動物

2020年1月23日 (木)

熱帯性植物の花、ブラックキャットなど

・大寒の最中、それらしく寒い日もあれば、2カ月も季節が進んで暖かさを通り越したような日もあったり。
 雪が多すぎるのはもちろん困るが、必要なのに雪がないのも困りもの。
 変調のおさまらない天候です。
 
・新型コロナウイルスによる肺炎の感染拡大も心配が増えてきました。

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・先日マイカーの6か月点検で、前回同様バッテリーに問題あり。
 走行距離が短すぎて充電不足。乗らないでも、定期的にエンジンをかけておくように、との診断。
 そこで、天気予報外れの曇天で寒かった1日、バッテリー充電目的で片道39㎞の「とちぎ花センター」まで。Img_8988

 温室では蘭の特別展示があり、Img_8977

 その一部:Img_89786r


 またこの時期に開花が見られる以下の熱帯性植物も、ほとんど貸し切り状態でのんびり観察してきました。


●オオベニゴウカン(Calliandra haematocephala)(マメ科ネムノキ亜科):
 ボリビア、ペルー、ブラジル原産の中木。
 樹高3mくらいになる中木で、葉は偶数枚の⼩葉がついた羽状複葉。真っ赤な化粧パフに似た10cm近い半球形の花を咲かせるので、英名はpowder-puff。
 和名(オオベニゴウカン)は大きな紅色の花を咲かせる合歓木(ねむのき)の意味。
 花期は12~4月。Img_8936


●ドンベア(Dombeya wallichii)(アオギリ科ドンベア属):
 マダガスカル諸島原産の、樹高2~6mで非耐寒性常緑低木。
 葉は互生し、有柄、葉身は15~30cmの円形から広卵形、基部は心臓形、縁に鋸歯がある。
 花茎の先に半球状の花序を垂れ下げ、淡紅色(または白色)の鐘形の花を多数つける。
 花にはバニラ様の甘い香りがある。花期は11~3月。Img_8940-1


●チャイニーズハット・サンギネア(Holmskioldia sanguinea))タマツヅラ科:
 ヒマラヤ原産で、樹高3m~ほどの非耐寒性常緑低木。
 チャイニーズハットの名前の由来は、花に見えるロート状の萼の先に花が咲き、萼の形が中国の帽子のように見えることから。
 チャイニーズハットの種類は2種類あり、その一つがホルムショルディア・サンギネア。
 花径2~3cm、橙色~紅色の花を咲かせ、英名でチャイニーズハットと呼ばれている。
 花期は11~12月。Img_89412r

 (なお、他の一つは、東南アジア~アフリカ原産のホルムショルディア・テッテンシス(Holmskioldia tettensis)という種類で、紫色の花を咲かせ、こちらは英名でタヒチアンハットと呼ばれている。
花期も異なり7~8月。)


●ウナズキヒメフヨウ(Malvaviscus arboreus):アオイ科ヒメフヨウ属:
 メキシコなど熱帯アメリカ原産で、樹高1~3mの非耐寒性常緑低木。
 緋赤色(scarlet)(が一般的だが桃色や橙色もある)で長さ5cm程の花をつける。
 名前の由来は、蕾のときは上を向いているが、咲いても花弁は開かず下向きになることから。
 花期は11~翌年4月。Img_89462r


●ソランドラマキシマ(Solandra maxima)ナス科ソランドラ属:
 メキシコ原産の常緑つる性、無毛の分枝性低木で高さ3~5m。
 葉は楕円形で先端が尖る。蕾は外向きに咲く。
 開くと直径20cmにもなる黄色い花で、花冠には5個の紫色の筋がある。
 越冬温度は5℃だが、生長には20℃以上必要。
 和名は「ウコンラッパバナ」。なお結実はしないということです。
 花期は3~7月。Img_8950-2rT


