若緑色に覆われた樹冠になります。Img_3061

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2021年3月19日 (金)

サクラ開花、スミレなど雑草の花

 新型コロナウイルス感染に関して去る1月7日より、1都3県(当埼玉県を含む)に発令されていた緊急事態宣言が21日の期限で解除されることに。

●サクラ開花:
 3月の気温が平年より高めに推移しているため、今夕、我が家近くの小学校のソメイヨシノも開花しているのに気が付きました。
 偶然ながら昨年の記録と同じで、一昨年より1週間早い記録です。R0013447R0013446

 緊急事態宣言の解除が話題になる前に、近くにある(埼玉)県下有数のサクラ名所で恒例の「今年のさくら祭り」は、昨年に続き「中止」が決まっていて、住民感覚としては、当然だろうな、と思っています。
「経済」も大切なことはよく理解していますが・・・

●カラスノエンドウ、スズメノエンドウ:
 農道端、また市街地の空き地などでも、つる性越年草のカラスノエンドウやスズメノエンドウが、まだ近くに絡みつく背高の雑草がないので、自身同士が絡まり合って、先に生えていたツクシなどに覆い被さりながら群生しています。
 ・カラスノエンドウ:R0013395R0013393

・スズメノエンドウ:R0013410R0013419

●ノジスミレ:
 市街地の道路端で、50mほどに亘ってノジスミレが点々と花を開いていました。R0013421-1R0013421-2

●不明種のスミレ:
 同じ道路筋で少し離れたところにポツンと一株だけ、葉が丸い(心形)の個体が開花していました。R0013425


・週末は風雨とも強く春の嵐という予報。緊急事態宣言解除に備えた外出制限の天啓?

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2021年3月16日 (火)

花開く早春

 本日(3/16)は最高気温21℃に。草取りで庭に出て背に日を受ける暑い!ほど。
 年々極端になるように感じる気温の乱高下と共に、一雨毎の“おかげ”で庭やフィールドの雑草なども一斉に伸びあがり、また開花し、タネを飛ばしているものも。

◇フィールドで:
●キュウリグサ:
 田んぼ道だけではなく、意外に“お犬様の通り道”になっている市街地の歩道の片隅などニッチな環境にも生育しています。R0013335

●ナズナ(ペンペングサ):
 春の七草のひとつですが、この姿からはイメージが湧きません。
 ナズナは越年草(2年草)で、秋に発芽して冬から早春、まだ柔らかな新葉が出来たころに採取した葉が七草がゆに入れられます。Img2996

●ノボロギク:
 群落を形成しています。白い綿毛の種が遠目には球形の白い花のように見えてそれなりにきれい。Img2993


◇庭で:
●ハナニラ:(2種)
 毎年“根絶やしにする”つもりで強害雑草扱いの引き抜き作業をしますが、結局元に戻ってしまうほど旺盛な繁殖力です。
 開花が始まりました。最盛期には花で埋まります。R0013383

●ユキワリソウ(園芸種。ピンクの花):
 生き絶え絶えになんとか昨夏を越した勢いのない株でしたが、やっとピンクの花を付け、新葉の展開も始まりました。R0013370

●ヒトリシズカ:
 思いがけない処に群生しているのに気が付きました。
 こちらは丈夫で、放任して置くと今までなかったところにも姿を現します。R0013358

●クリスマスローズ(カシスレッド):
  ブラックパールより少し遅れて開花。Photo_20210316210701

●ツバキ:
 気温が上がると開花するのも早いが、“ツバキの花らしく” ポタリと落花するのも早い。R013350

●ボケ:
 雨の中つぼみが膨らみ、翌々日、晴れたら開きました。R0013363

●園芸品種ミツマタ(大輪ミツマタ):
 たまたま通りかかったご近所のお庭で、1株の花がすでに満開状態でした。
 特徴は花がボンボリのように大きいこと。
 花には花弁がなく、花弁に見えるのは萼片で黄色い筒形、外側が白い繊毛で覆われ、内側が黄色くとても目立ちます。
 花期は2~3月。Img2989

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2021年3月11日 (木)

雑記(ケヤキ/災害)

 冬の近隣散歩の折には、遠目にも、お屋敷や旧家の防風林・屋敷林の中にケヤキの大木がシンボルツリーとしてよく目立ちます。
 ケヤキの自然樹形は“箒立ち”すなわち箒を立てたように、直立した幹の上部(樹冠)が扇形に広がったきれいな形で、葉を落とした冬の梢では一層はっきりしています。
 気まぐれに撮り溜めていた画像を載せました。
 なお近年には暴風雨時の防災上の観点からも、伐採されてしまうことが増えています。
(下の写真にはケヤキではない樹種もあります。)

Img_2649R0013263Img_2909Img_2819Img_2731Img_2650Img_26513 

 メタセコイア:Img_2648

 
(余談ながら、ケヤキが関東地方に多いのは徳川幕府の奨励策によるのだそうです。
 ケヤキは桜の花が咲くころに一斉に芽吹いてあっという間に新緑の景観になります。
 そしてまた新葉の展開と同時に淡黄緑色のとても小さな雌雄異花を付けますが、桜の花が華やかな時期にケヤキの花も満開になっているのに気づく人は少ないです。
 花は風媒花です。)


  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 
 本日は、2011.3.11午後2時46分発生の「東日本大震災」から10年の節目。
 決して忘れることはありません。*
 私も同時刻から1分間の黙とうを捧げました。
 (読売新聞朝刊コピー)R0013342

* https://kuromedaka-saitama.cocolog-nifty.com/blog/2011/03/2011311-61d2.html

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2021年3月 8日 (月)

フィールドの春模様

 今日は未明から朝方まで弱い雨。昼前には曇りになり、ほぼ無風で日中の最高気温は昨日よりさらに低く8℃と冬に逆戻り。
 それでも春は駆け足で進んでいます。

●ホトケノザ群生:
 車道沿いで、管理された“それなりの面積 (300㎡ほど?)がある空き地”の全面にホトケノザが群生し、紫紅色の絨毯のようになっていました。
 初めてのことで、人為的攪乱の典型でしょうか。Img_2954Img_2956

●ツクシ:
 例年定番の農道沿いで、田んぼ斜面にツクシが一斉に伸び上がっていました。Img_2965Img_2966

●枝垂れヤナギ:
 池周辺の大半はまだ冬枯れの景色ですが、Img_2969

 池の端にあるシダレヤナギが芽吹いて突然のように暗黄緑色になっていました。Img_2968
 
 本種は雌雄異株。春、葉に先だって暗黄緑色の尾状花序をつけます。

●早咲きのサクラも葉桜に:
 公園に4本植栽されている早咲きのサクラも3本すでに花はほとんど散って葉桜になり、1本だけがまだそれなりに咲き残っていました。Img_2986Img_2987

 なお桜並木のソメイヨシノ蕾にはまださほどの変化はなさそうで、今後の天気次第ですが例年より早まるのかも。

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