今日(12月22)は冬至:
一年中で太陽が最も南に寄り、(北半球では)昼(日の出から日没まで)が最も短い日。
「一陽来復」ということで、食品スーパーに買い物に行くと目の前に並んでいるのは柚子(湯)にカボチャ。
邪気を払い風邪の予防にもなるということ。
12月になってからの当地は雨が降らずにカラカラ天気続きで冬野菜は高騰。
そのような折から、風邪を引かないようにと世の習いに従うことに。
またインフルエンザにも注意ということで、外出から帰った時にはうがいと手洗いも忘れずに。
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●モミジバフウにスズメ:
農道沿いに、落葉高木のモミジバフウが6本ほど植栽されて大きく育っています。
一昨年に強剪定されたあとで、まだ樹勢の回復は今ひとつという印象ですが、2、3本の樹にはそれなりの果実がぶら下がり、今はすっかり葉をおとして裸になった枝にひときわ目立ちます。
以前には、冬の強風が吹きすさんだ後には、農道の向こうの田圃まで飛ばされ、畔際に沿って大量に堆積して、農家の方にとっては著しくハタ迷惑な“街路樹の産物”だったのだろうと思うほどでした。
・スズメ:
それはともかく、風も無く晴れた冬空のもと、スズメの小さな群れが梢に飛来してしばらく日光浴?を楽しんでいた風情。


・冬芽と葉痕維管束痕:
手の届くところに垂れ下がった枝先を見ると、帽子(冬芽)を被った元気な坊やの「春待ち」の顔の輪郭(葉痕:葉の落ちた痕)と、目や口に見える(維管束痕)の「顔」がありました。
・球形の集合果と種:
樹下に落ちていた果実を1つ拾い上げて、手の平上でトントンやって見ると、はじめに小さな粒々がたくさんこぼれ落ちてきて、その後に、翼のある種がいくつか出てきました。
(画像はクリックで拡大します。)
この小さな粒は、種が飛び出さないようにしている”詰め物”です。
吊り下げられた球形果実が熟して乾燥すると裂け目ができ、(球果が)風に揺られるとそこからサラサラと詰め物小粒がこぼれ落ち、そのあとから”翼のある種子”がこぼれ出てきて、風に乗って遠くにまで散布されるという仕組みになっているのです。
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