●コーヒーノキ(果実)(Coffea arabicaなど)アカネ科コーヒーノキ属:
 アカネ科コーヒー属、コフィア属に属する植物の総称で、主に栽培種(アラビカコーヒーノキとロブスタコーヒーノキなど)を指す。
 アラビカ種はエチオピア南西部の高地が原産地。また、アフリカ大陸西部~中部からマダガスカル島と周辺諸島にかけて多数の野生種が分布。
 花期は‎6~7月、花が咲き終わり受粉できたら緑色の楕円形の実がなる。
 結実から約10か月もの歳月をかけて徐々に熟して、緑から赤、赤から濃い褐色へと変化し収穫時期になる。Img_8953-2


●オオミトケイソウ(Passiflora quadrangularis)トケイソウ科トケイソウ属:
 熱帯アメリカ原産のつる性多年草。
 和名は花が時計のように見えることから。糸状の花冠が時計の文字盤、雌しべが指針に見える。
 基部は木質になり、長さ10~15m、無毛。花は薄赤色、直径6~8(~10)㎝。
 咢片は外側が緑色、内側が赤色。花弁は薄赤色、長円形~長円状披針形 、長さ2.5~3.5㎝。
 副花冠は5列につき、白色又は紫色、糸状。
 花期は2~8月。
 なお花は1日でしぼんでしまうため、見られたらラッキーということでしたが、少ししぼみかかった花を観察できました。Img_8958-2


●カカオ(Theobroma cacao)の果実;アオギリ科:
 中央アメリカから南アメリカの熱帯地域を原産とする常緑樹。
 花期は原産地では周年、栽培地では気温による。
 直径・高さともに大きさ約3cmで香りのない多数の花をつけ、その一部が結実し、果実は約6か月で熟す。
 長さ15~30cm、直径8~10cmで幹から直接ぶら下がる幹生果で、カカオポッドと呼ばれる。
 品種によって長楕円形、偏卵型、三角形など、また外皮の色も赤・黄・緑など多様。
 中に20~60個ほどの種子があり、これがカカオ豆 (cacao beans)になる。
 収穫期は産地によって異なるが、概ね年2回で乾期と雨期に行われ、収穫した果実は果皮を除いて一週間ほど発酵させ、取り出されたカカオ豆がココアやチョコレートの原料になる。Img_8959-2


●ブラックキャット/タッカ・シャントリエリ(Tacca chantrieri)タシロイモ科:
 インド北東部、東南アジア原産。
 耐寒性は弱い草丈70~100cmの植物で、黒っぽい独特の形の花を咲かせ、地下に肥大した地下茎をつくる多年草。
 別名バットフラワーにたとえられるコウモリの羽を広げたような部分は苞で、それに包まれるようにつく多数の小さな星形のものが花。
 花の周囲には、細長い糸状の花をつけなかった花柄(不稔性花柄)が垂れ下がり、まるでひげのように見える。
 高温多湿を好み、20℃以上の適温下では常緑で一年中開花するが、低温に当たると地上部が枯れ、イモ状の地下茎が残って冬越する。
 花期は7~10月。Img_89622rImg_8962-5


●アンスリウム/(オオベニウチワ)((Anthurium. andraeanum)サトイモ科ベニウチワ属:
 熱帯アメリカ原産で600種以上ある常緑性多年草。
 葉や苞(花に見える部分)が美しいものがあり、観葉植物として栽培されるものがある。
 その中でも日本でよく栽培されるのがオオベニウチワ。
 きれいに着色するのは仏炎苞と呼ばれる部分で、花はひも状の部分(肉穂花序)に多数ついている小さなもので目立たない。
 花期は5~10月など長い。Img_8970-2


●ハナキリン(Euphorbia milii)トウダイグサ科:
 マダガスカル原産の多肉植物。
 色鮮やかな小さい花と、鋭いトゲが特徴。あたたかい所であれば、一年中花を咲かせる多肉植物。
 なお花は苞と呼ばれる葉っぱが色づいたもの。
 耐寒性は弱く、冬の最低気温は2~3℃、できれば5℃必要。Img_8974-3


