ツタバウンラン
■富山での正月:立山連峰はまったく見えませんでした。
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つれづれなるままに、よしなし事を書き付けてきた拙ブログも10年半が経過しました。
この間、主要ソーシャルメディアもSNS通信利用動向も急速に変貌を遂げています。
( 総務省 情報通信統計データベース: http://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/ 、
http://www.soumu.go.jp/iicp/chousakenkyu/data/research/survey/telecom/2009/2009-I-13.pdf 、
その他、など参照。)
そうした社会環境変化の中にあって、田舎の限られた空間における日常は、何の変哲もない時間の流れです。
そして、旧態依然を引きずるばかりのブログながら、気ままにもう少し続けて見ることに。
1日ずつの歩みとわきまえて。
『 去年今年貫く棒の如きもの 』 (高浜虚子76歳の時の句だそうです。)
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■ツタバウンラン:
「ツタバウンラン」は、以前に、2kmほど離れた国道沿いの植え込みに繁殖していたのを見かけたことはありましたが、ついにご近所にも進出して、姿を見せました。
12月中旬、住宅地の生活道路端に薄い青紫色の小さな唇形花をつけた見慣れない雑草が舗装道路地面を這っているのを目にしました。
一見、カキドオシ(の仲間)のようにも見えましたが、葉の様子など、何処か違います。
画像検索で調べて見ると、ヨーロッパ原産の帰化植物であるツタバウンランと分かりました。
当地のご近所で目にしたのは初めてのことで、とうとうやって来たのです。
長期間、雨らしい雨もなく一帯はカラカラで他の雑草がすっかりなりを潜めている路面環境の中で、花をつけて繁殖している様子からすると、ずいぶん丈夫な植物のように思われます。
わが家に侵入されないよう注意しなくては。
●ツタバウンラン:
・舗装路面の割れ目や隙間から這いだしているツタバウンラン:
※ツタバウンラン(蔦葉海蘭)(オオバコ科)(別名ツタガラクサ、ウンランカズラ):
ヨーロッパ原産のほふく性・つる性多年草(または1年草)の帰化植物。
道端や住宅地の石垣のすき間などに生えている。
茎は細長くて地上を這い、長さは20~50cmほどになる。分岐した節から不定根を出す。
葉には長い葉柄があって互生し、円形~扁円形で掌状に5~7に浅く裂ける。
花は薄い青紫色の唇形花で、葉腋から出る長い花柄の先に1個つく。花冠の後端部は距(ふくろ状の突起)になっている。
果実(蒴果)は径5~6mmの球形、長い柄によって下垂する。熟すと裂ける。種子は黒色~褐色で径1mm弱。
花期は初夏~初冬まで。分布は(大正初年に観賞用に植えられたものが逸出し野生化、)北海道~本州に見られる。
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