・おまけ:
●アフリカン ランプアイ
 熱帯性の水草展示水槽に飼育されていたメダカ。
 目が青いランプのように鮮やかに光り、印象的でした。
 水槽中で素早く遊泳し続けるのでどうしてもピンボケ写真しか撮れませんでした。Img_8972-2r


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2020年1月14日 (火)

池にミコアイサ♀、農業排水路にイタチの姿

●ミコアイサ♀:
 曇りの予報が外れて朝から晴天・無風の池で。Img_8584


 水鳥の姿はごくわずか。150mほど先の水面にポツンと小さな点が1つ浮いて、Img_854511410151

 その後すぐに2つ。
 双眼鏡で覗くと予想どおりミコアイサ♀2羽でした。
 小魚採りの潜水と浮上を繰り返し、合間にリラックスして羽繕いする姿も。Img_8545Img_85502Img_854814r_20200206190601Photo_20200206190602Photo_20200206190601

 残念ながらこの時には♂は見当たりませんでした。


●イタチを見かける:
 普段あまり通らない遠回りの農業排水路ぞいで。
 水路に堆積した泥土に生えたガマの穂が“破裂”していました。3r_20200114204201

 無風だったので飛散は全くありませんでしたが、強い北風の吹きすさぶ時には、ほぐれた綿毛の種がはるか遠くまで空中を浮遊するので、すぐそれとわかります。


 ガマの穂を撮っていた折に突然、赤茶色の動物が視界に入り、すぐ目の前の枯れ草藪に飛び込んでいきました。
 過去にも見かけた記録のあるイタチです。Img_8578

 しばらく近くを凝視していましたが、姿を見せません。


 出てこないな、と目を離していたしばらく後に、また突如目の前に飛び出してきて、素早く水路沿いに走りその先の枯れ草藪に消えていきました。
 反射神経の鈍い私には撮ること不可能でした。Img_8582

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2019年11月 4日 (月)

9月下旬の昆虫キチョウ、その他のアリグモ

 晴れると日中の最高気温は20℃を超え、明け方の最低気温は10℃を下回るようになりました。
日内変動が大きくて戸惑うことも。
衣替えの片づけをしなくてはと思いながら進みません。

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 相変わらずの遅ればせの記事です。
 9月下旬、不安定な日が多かったフィールドで見かけた、ありふれた、それでも少なくなった昆虫類。

●ヤマトシジミ:
 雑草のハゼランに吸蜜に来たところ。
 今シーズンはなぜか異常と思うほど頻繁に庭に飛来したヤマトシジミでしたが今は少なくなっています。R0020804


●キチョウ(=キタキチョウ) (シロチョウ科モンキチョウ亜科):
 少しヒンヤリした朝方、雑草カナムグラの茎先に静止していた個体。
 秋型の個体のようです。Img_67942r

※草原などで普通に見られる。大きさ(前翅長)約24mmでモンシロチョウやモンキチョウよりひとまわり小さい黄色いチョウ。
 前後翅表面の外縁には黒色帯があるが、秋型には黒色帯が退化,あるいはまったくないものも見られる。
 飛び続けることが多くてなかなか止まりませんが、いろいろな花で吸蜜したり、地面で吸水したりする。
 年数回発生し、成虫で越冬し、早春から飛びはじめる。
 出現時期は3~11月、分布は本州、四国、九州。
 幼虫の食草は、ネムノキ、ハギ類など。


●オンブバッタ(オンブバッタ科):
 庭にやってくると、園芸植物のつぼみや花弁を齧って台無しにする害虫です。94r

※頭部がとがった小さめのバッタ。大きさ(翅端まで)は、♂は小さく2.5cmほどで、♀は大きく4cmくらい。
 体色は緑色であるが、褐色の個体もいる。
 飛ばないかわりによく跳ねる。小さくても食欲旺盛で種類を選ばず何でも齧るので、花壇や家庭菜園などでは害虫にもなる。
 出現時期(幼虫含む)は5~11月。分布は日本各地。


●アリグモ:
 本当に、黒蟻そっくりの外観ですが、行く手を妨害したりすると、尻から糸を引きながらツーと降下して逃げていくのですぐに蜘蛛とわかります。
 今シーズンはよく目にしました(というか、以前には単に、アリグモと気づかなかっただけでしょうが。)R0020796


●アオドウガネ:
 在来種のコガネムシは全く目にすることがなくなりました。
 かわって外来種のアオドウガネ(夜行性で、灯りにも飛来する)が市街地にも蔓延っています。
 そして、こちらも気づかなかっただけのようですが、フィールドでも多数繁殖しているようでした。
 庭のイヌマキ(常緑樹)の新葉を目当てに、毎日夜間大量に飛来して、葉を食い荒らし、朝方の樹下に大量の糞と、食べかけの葉のかけらを落としているので、その存在がわかります。
  写真上段は、朝、竹の棒で枝をゆさゆさ揺さぶると“習性”で、すぐに”固まって“ぽろぽろと地面に落下してくるのを即踏みつぶして駆除した、新記録 13 匹 /日の記録。
 下段は、日中でも堤防のイタドリの葉を蚕食していた個体です。R002068413max

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2019年11月 1日 (金)

晩秋の始まり

 今日から11月。
 本日は終日よく晴れました。
 日の出は 06:03、最低気温は5時に9.4℃とこの時期らしい冷え込みに。
 しかし日が上るにつれてどんどん気温が上がり、日中の最高気温は午後3時の24℃。薄着でも農道を歩けば汗ばむほどで11月に入ったとは思えない暖かさに。
 日の入りは16:46で、夕日・夕焼けがきれいでした。ただ大気の塵が吹き払われ、水蒸気も少なかったということで、夕焼けも赤色ではなくオレンジ色や黄色、残照もオレンジ色になりました。
 細い月が登り、霞んではいましたが青みがかかった富士山も見えました。20191101170210_pDsc_0045
 日射しの強い田んぼ道には真っ赤になった赤トンボ(アキアカネ♂♀)が飛び交い、4r_20191101232801
 堤防筋にはモンシロチョウ、ベニシジミなどがいて、Img_7334Img_73372r_20191101232901
 川ではミシシッピアカミミガメが甲羅干し、2r_20191101233001
 青空にはにサギが飛び、Img_7346
 電線には高鳴きするモズの姿も。Img_7353
 草地の隅にはススキではなく、遠目にはよく似たオギの白い穂が光っていました。Img_7347
 明日の天気も同じように暖かい晴れで、3日は曇りのち雨の予報。

 

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2019年9月20日 (金)

ヤマハギ、ナガサキアゲハ(?)、シラヒゲハエトリ、その他

 晴れると30℃を超えて動くと暑く、曇り・雨なら25℃を下回って肌寒い今日この頃です。
 明日から3日間は台風17号の心配もしながら雨模様という予報。
 
 それはともかく
 9月初旬から現在までの雑記録です。

●ヤマハギ:
 むし暑くて汗をかきながら歩いていた農道わきに咲いたヤマハギ:
 やはり秋になっているのです。
20190902171020_p


●ナガサキアゲハ♀(と推測):
 農道沿いの農家庭先に咲いたノウゼンカズラの花で吸蜜していたアゲハチョウの仲間:
 このアングルだけしか撮れませんでした。
 しばらく目の前をゆらゆら飛び回っていた折に、翅表面に白斑がはっきり確認できたこと、そして撮れた画像の後翅に尾状突起がないこと、などからナガサキアゲハ♀ではないかと判断。
 もともとは、南方系の蝶です。
2r_20190920193401


●ヤマトシジミ♂:
 稲田にひらひら飛んでいて、やがて何故か稲穂に止まったところ。
 近くに♀がいたのかも。
2r_20190920193301


●ヒメジャノメ:
 やはり稲田で、日陰になるところだけを伝うように飛んでから稲葉に静止したところ。
 撮りにくいアングルでした。
Img_6616


マメアサガオ
 雑草が刈り取られた農道わきに咲き残っていて、小さいながら白い花が目を引いたマメアサガオです。
 花期は夏~秋、分布は関東以西。
2r_20190920193402


●シラヒゲハエトリ(ハエトリグモ科):
 外構壁面を歩いていた徘徊性のクモ仲間。
 初めて撮った個体。数日間はほぼ同じところを這いまわっていました。
R0020611

※大きさ♀8~10mm;♂7~9mm。灰色の毛におおわれ、体側が黒色のハエトリグモ。
 触肢に長い毛が生えていてヒゲのように見える。
 人家で普通に見られ、獲物を求めて塀や壁などを歩き回る。
 出現時期は7~9月、分布は本州、四国、九州。



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 ラグビー・ワールドカップ(W杯)日本大会、いよいよ始まりました。
 対ロシア戦、TVとラジオをつけっぱなしで観たり聞いたり。
 30-10で期待通り初戦勝利!やりましたね。
 しばらくは持ち切りですね。

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2019年9月13日 (金)

2019.9.13中秋の名月見えず

 本日(9/13)は終日曇天で日照時間はゼロ。
 おかげで当地の日中最高気温は24℃、湿度60%とあって終日涼しくて、夏以降ではじめてエアコンなしで過ごした“記念すべき日”になりました。
 明日未明から明け方にかけても曇り空で、ゲリラ雷雨もなく熱帯夜も解消の予報でヤレヤレです。
 なお、今夜が「中秋の名月」で、明日(9/14)が満月。
 残念ながら見上げた夜空は低く垂れこめた雲に市街地の照明が反映して薄赤く見えるだけで、名月の姿など望むべくもありません。

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 残暑の続いていた折々に撮りためていた写真を処分する前に掲載。

●ウスタビガ終齢幼虫(たぶん):
 嵐の後、歩道に落ちて絶命した個体にアリが群がっていました。
 無傷の生態ではありませんから不確かですが、ウスタビガ終齢幼虫かと。Photo_20190913195101


●市街地から遠く離れた小規模の公園林地をつなぐポケットパークに自販機があります。
 汗をかいた体には、直射日光を遮る緑陰は涼しく感じます。
 冷たいものを買おうと自販機に近寄るとなんとアマガエルが4匹張り付いていました。
 直射日光に曝されていた自販機ですが、飲料はすべて「冷たい」ので、自販機のガラス表面も冷たく、体温を下げるためにアマガエルも集まっていたのでしょうか。
 変温動物で、カエルのように皮膚の湿っている動物は、安静状態での体温は蒸発熱を奪われるため気温よりやや低いといわれるそうですが、なにか関係があるのかも?
 (画像はクリックで拡大します)
3r_20190913221501


写真上左から①、②、下左から③、④44r


●ヤマトシジミ♀
 相変わらずカンカン照りの庭に生えるタチカタバミにやってきて、産卵行動をしているヤマトシジミ。2r_20190913195201


●フタトガリコヤガ:
 フヨウの葉を食害する害虫です。
 フヨウの開花シーズン中は”波状攻撃“で、繰り返し発生します。
 成虫のガは夜間飛来して産卵していくらしく、その姿を目撃する機会はまずありません。
 (写真上:右側が尾部、写真下:右側が頭部)2r_20190913195101

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2019年9月 5日 (木)

ギンメッキゴミグモ♀(黒色型)、その他昆虫類

 8月下旬、夏の終わりに見かけた害虫など。

●サンゴジュハムシ:
 ピンボケ写真です。名前のように、幼虫成虫共にサンゴ樹の葉を食害する害虫。
 大きさ(体長)6~7mm、全体は黄褐色から薄い茶褐色で、灰黄色の微毛がある。
 頭部~胸部~小楯板にかけて、また上翅の肩から側面に黒色の縦紋がある。
 食葉樹はサンゴジュ,ガマズミ,ゴマキなど。分布は日本各地。
 (なお外観がよく似た仲間にブチヒゲケブカハムシがいます。)
1a2r


●チャドクガ若齢幼虫:
 8月初旬から何者かがサザンカの葉を蚕食していることには気づいていましたが犯人不明のまま。
 そして下旬、掃除をしていて地面に多量の糞が落ちているので見上げたところ、葉陰の数か所に前科のあるチャドクガの若齢幼虫集合体発見。
 放置すれば分散してさらにひどいことになるところでした。
 殺虫剤スプレーで処分。
2br00205623c4r


●チュウレンジハバチ産卵中発見:
 バラの天敵。
 バラの新梢を切り裂いて産卵中で、逃げようとしないチュウレンジハバチ発見。
 殺虫剤スプレーで退治。枝は切り取って処分。
4d4r


●ヒメイトカメムシ:
 1匹だけ。すぐに葉裏に回り込んで行方不明に。
5er0020586


●ギンメッキゴミグモ♀(黒色型):
 8月初旬以降は殆ど目にすることがなかったクモですが、特色の“ギンメッキ”模様がない個体を発見。
 1回限りでした。6f4r


 暑かった夏も終わりに。

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2019年8月21日 (水)

ギンメッキゴミグモ♂

●初めて観察したギンメッキゴミグモ♂個体:
 7月中旬まで長雨の期間中には、イヌマキの下枝周辺にも、常時、多数のギンメッキゴミグモの巣が張られていました。

 7/24夕刻、郵便受けに投函されていた郵便物を取りに玄関先にでると、郵便受けの近く、散水ホースをぶら下げた枝(ちょうど夕日が逆光になる位置)に張られていた巣が邪魔になるので取り払おうと見ると、例によって円網の中央に、♀(体長5~6mm)が腹部下面を手前に、頭部を上に向け、脚を折りたたんで頭胸部を隠す姿勢で静止していて、そのすぐ下に食べかすなどを集積したゴミ捨て場があるというものでした。
1ar00203566mm


 手で払いのけようと網の上部に視線を向けると、頭上の枝から張られていた(枠糸)牽引糸・縦糸に、明らかに小型で腹部の細い個体がいるのに気がつきました。
 ・はじめは、脚を折りたたんで頭胸部を隠した姿勢で頭部を上にして背面を向けていました。
2br00203513cr0020351ctm

 
 ・それからもう少し近接しようとしたら、すぐに枠糸を伝って上方へ逃げ、落ち着くと今度は下から見上げる、腹部下面が見える姿勢で静止。
4dr00203535er0020353

 いずれの画像も、すでに傾いた夕日のせいで陰影・コントラスト・”ギンメッキ模様”・色彩などに難点があり、明確な観察画像ではありませんでしたが、どうやら初めて目撃する♂(体長約3~4mm)と判断しました。

 ・なお、♂の生活史については手元情報が乏しく、未成熟の♂は(単独で)小さな網を張るが、成熟するとメスの網に侵入するとのことですが、詳細は分かりません。

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 ◇今回の記事で、今シーズン思いもよらずフィーバーしたギンメッキゴミグモの記事を終わります。


 なお、現時点(8/21)で、家周辺に、ギンメッキゴミグモ、またその他のクモの巣はすっかりなくなっています。
 ギンメッキゴミグモの場合、庭に網を張って餌になるのは水や湿気がある環境で発生する飛翔小昆虫類(コバチ、コバエの仲間、ユスリカの仲間、蚊の仲間など)ですが、梅雨明け後の猛暑続きで、庭は雑草も枯れてしまうほどからからに乾いていて、また道路の雨水排水側溝も干上がったままで、それらの”餌”が発生する環境がなくほとんど姿を見せないからでしょう。
 また成虫出現時期も終盤になってきているからでしょうか。

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2019年8月19日 (月)

ギンメッキゴミグモ(その3)

●ギンメッキゴミグモ(♀):
 網の横糸張り作業を観察した翌日(7/22)の朝、庭に出ると、雑草ゴミを入れるゴミ箱に、やはり別のギンメッキゴミグモが比較的大きなきれいな円網を張って、その中心に静止しているのを目にしました。
 ただ、円網横糸の間隔が粗い部分は”ごみ捨て場”から大分離れたところまであって、さらに横糸間隔を狭める作業が残っている未完成の網だったようです。
A1r0020299B22r


 網の大きさを物差しで測ることができる位置だったので、定規を傍に寄せて撮ろうとしましたがうまくいきませんでした。
 そこで霧吹きを持ち出して、吹きかけると、きれいな水玉模様の垂直円網が浮かび上がりましたので、物差しで計測。
 円網部分の直径は25cmほどでした。
(写真中央付近にある”塊はゴミ捨て場”のごみで、クモは縦糸を伝って網上部の牽引糸に退避したので画面には見えません。)C3r0020337D4r0020341


 なお霧吹きをした際に、当然ながらギンメッキゴミグモは縦糸を伝い、さらに牽引糸を伝って上方に退避し、腹部下面中央部にある「糸疣」がはっきり見える姿勢で静止していました。
 これも記念撮影して、
E5r0020349F6r0020350s

                  -続くー

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2019年8月18日 (日)

ギンメッキゴミグモ(その2)

 ・月遅れの記事で、先のギンメッキゴミグモ(その1)の関連記事です。 

 7月21日、雨上がりの朝6時40分ごろ、リビングの床に座り込むと、ちょうど1.5mほど先のバラの木に、ギンメッキゴミグモの、直径約25cmの円形垂直網が張られていて、中心にクモ(♀)が静止しているのが目にとまりました。Img_6380


 すでに網の縦糸はすべて完了していて、クモは、糸を出す糸疣のある腹部下面をこちら側に向けて網の中央に静止していました。
Img_6386


 そのすぐ斜め下にはゴミ捨て場もありました。
Img_6384

 また、ゴミ捨て場から少し離れたところまでは、間隔の粗い横糸が張られて、さらにその先(中心からより離れたところ)までは、“白点に見える粘球”の付いた狭い間隔の横糸が張られていました。

 5、6分ほどボーっと見ていた時に、突然クモは網の中心から離れ、ゴミ捨て場の少し先まで移動して、すでに出来上がった間隔の広い横糸の網の間を、さらに細分化して狭い間隔にする横糸を、網の中心にむかって張り始めたのです。
Img_6389 

 今回は、リビングの窓越しという、クモから完全に遮断された環境なので、クモの網張り行動に干渉・邪魔することもなく、のんびりと暇つぶし観察できるかと、カメラを持ち出し、ピントを合わせしておいてから、時々思い付きでシャッターを押しながら、撮ってみました。
 あいにく逆光になることと、時折の微風にも巣が揺れて撮り置いた画像にはピンボケも多数ありましたが、整理して暇つぶし観察記録としました。
 ゴミ捨て場の少し先(遠く)から、中心に向かって横糸間隔を狭める作業をはじめ、徐々にゴミ捨て場に近づき、ゴミ捨て場に到達したところで横糸追加作業を終えて、網の中心に戻り静止するまで、間延びした写真ですが、以下に掲載。
6r_201908181618016r_201908181618026r_201908181618036r_20190818162701Photo_2019081816180110img_6439

 今回観察の、横糸の網張追加作業の始まりから、作業を終えて網の中心に戻って静止するまでの時間は20分ほどでした。

 全く新規に網を完成させるにはどのくらいの時間がかかるのでしょうか。

・クモの糸は腹の中の紡績腺で生産され、下腹の先にある糸いぼ(多くの場合3対)から使用目的に応じて多種類の糸を出し分ける。
・命綱としての役割を果たす牽引糸、巣の骨格を構成する放射状の縦糸、そして飛来した獲物の動きを止める粘(着)球が付いた横糸など。

・獲物を捕獲する横糸:
 横糸には小さな粘液の粒、「粘球」が並んでいる。(縮小画像で分かりづらいですが、小さな白点がそのようです。)
 横糸は糸いぼから出るときに粘液に覆われ、その粘液が集まり、丸くなっている。
 粘球には強力な粘着力があり、その横糸に虫の足や羽が触れると、粘球に捕捉される。

・クモの足場になる縦糸:
 縦糸には粘球はないので触ってもくっつかない。それでクモは縦糸をたどることで網を自在に歩くことができる。


                 -続くー

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